夢物語
アサギマダラと羽化直後のジャコウアゲハ(参考画像)
借りられる畑と法面
桃の節句ご馳走
住民が毎月減少している現実を目にして、日本一の里山を限界集落にしてはならないと嘆いてる。本来なら行政が将来展望を示すべきなのだが、世界の流れまで読みとれず、目先の経済効率だけが施政の判断基準になっている。その結果4月からはバス便が大幅に減便される。通勤・通学がますます不便になり、都会への転居を求めて町を離れていく。高齢者も病院に行く足が奪われる。まさに死活問題である。手をこまねいて傍観しておられない。何か自分で出来ることはないだろうか?そこで思いついたのが、能勢を売り出す手立てとして「蝶の舞う能勢づくり」構想である。これなら少しは貢献出来ることだろう。
昨年も実験的に我が家の猫の額花壇と法面にフジバカマを植えて、アサギマダラが旅の途中で寄り道してくれるのを待った。うまく根付かなかったので花を咲かせるまでに至らなかった。同じくウマノスズクサも植えて、ジャコウアゲハの幼虫がサナギになり、数頭が羽化してくれた。今年は里帰りしてくれるかも知れない。
先日、地域の自然派活動家の協力を仰ぎ、フジバカマを植えられる場所を案内して頂いた。種と苗が確保できれば、直ぐにでもフジバカマ畑が出来る段取りまで漕ぎ着けた。三草山の麓で都会から来られるハイカーが、立ち寄ってくれる場所になれば、能勢に住んでみたいなぁ~と思って頂けるかも知れない。“風が吹けば桶屋が儲かる” 程度の夢物語だが。
桃の節句と言うので手まり寿司を買ってきてくれた。たまにはショートケーキも食べたいと、辛党の妻が買ってきたのでお相伴にあずかる。知人からはちらし寿司を作ったからと届けられた。アルコール断ちしているロクが甘党に転向する羽目になろうとは。
「雛の日に 蝶々を飛ばす 夢話」