ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

紅花山芍薬

             ベニバナヤマシャクヤク

          少し色の淡いベニバナヤマシャクヤク

           昨年観察したベニバナヤマシャクヤク

         白花系のベニバナヤマシャクヤク(昨年観察分)


 環境省の準絶滅危惧に指定されているベニバナヤマシャクヤクを京都府の美山町に訪ねた。昨年5月25日にも別のサークルで訪ねているので、今回のバスツアーは復習のための気持ちで参加した。保存会では5月20日・21日に一般公開されたが、今年は開花が遅れているので、改めて28日も開放されるようだ。したがって我々も8000本といわれる群生状態を観ることが出来なかった。僅かに咲いているベニバナヤマシャクヤクで我慢し、感動するまでには至らなかった。この地域は白色の花が多いが、それも種的にはベニバナヤマシャクヤクの白花という事らしい。一般的なヤマシャクヤクよりも開花が1ヶ月ほど遅れて紅花が咲き出し、その後、白花が開花するようである。種をまいて花を咲かせるまでに数年かかるようだ。
 “立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花”と美しい女性を称える言葉として使われて来たが、これらは全て婦人病の薬として古来から使われて来たらしい。芍薬などというと如何にも薬そのものである。シャクヤクは足利時代には既に栽培されていたので、ボタンよリ早く中国から渡来して来た事が伺える。ベニバナヤマシャクヤクの根も薬効があるようだが、最近では使われていない。花の天ぷらも絶滅危惧種と聞いては食べる気にならない。


「山肌に 珠も美し 芍薬の」

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