ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

過去へのご招待8

[701] シュレーゲルアオガエル [PC]  2012/08/08 07:41:54    [削除]


   我が家の猫の額花壇には沢山のアマガエルが棲んでいます。家の中を散歩していたり、風呂場に侵入したりして、妻のびっくり声が家中に響き渡ります。夜は灯りに寄って来る虫などを食べてくれるので、アマガエルとヤモリは我が家の大切な生き物です。
 少し森に入るとよく似たカエルに出会います。シュレーゲルアオガエルとモリアオガエルです。鼻から目の後ろまで黒い筋があるのがニホンアマガエルなので簡単に区別出来ます。シュレーゲルアオガエルは体長もかなり大きく、顔も鼻筋が通ってロク似の“いけめん”です。


「雨蛙 雨を降らせと 鳴いてくれ」


[702] 屋上ビアガーデン [PC]  2012/08/09 06:57:22    [削除]


   月1回の定例飲み会を今回は宝塚ホテル屋上ビアガーデンにしました。8月8日は友達の誕生日と暦の上では秋に入るので、涼を求めてという企画からです。周りを見渡すと殆どが女性グループです。仕事帰りの仲間たちとの飲み会でしょうか。赤提灯と言うわけに行かないので、ビアガーデンは女性に合っているのかもしれません。
 屋上は9階にあるので気持ち好い風が吹き抜けます。陽が落ちると秋の気配すら感じられる涼しさです。映画「阪急電車」に登場した今津線を時折電車が走るのを眼下に見られます。ビールと共に風を一杯飲み込んだ至福の時間でした。


「屋上に 吹く風清か 秋立ちて」


[703] 草木染め [PC]  2012/08/10 06:27:55    [削除]


   公民館の夏休みクラフト講座で初めて草木染めを提供しました。1週間前に自然観察会をして、ヨモギとタマネギの皮で染めると伝えておきましたので、子どもたちが沢山のヨモギなど持って来てくれました。洗濯ネットに詰め込んだもので染液を作りますがなかなか沸騰してくれません。講座の時間は2時間、はたして間に合うか。ビー玉を挟んだり、輪ゴムで布を絞ったり、どんな模様に仕上がるか興味津々です。
 定着液には焼ミョウバンと木酢酸鉄の2種類用意しました。同じ染液で染めたのに媒染液を変えるだけで全く違う色に染まる不思議に子どもたちの歓声が上がります。


「ガーゼ地を 汗をかきかき 染め上げて」


[704] ルリトラノオ [PC]  2012/08/11 07:55:45    [削除]


   バスをチャーターして伊吹山のお花畑に行ってきました。昨年は集中豪雨で伊吹山ドライブウエーが通行出来ずに断念しました。1377mの頂上は時折ガスが懸り長袖を羽織らなければならないほどの気温。春の終わりから秋の初めに咲く花々が我々を迎えてくれました。まさに百花繚乱の世界です。
 伊吹を冠する固有種も豊富で、沢山撮った写真の整理が大変です。ルリトラノオも伊吹の特産種です。同じゴマノグサ科の仲間クガイソウとよく似ているので違いなどを説明していると、何時しか他の女性グループがロクの周りに集まっていました。「そっちと違うよ!」と仲間の声!


「瑠璃色の お花畑に 霧流れ」


[705] 秋の七草 [PC]  2012/08/12 07:36:11    [削除]


   曇りがちの天気なので、買い物ついでの散歩に出てみました。既に葛の花が咲いています。自生では見られませんが園芸種の桔梗も農家の庭先に咲いています。季節は着実に秋に向かっています。春の七草は歌として覚えているので直ぐに出てくるのですが、秋の七草はリズムよく出てきません。覚え方を何年か前に教わりました。「お好きな服は?」から「オミナエシ・ススキ・キキョウ・ナデシコ・フジバカマ・クズ・ハギ」と覚えます。
 クズは全草役に立ちます。ご存知、根っこは葛根湯の原料です。でんぷんからは葛切りなどが作られます。春先の伸び出したツルは山菜として頂きます。葉っぱのジュースは健康飲料です。茎から採った繊維の着物は特産品になっています。これだけ有用な植物なのに利用されずに繁茂して森を覆い尽くしています。


