ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

茶と菊


 先月は台風被害で休園していた天王寺の慶沢園を再訪した。昨年同時期に訪ねた時に菊が上手く仕立てられていたのを思い出したからである。今年は開園にこぎつけるのにエネルギーを費やしたのか、菊までは手が回らなかったようで、一ヶ所だけに寄せ植え状態の花壇が作ってあった。別に菊の愛好家でもなく風物詩としての鑑賞目的だから、これで善し!としよう。その代わりとして茶の花を愛でることにした。こちらも華やかではなく下向きに花を咲かせる。ただ金色の雄しべ密集が美しい。数少ない花にはミツバチが集まって来る。都会の中にある庭園の花を求めて、彼らは何処からやって来るのだろう?
 茶はインド・スリランカ・中国が本場だが、日本にも早くに伝わってきた。聖武天皇の頃には薬用として使われていたようだが、12世紀、後鳥羽天皇の時代に留学生が中国から製茶法と種子を持ち帰ったとされる。足利時代以降、僧、武士、庶民に茶道が普及して茶の文化が定着し出した。庶民が日常的に飲用するようになったのは確か江戸の頃と記憶している。茶も菊も江戸時代に普及した。火事と喧嘩は江戸の華、茶と菊は江戸の花と言うところか。
 日本の茶は低木性のシネンシスと言う種類が栽培に適している。緑茶・ウーロン茶・紅茶は基本的に同じものだが、醗酵させる度合いで区別されている。緑茶は醗酵させない。紅茶は醗酵させたもので、その中間がウーロン茶になる。紅茶などには高木性のアッサム茶が使われている。それらのチャノキにはカフェインやタンニンが含まれているので薬効もある。カフェインは発汗・興奮・利尿作用があり、茶タンニンは下痢などに効くらしい。何れにしても各種お茶は用途に依っての健康飲料になる。


「茶の花を 見上げて観れば 蕊林」