ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

オニヤンマ作り方

            フジバカマの蕾も膨らんできた

        十五夜は観られなかったので、目玉焼き雲でも


 小学校のアフタースクールで提供するつもりで、オニヤンマの作り方マニュアルまで準備して待っているのだが、緊急事態宣言が延長された所為なのかお座敷が掛からない。
 朝立ちの子ども見守り時や、散歩に出掛けるときの帽子には虫除けトンボとしてのオニヤンマをつけて出掛ける。よく目に付くようで「帽子にトンボが止まっていますよ」と声をかけられる。「これは虫除けトンボなのです」と説明すると「へえ~!」ということになり、「手作りです」と言うと更に驚かれる。
 昨日も妻が参加している箕面の山の会(新婦人小組)メンバーに差し上げるべく持って行って貰った。虫除けトンボの情報を頂いた発信元だったからである。手作りのトンボが欲しいと依頼されていた。いくらお人好しのロクでも欲しがる方全員には作ってあげられない。サークル「トンボのメガネ」メンバーにも配り切れていない。
 そろそろオニヤンマに代わってアキアカネが里に降りて来る。まだ間に合うと、興味のある方にマニュアルを提供するこことした。そのお裾分けというわけではないのだが、ブログ仲間にも紹介しておこうと思った次第である。干支工作などでも参考にさせて貰ったという方もいらっしゃったので。
 お彼岸前に咲き出したヒガンバナだが、何とか保ってくれた。花壇に隠れるように1輪だけ顔を出してくれヒガンバナが愛おしい。フジバカマも咲き出してきた。旅をする途中のアサギマダラの目に停まってくれるだろうか。


「それぞれに 出番があるのだ 秋あかね」

姫リンゴのコンポート🍎

          今日の満月は望めそうにないので待宵月で


 妻が観光協会の「ガイドの会」から要請されて仲間入りしたので、ますます地域での繋がりが拡がっていく。お互いに地元の社会貢献には進んで参加するようにしているので、成り行き上必然的な巡り合わせだろう。ガイドの会メンバーが趣味で果樹園を作り、色んな果実を育てておられる。何でもお孫さんに喜んで貰うためらしい。ところが1本の果樹でも家では消化出来ないぐらいの実をつける。我が家のビワが鈴なりになったので、皆さんにお持ち帰り頂いた事は紹介した。それと同じような感じで、姫リンゴがたくさん実ったのでお裾分けに預かった次第である。
 生食には向かないので、最近凝っている赤ワインのコンポートを作ってみた。ビワやイチジクのコンポートが好評だったので、柳の下の泥鰌を狙ったわけである。出来上がった姫リンゴを熱々のまま試食してみたが、イチジクで驚いたほど美味しくない。ところが冷蔵庫で冷やすほどに旨さが増していく。魚と肉料理は担当部長を仰せつかるが、コンポート部長にもなりそうだ。
 門被りの山芋にたくさんのムカゴが出来たので、収穫時期とばかりに巻き付いたツルを外すことにした。ビニール傘で落ちるムカゴを受けるような工夫もしたが、周りに飛び散り、回収するのが大変なほど収穫できた。750g以上あったので5等分して、皆さんに秋の味覚として楽しんで貰うつもりだ。我が家ではムカゴ飯にしてみた。
 ミョウガも2度目の花を咲かせたので、今回は天ぷらで戴いたが、やはり2度目となると旬を過ぎていたので堅かった。実りの秋、色々と楽しませて貰っている。


「小さくも 我ここに在り 姫林檎」

現場検証🔍

          頭をぶつけた枝

                 転倒現場

            