「葛の葉を ポンと叩いて 児の笑顔」


[706] オニヤンマ [PC]  2012/08/13 06:49:27    [削除]


   トンボの種類も沢山あり、なかなか同定し難いものです。極楽トンボのロクはシオカラトンボ・オニヤンマ・イトトンボ・アカトンボ位にしか分けられないのです。だから極楽トンボと言われる所以です。写真も果たしてオニヤンマかどうか判りません。大きいのはみんなオニヤンマにしてしまうのです。赤いのは全部アカトンボに括ってしまいます。本当はアキアカネとか色々と種類があるのですが。
 補虫網を持ってキリギリスなど追っ駆け回していた腕白の頃が甦ります。昆虫に咬まれたことなど思い出します。筆頭はキリギリスで、後はオニヤンマ、ハンミョウなどです。極楽トンボは誰に咬み付いてやろうかな?


「繁殖の 役目を終えた 蜻蛉かな」


[707] 日本一の里山 [PC]  2012/08/14 08:25:37    [削除]


   里山講習会に参加してきました。猪名川上流域に残されている里山は日本一と言う話を地元民としてふむふむとうなずいて来ました。兵庫県立大学教授で兵庫県立人と自然の博物館の服部保先生は、自然ボランティア活動家の中では教祖的存在で、ノートルダム学院の菅井啓之先生と並ぶ双璧です。氏は日本全国の里山を観て回って、猪名川上流域が里山としての機能を果しているので日本一だと結論付けられました。
 各地の古文書にも池田炭の事が記載されていて、古くから二次林を形成利用されて来た、との記録が残されていると紹介されていました。お茶の文化と共に池田炭(菊炭)と里山機能が継承されて来たようです。台場クヌギはオオクワガタの格好の住み処なのです。


「山里の かなかなかなで 夕暮れて」 


[708] お盆(墓参り) [PC]  2012/08/15 07:54:40    [削除]


   昨日は珍しく墓参りに行きました。今年2度目です。予定していた花曜日のハイキングが雨で中止になったので、じゃ墓にでも行くかととんでもない親不孝な息子です。帰ってから「はてな!」と疑問が残りました。13日から16日はお盆です。13日にはオガラを焚き迎え火で先祖が家に帰ってくるのです。16日に送り火で墓に還ってもらいます。と言う事はお墓に行ったけれど留守だったのではという疑問です。
 京都や奈良の大文字焼きは送り火の名残りで、長崎などで行われる「精霊流し」は送り火の代わりです。日本では推古天皇の606年が起源で鎌倉時代に定着したようです。民間行事になったのは江戸時代からとのこと。盆踊りや盆礼(中元)が今に受け継がれています。ロクは何時も盆と正月が一緒に来たよな忙しさです。


「また来ると 自分に言って 墓洗い」


[709] キリンソウ [PC]  2012/08/16 07:42:41    [削除]


   キリンソウと言うとキク科のアキノキリンソウが目に浮かびます。秋になると山道に黄色い花が目立ち、キンミズヒキとよく似ているので、はてなと一瞬思います。写真はベンケイソウ科のキリンソウです。葉の上に輪のようにまとまって花を開くので、その様子から「黄輪草」と名付けられたようです。因みにベンケイソウは花の色が白っぽいので区別がつきます。
 キリンソウは江戸時代には救荒植物として利用されていたようです。全草を茹でて日干し乾燥させたものを保存食にしていました。今でも若い葉は山菜として利用されています。アキノキリンソウも同じように食べることが出来ます。


「高原を 黄色く染めし 草の花」 


[710] せみ・蝉・セミ [PC]  2012/08/17 06:54:21    [削除]


