ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

紫(赤)詰草の白花種

            ムラサキツメクサとその白花種

           右端がシロツメクサ(違いがよく判る)

          パウチした30枚の四つ葉のクローバー

          交友録に追加した「ナスターチューム」


 4月から子ども見守り隊のお手伝いをするようになり、1日も休まずに朝立ちを続けている。おはようの挨拶に添えて、ひとこと自然の営みなど話すように心掛けている。そんなこともあり、子どもたちは通学途中で見付けた四つ葉のクローバ見せてくれたりする。爬虫類好きの子どもはカナヘビ捕りの名人で、ビニール袋に捕獲したカナヘビの♂♀を得意げに説明してくれる。何時も道草するので集団登校から一人遅れて駆け足でやってくる。
 子どもたちに負けないように四つ葉のクローバー探しをする癖まで付いてしまった。シロツメクサに出会うと、無意識のうちに四つ葉探しをしている。おかげで30枚ほども探し出した。子どもが四つ葉を見付けたら、パウチしたものと交換してやろうと準備した。
 同じ仲間のムラサキツメクサには四つ葉は存在しないのだろうか?単に白と紫(紅)の色違いだと思われているので、観察会などでは花の付き方が全く違うことを確認して頂く。シロツメクサは長い茎の先に花を付けているが、ムラサキツメクサは花の下に葉っぱが付いていると言う大きな相違点がある。葉の形も白は丸いが、紫は先が細くなっている。
 そのムラサキツメクサの集団の中に白色種が混じっているのを見付けた。大発見である。 本来は紅色なのに、たまに白花が混じることがあったのを各種紹介してきた。例えばヒメオドリコソウの白花種、ベニバナユウゲショウの白花種など。ムラサキツメクサでは初めての体験である。一人嬉しくなっている。
 最近知った植物にナスターチウムというのがある。籠脱けしたらしいのが道端に咲いていた。名前が分からないので、帰化植物図鑑をお持ちの「赤とんぼ」さんに画像を送り調べて頂いた。同じ植物で色違いのものが公園の花壇に植栽されていた。仲間が食べられるよと教えてくれたので、葉っぱを味見してみたところ、ワサビのような乙な味がした。やみつきになりそうだ。


「紫に 白が彩づけ 梅雨を浴び」

スカイラインGT-R

               スカイラインGT-R

           車道楽のたまり場にあるスポーツカー

        <キューバで出会ったクラシックカーたち>


 野暮用があったので、色んな事でお世話になっている知人に連絡を入れると、近くまで来ているので、15分後には伺えるとの連絡を頂いた。しばらく待つとドオ~ンドオ~ンと重低音が玄関前に鳴り響いた。ピンポ~ンがなる前に出てみると、まるでクラシックカーのような年代物のスカイラインが横付けされている。憧れのGT-Rである。年代までは聞かなかったが、日産がプリンスと合併後に出したと思われる愛好家憧れの名車である。トヨタ2000GTは今では億単位の値で取引されているらしいが、スカイラインGT-Rも1千万円から数千万円で回っているようだ。
 我が家も娘のお下がりで貰ったスカイラインで通勤していたことがある。GT-R後のスカイラインだから、まだプリンス色が残る垢抜けたデザインだった。ところが外国旅行に行く回数が増えるに従って、マイカーへのステータス気分が薄らいでいった。車は移動手段でしかない、走れば良いのだと思うようになり、車を磨くなんて事はしなくなり、傷が付いても気にすることもなくなった。車検の時に掃除をして貰うだけで、馴染みの車屋さん泣かせが今も続いている。
 と言ってもクラシックカーなどを見るのは好きだ。キューバ旅行の目的は「老人と海」のヘミングウェイの世界に浸りたかったのと、アメ車のクラシックカーが化粧直しをして街中を走っているのを見たかった。それって男の遊び心をくすぐってくれる。