            無事に戻ってきたキーホルダー

             「未の刻」前ヒツジグサ

               ゲンノショウコ


 必ず観るテレビ番組と言えばニュース、ワイルド系(自然謳歌)、笑点など落語系、たまに歌番組、場所中なら相撲中継ぐらいだろうか。ところが妻はテレビ好きで、特にサスペンスものは欠かさず録画撮りして、夜のひとときを楽しんでいる。パトカーのサイレンが部屋中に鳴り響いている有様だ。
 そんな意味合いでもないのだが、1週間前に転倒した山へ現場検証🔍に訪れてきた。三田市高平ナナマツの森・烏ヶ岳である。この山は苦い思い出を作ったので、鬼門とばかりに遠ざけるつもりだった。ところが転倒した際にキーホルダーを無くしたことを下山してから気付いた。怪我もせずに下山できたことを喜んだものの、改めてキーを探しに戻る余力は無かった。車のキーは妻も持っていることだし、家のカギは予備のマスターキーを保管してある。車に乗らない生活を心がけているので、何とかなるさと諦めかけていた。同行したメンバーから、転倒した場所が特定出来るので「探しに行ったら」とアドバイスを頂いた。
 ということで鬼門の烏ヶ岳再訪となった次第である。谷を右手にして木の枝が張り出している滑りやすい難所、ということを手がかりに歩を進める。頂上まで後4分の1というぐらいのところで、場所の特定が出来た。足下に気を付けながらキーホルダーが落葉の下に埋もれていないかを探す。しかし見つけ出すことが出来なかった。諦めるのは早いと妻が再度探してくれる。サスペンスに登場する刑事の目になり、転倒時の体の向きと、キーを入れていたポケットの場所から推理して、この辺りだろうと判断し探すこと1~2分、見事に見つけ出して、上で待つロクに放り投げてくれた。8日振りのキーホルダーは雨に打たれて錆が出ていたものの、無事手元に戻った。


「ありがたし 秋の夜長の サスペンス」

霜柱(シモバシラ)特異な植物

                花壇のシソの花


 シモバシラについては京都植物園で枯れた茎を見ただけで、花も名前の由来になっている霜柱状の結晶にもお目に掛かったことがない。自生種で観てみたいものだと願っているのだが、その機会に恵まれずに過ごしてきた。たまたま奈良「吉城園」の庭園に植栽されていた株に花をつけていたのに出くわせた。ラッキーと言うほかない。
 シソ科で片側だけに花を付ける仲間ではナギナタコウジュをよく目にする。群生状態で繁茂しているのでハイカーなら一度は目にしている筈だ。独特の臭いまでが蘇る。その花姿と同じように片側だけに白い小花を散らしているのがシモバシラである。シソの花と似ているので見落としてきたのか、今までに出会った記憶が無い。
 是非観てみたいのは冬の朝、茎の根元にまるで霜柱のような氷の結晶が付くのに出会ってみたい。多年草のシモバシラは茎が枯れても、地中からの水分が毛細現象で茎に吸い上げられ、茎の割れ目から滲み出した水分が凍結して、色んな形の結晶を作るらしい。シソ科の植物は茎が丈夫なので、地上部が枯れても何時までも残る。シモバシラだけではなくシソ科植物でよく観られる現象らしい。木質化するキク科植物でも観られると言うことなので、冬になれば氷の花を訪ね歩きたい。とりあえずは花壇のシソで観察してみよう。日当たりが良いから凍らないかも。


「晩酌の 供に添えたき 穂紫蘇かな」

雨の庭園🌂


 台風が変な進路で押し寄せて来た。これも温暖化の所為かもしれない。そんな心配をしながら、10月からのサークル運営の相談を兼ねて奈良まで足を伸ばした。今までは相談事がある時には天王寺の慶択園を利用していたが、府内ではご苦労さん会を持てないので、決して推奨されるべきではないと承知しながら遠征してきた。台風と雨予報のおかげで訪れた庭園は貸し切り状態だった。何度かお邪魔している「吉城園」である。65歳以上は無料だというのが小市民のロクを誘う。ところがコロナ禍でご無沙汰している間に、年齢制限なしの無料化に代わっている。嬉しい配慮である。年齢証明の提示をしなくれもフリーパスで入園できる。無料だと言ってもお庭の手入れは行き届き、日本の庭園文化にたっぷり浸ることが出来る。雨に煙る庭園風景の何と心に残ることだろうか。苔が雨を待っていた。
 吉城園の歴史を辿ると、元々は興福寺の子院があったらしい。明治に民間の所有となり、大正時代に現在の建物と庭園が作られ、企業の迎賓館を経て、昭和の終わり頃に奈良県のものとなり、庭園として一般公開されるようになった。
 我がサークルにお茶のたしなみがある方がおられたら、茶室を借り切ってお茶会をしてみたいものだが、類は友を呼ぶと言うから無理だろうな。


「時止まり ものみな静か 曼珠沙華」