   最近はホトトギスで目を覚ますことがなくなりましたが、蝉の大合唱でどうしても早起きになってしまいます。里山では蝉は当たり前の生き物ですから、子どもたちも補虫網を持ってセミを追っ駆け回すこともありません。今回の公民館夏休みクラフト講座では、環境教育にもつながると思いセミ工作も採り入れました。セミの抜け殻集めと種類分け、「セミの一生」レクチャー、木登りセミの工作などを提供しました。
 抜け殻調査では僅かですが、クマゼミの抜け殻も混じっていて、日本一の里山にもクマゼミが出るほどの温暖化が押し寄せて来たのを、子どもたちと一緒に確認しました。木登りセミの工作では子どもたちは本来の無邪気な笑顔に戻っていました。


「空蝉に 抱えた子等の 背伸びして」


[711] 木登り蝉の競争 [PC]  2012/08/18 06:58:02    [削除]


   出来上がった木登りセミを子どもたちが操って登らせています。今回集まった1年生から3年生までの児童たちですが、全員上手く完成させることが出来ました。今年の講座は何回か自然観察も盛り込んで変化を持たせましたが、やはり子どもたちに興味があるのは工作です。目が輝いて来ます。こんな子どもたちの笑顔に会えるのを楽しみにロクも頑張っています。
 気になることもあります。糸を上手く結べないのです。手先の器用さが日本人の自慢だったのに、これから先が思いやられます。鉛筆をナイフで削ったり、箸を上手く使って煮豆を食べたりする生活習慣から自然と器用さが培われてきました。便利さと食の欧米化が日本をダメにしているようです。


「行く先に 杞憂を残し 法師蝉」


[712] テレビ体操 [PC]  2012/08/19 07:48:36    [削除]


   写真俳句アップまでの慌ただしさです。5時過ぎに目が覚めるので、寝床でまどろみながら本を少し読みます。6時前に起き出し、お茶を入れに行き「お茶が入ったよ!」と妻を起こします。パソコンを立ち上げて、今日の写真俳句用の写真を探します。構想を練っているうちに6時25分になりテレビ体操の時間です。続けてラジオ体操までするので15分間かかります。
 それからが勝負です。アップ出来る写真がありイメージが膨らんでくると直ぐに作れるのですが、何を書こうかなと思案していると、妻から「正一さ~んご飯だよ!」と声が掛かります。7時を回ってからのアップは朝食後アップです。8時近くのアップは沈思黙考室で出来上がったものです。


「夏嵐 あったの昨日 今朝の空」


[713] タイムスリップ [PC]  2012/08/20 07:24:35    [削除]


   井原西鶴にまつわる本を読んでいて、急に大阪の昔を訪ねたくなりました。天神橋六丁目にある「大阪くらしの今昔館」です。小学校3年生を含め6人がタイムスリップした空間で夏のひと時を過ごして来ました。コマがあったので子どもにさせてみましたが全然出来ません。その子の両親もコマ回しが出来ないのです。昔遊びの伝承会が他の子どもたちも含めて始まったのは言うまでもありません。
 今の大人は子どもから遊びを奪ってしまいました。手先を使った遊びを通じて運動機能を高めたり、集団の遊びの中から社会性が育まれたり、生きる知恵を様々な遊びの中で身に付けてきました。極論ですが遊びを通じて人は成長するのです。


「独楽回し 棟割り長屋 夏休み」


[714] ムクゲ [PC]  2012/08/21 07:29:13    [削除]


   ご存知韓国の国花です。アオイ科フヨウ属の花は同じような雰囲気です。スイフヨウやハイビスカスとよく似ているので夏の花のイメージが強いのですが、季語は秋になっています。古来から詩歌に詠われてきました。万葉集に登場する秋の七草の朝貌はムクゲだという説もあります。
 白花の方は薬用に用いられているようです。何で読んだのか忘れたので調べようがないのですが、オクラの花と同じように食べられると知ったので、何度か花を摘んで口に入れたことがあります。ぬるっとした感じでこれなら甘酢に合うかな。もう少し調べてから試してみようと思っています。何でも食べてみたい好奇心旺盛のロクです。