「炎帝を 貴族になって 奔りたし」

ササユリ盗掘😡

              盗掘されたササユリ

            おもてなしの燻製とキクラゲ


 昨日は「蛍の夕べ」を計画していたので、おもてなしにと燻製を提供することにした。温度管理などしなければならないので釜から離れられない。用事で出掛けた妻からササユリが咲いているよとの一報が入る。家の近くだから戸締まりもせずカメラを持ち駆けつける。開花したばかりの一輪が道路脇に凜として咲いている。子どもたちの通学路だから月曜日にはササユリを見せてやりたい。無事に残っていることを願い写真に収めて帰った。
 夕方皆さんが来られたので、折角だからとササユリが咲いていた場所まで案内した。何と跡形も見当たらない。7年もかけてやっと咲いたササユリが半日も経たないうちに抜き取られてしまった。囲いを付けようかと迷ったが、かえって目につくかも知れないと放置したのが良くなかったのか。鹿に食べられてしまったのなら諦めも付くが、心ない輩の盗掘は許せない。基本的には死刑廃止論者のつもりだが、お年寄りと子どもをいじめるヤツと、ゴミを平気で捨てるヤツ、貴重な動植物を持ち帰るヤツたちには死刑の宣告を下したい!
 そんな心痛める出来事があったが、皆さんをホタルの乱舞する秘めた場所に案内できて、よろこんで頂けたのが何よりだった。


「朝あった 笹百合何処へ 雲隠れ」

田能遺跡へ

                円形平地式住居

                 方形竪穴住居

               出土品の数々が展示

                地方競馬の厩舎

        これって何?「クスクス」


 トンボのメガネ例会日だったが、緊急事態宣言中と言うことなので中止にして、有志だけのお散歩観察会としてお茶を濁すつもりだった。遠出も避けたいので、近場でのお散歩先を探していたところ、仲間から猪名川沿いに「自然と文化の森」と言うエリアがあり、ウオーキング出来ることを教えて頂いた。
 天気予報ではかなりの雨になるとのことだったが、かえって好都合だと催行することにした。猪名川沿いには能勢では見られない異文化が散見できる。阪急園田駅から商店街を抜け、猪名川公園を散策しながら土手道に出ると、直ぐ側に園田競馬場があり、土日には外からレースまで見られそうである。競馬場に隣接して厩舎が軒を連ね、1階が厩舎で2階が住居という作りになっている。10棟位も並んでいただろうか。カラスが餌のおこぼれに預かるためか、同居状態で群れている。
 しばらく上流を目指すと、対岸左岸に田能資料館が見えてくる。事前学習もしていなかったので、現地についてびっくり! 50年ほど前の水道工事の際に弥生遺跡の数々が発掘されたとのこと。その後の調査で土器以外に住居跡や、各種の墓が17基も発見され、近畿地方の弥生生活文化がつまびらかになった、貴重な出土品が資料館に収められている。復元された住居と共に国指定史跡になった。縄文集落跡の三内丸山遺跡が世界遺産に登録される予定で湧き上がっているが、尼崎の田能遺跡も弥生文化を伝える貴重な宝である。
 歴史音痴のロクだが、いにしえ文化にはロマンをかきたてられる。そんな場所に誘ってくれた仲間に感謝したい。歴史って楽しいね😃


「茅葺きが 梅雨に洗われ 今むかし」

毒溜・毒痛(ドクダミ)

             蕾も可愛いドクダミの花


 日陰に咲くドクダミの花が初夏を演出させてくれる。葉に触れると独特の臭いがするが、その臭いにも長年の付き合いで苦にならなくなってきた。何回もこのブログで紹介しているので、目新しいことは思いつかないのだが、やはり登場させたいお気に入り植物である。
 と言うのは三大民間薬の座を今なお堅持しているからである。過去には化粧水として利用していたが、その化粧水も妻の老化に追いつかなくなってきたので、最近は健康茶として活用させてもらっている。いつも愛飲している万能茶の増量材として混ぜている。十薬との別名を持つぐらいだから身体に良いと信じて疑わない。ドクダミとゲンノショウコ、センブリの3種は安心して服用できるところから「三大民間薬」として君臨できている。
 黄色い花穂の下で白い十字形が開いているが、ドクダミは花弁も萼片も持たない植物で、花弁に見えるのは「苞」と呼ばれるものだ。観察して頂くとよく判るが、大・中・小の4枚で構成され、花穂を包み込んでいた証である。一番大きい苞が最初に開き、左右の苞が開いたあと、最後に小さな苞が開いて十字になる。
 今年も知人からたくさんのドクダミが届けられたので、陰干ししたあと健康茶として愛飲する予定だ。浴材としての薬効もあるので活用したい。


「十薬の クルスが憂さを 忘れさせ」