お彼岸擬宝珠
サークル「トンボのメガネ」観察会からオヒガンギボウシを観に行った。昨年、他のサークルで計画された時に行けなかったので、何としても観てみたい。皆さんにも見て貰いたいという思いから、メンバーさんの案内で保津川に注ぐ清滝川の自生地を訪ねた。清流の岩の隙間に咲く儚げな佇まいは何とも言えない趣がある。お彼岸を冠するだけあって、計画通りちゃんと咲き揃っていてくれた。
オヒガンギボウシはイワギボウシの変種と考えられていて、いくつかの特徴を持つが、開花時期がお彼岸だという点で、観察会などを計画する時の目安になる。自生地が限られているのも助かる。清滝川金鈴峡に自生するオヒガンギボウシは京都府の準絶滅危惧種に指定されている。盗掘などされないと思うが、豪雨で流されてしまった事も度々あったようだ。
「清流の 岩陰染めし 秋色に」