「竹島に 木槿の国から 楔打ち」


[715] クサギ [PC]  2012/08/22 07:12:35    [削除]


   今日はクサギの名誉回復に立ちあがりました。古来から臭い木と言う事でクサギ(臭木)と名付けられました。確かに葉は独特の匂いですが、臭いと毛嫌いするほどではありません。ピーナッツの香りがしますので、少し洋風の香りと思えばどうってことはありません。殺菌作用が強く、腫れものや下痢、痔などに薬効があるとのことです。山菜としてよく利用されています。天ぷらよし、和え物良しです。寺院などの精進料理にも供されているらしいです。
 匂いに関しては好き嫌いがありますから、無理に好きになって!と押し付けはしません。しかし、花から実の時期はクサギの真骨頂です。花も綺麗ですが、実の色は何とも言えません。この実を使って染料にするらしいです。一度試してみたくなりました。


「臭木あり 足下見れば 露草も」


[716] ガガイモ [PC]  2012/08/23 07:12:05    [削除]


   月1回の定点観察会で武田尾に行って来ました。真夏の観察会と言う事で参加者は何時もの半分位でした。春に花を咲かせた木々は既に実を付けています。ヤマノイモはむかごを付けていました。つる性植物のガガイモが花を咲かせています。特徴のある花なのでこの時期になると見てみたくなる植物です。甘い蜜で蟻を呼んでいるのでしょうか。古事記に記載があるぐらいですから古くから人々に愛されてきたのでしょう。
 まだ食したことはありませんが、若芽は山菜として利用されているようです。よく似たイケマは根に毒も持っているので注意が必要です。どちらも薬効があるようです。


「廃線に 落し胡桃を 足で蹴り」


[717] シンテッポウユリ [PC]  2012/08/24 07:08:40    [削除]


   観察会で百合が咲いていたので、すかさずタカサゴユリと誰かが記録しています。しかし、タカサゴユリは筋の所が赤みを帯びています。ちゃんと同定したいので帰ってから調べました。どうやらテッポウユリとタカサゴユリの自然交雑種でシンテッポウユリのようです。
 ササユリは盗掘などで激減していますが、タカサゴユリは生命力旺盛で道路の法面などに沢山見られます。種の多さで納得出来ます。紙吹雪のようにあたりに飛んでいきます。道路などでは車が通った時に種が舞いあがり法面などに拡がるのでしょうね。


「処暑は 暑々なり 虫すだく」


[718] 夏休みクラフト講座 [PC]  2012/08/25 07:17:30    [削除]


   7月から毎週開いていた公民館「夏休みクラフト講座」もこの木曜日で終わりました。名札作りから始まり、炎天下の自然観察会、それと連動させた翌週の草木染め、蝉の抜け殻調査と蝉の一生を交えながらの登るセミ工作、最後はシュロ工作で締めました。棕櫚の葉柄を使ってシュレーゲルアマガエルを捩った「シュロ-ゲルアマガエル」、葉っぱを使ったカタツムリと熱帯魚、バッタまで用意していましたが時間切れで、編んだバッタのプレゼントで終了。
 写真は講座風景です。子どもたちの嬉しそうな表情を載せたいのですが、最近はプライバシーとか肖像権とか言って問題になっても困るので、仕方なしにロクの写真をアップしました。ロクが嬉しそうな顔をしてどうするねん!


「炎昼に 児らのあくびを 噛み殺し」


[719] 蓮池 [PC]  2012/08/26 07:00:27    [削除]


   蓮の花もお盆を境に随分と減って来ました。服部緑地の蓮池は見事なぐらいに花を咲かせてくれました。それ位に繁茂しているのです。気になるのは誰も採ることが出来ないのだろうかという事です。特にレンコンと実。ハスの名の基になった花托のハチス(蜂巣)の中の実も放置されたままです。ああもったいない!蓮は葉から根まで全て体に良いという事です。
 若い葉をよく洗いお粥に炊き込んで葉粥として食べるらしいです。蓮の薬効は沢山ありますが、特に血管を拡げる働きがあリ、悪玉のLDLコレステロールなどを排出し、血液中の血糖値を下げてくれるといわれています。ロクはレンコンが大好きです。


「手を伸ばし 手繰り寄せたる 蓮の実を」


[720] 稔りの秋 [PC]  2012/08/27 07:39:05    [削除]


   朝夕が凌ぎやすくなってきました。虫の声が秋を感じさせてくれます。明け方など窓全開だと肌寒く感じるほどになって来ました。家の近くの田んぼに目をやると稲穂が垂れ下がってきています。とは言えまだ日中は暑くって挨拶も暑いねから始まります。散歩に出られないので、運動不足解消のためにプール歩きに出掛けます。
 一昨年は猛暑だったので、そろそろ我が家にもエアコンが必要かなと思っていました。昨年の夏はそれほどでもなかったのでこの程度ならと高を括っていました。そして今年の暑さ!思案どころです。


「夏茜 降りて稲穂に 弧を描き」


[721] キクイモ [PC]  2012/08/28 05:47:27    [削除]


   近くの河原に菊芋が群生しています。毎年晩秋になると芋を掘りに行きます。野生のものは芋が小さいのでひょっとしたらイヌキクイモかもしれません。最近は健康志向が高まっているので農家でも栽培されています。間もなく道の駅にも沢山並ぶはずです。我が家の猫の額花壇にも植えていましたが、多年草で沢山の芋の子が残るので花壇を占領してしまいます。今年は全部引っこ抜きました。
 今までは甘酢漬けか味噌漬けにしていましたが、男の料理教室では菊芋のスープを作ったことから料理の幅も広がりました。煮物にしたり天ぷらなどでも利用出来ます。


「菊芋の 伸びて白雲 染めるごと」


[722] 猿岩 [PC]  2012/08/29 07:47:43    [削除]


   久し振りの花曜日です。能勢と箕面のメンバーが奈良県の大宇陀辺りまで繰り出しました。伊那佐山(637m)~井足岳(478m)から榛原に戻るコースです。楽ちんなコースですが、この夏はほとんど歩いていなかったので登りが堪えます。汗が噴き出します。8月に飲んだビールが全部噴出して行く感じです。山は荒れ放題で倒木が多く歩き辛いコースでした。辛うじて途中の猿岩からの眺望だけが良かった位です。
 8月に飲みためたビールの水分がすべて抜け切ったので、乗り換え駅の鶴橋で焼肉とビールをたっぷり補給して帰ったのは言うまでもありません。9月に入ったらビールを控えようと思っていますが、この残暑!ロクの意志が弱いのでなく、エルニーニョの方が強いのです。


「下山して 飲み干すビール もう一杯」


[723] 伊根町へ [PC]  2012/08/30 19:20:05    [削除]


   昨日から伊根町へ魚を食べに行って来ました。毎年カニを食べに行っている民宿です。今年は5月にも美味しい魚を食べに行き、今回は別グループとのお邪魔です。皆さん魚好きですから出された料理は殆ど完食してきました。ロクと友達は運転手ですから道中は飲めません。宿に着くや否や、持ち込みの缶ビールで下ごしらえ。食事前に何本飲んだのだろう?余り飲むと食事の時に飲めないよと優しいお言葉。
 もともとおかみさんが、夫の議員歳費だけでは食べていけないと始められた民宿と仕出し屋さん、何十年もの歴史があります。美味しいはずです。ロクがそこのファンになってからでも15年以上になります。


「秋の浜 二の字二の字を 消して行き」


[724] カトリック宮津教会 [PC]  2012/08/31 07:16:10    [削除]


   伊根町の帰りに宮津のカトリック教会に立ち寄りました。木造教会としての日本式教会としては価値のあるものらしいです。畳敷きと云うのがいままで見てきた教会と一風変わっています。明治中期フランスの宣教師がこの地に根を張り、当時の貴族院議員から土地の寄贈を受け、地元民も次第にキリスト教に接近して行ったようです。
 我々7人が見学して帰りかけたところに、管理を任されている方がお見えになり、教会の隅々に和洋折衷の建築様式があるのを実際に見せて頂きました。ロクに宗教は必要ありませんが、建築や音楽・美術など文化としての宗教が果たした役割には興味があります。わざわざ大阪外大の市民講座「世界の宗教」を聴講した経験もあります。


「新涼や 歴史刻みし 聖堂に」


[725] 教会内部(彩光) [PC]  2012/09/01 07:39:29    [削除]


   カトリック宮津教会内部の畳敷きです。今は畳の上にパイプ椅子が並べられています。聖堂内の写真撮影は禁止されていますので、畳敷きの床に落ちている彩だけを撮らせて頂きました。このステンドグラスはフランスから宣教師が取り寄せたもので、120年以上たった今も精彩を人々の頭上に降り注いでいます。ステンドグラスからの彩光は素晴らしいものです。太陽の移動によって時々刻々と変わっていく様はまるでオーロラのようです。基督教徒ならずとも敬虔な気分に浸れたひと時でした。
 今の世にこそ救世主が必要なのかもしれません。しかし、救世主面した危険な人物の暗躍・策動は看過出来ません!名付けて「ハシズム」、ヒットラーを彷彿させます。やはり救世主は心ある民衆自信でしょう!


「オーロラと 女心と 秋の空」 


[726] ノアズキ [PC]  2012/09/02 07:51:16    [削除]


   昨日は男の料理教室。先生の家にゴーヤが沢山出来ていたという事で、簡単なゴーヤ料理も作りました。薄くスライスしたゴーヤの三杯酢浸け、余ったゴーヤと四角豆の天ぷら、デザートは林檎コンポート。その3種類をロクが作ったので、先生から手際が良いと褒められました。メインは胡麻だれ冷やし中華と四角豆を芯に使った豚肉大場巻き。 
 8月は暑い暑いと言って散歩をサボっていましたが、9月に入り気持ち的にも秋バージョンに変わりたくって、帰り路を秋探しに歩いてみました。黄色いマメ科の花が咲いています。タンキリマメ・トキリマメ・ノササゲ・ノアズキなどがあるので同定には図鑑が必要です。帰ってから撮った画像と図鑑を見てノアズキと同定しました。はたしてそうなのか疑問です?


「夢二忌に 黄色き花の 揺れて在り」


[727] 実りの秋 [PC]  2012/09/03 06:56:14    [削除]


   午前中に歩いてみました。家を出る時に曇っていたので大丈夫との判断から歩きだしましたが、太陽が顔を出すとまだ残暑が厳しいです。日中に歩いている人など誰もいません。所々でエアコンの効いた場所に入り、気合を入れ直して歩くという状況です。たぶん地の人たちから馬鹿な二人と思われているかもしれません。
 秋は着実に近寄ってきています。昨年は不作だった栗も大きくなった実をたわわに付けています。道の駅が込みだすのが難点ですが、出荷者にしてみれば嬉しいことです。能勢特産の「銀寄せ」は少し後になりますが、間もなく沢山の栗が道の駅に並びます。


「青栗が 落ちる頃には 旅の空」


[728] アキノノゲシ [PC]  2012/09/04 07:08:50    [削除]


   9月になるとアキノノゲシが咲きだします。淡黄色の舌状花が何とも上品でロクの好きな花です。何故か夢二の美人画とダブってしまうのです。ロクはモジリアーニや夢二の女性画に憧れています。現実の世界で出逢わなかった夢想の女性たちだからかもしれません。夢二が終生野に在ったというのもロクのお気に入りです。彼の作詞した「宵待ち草」は待宵草との定説がありますが、ロク的にはアキノノゲシがぴったりです。
 春先には若芽と若葉が山菜として利用されているようですが、茎を折ると白い汁が出るのでもっぱら兎の餌にしていました。妻に言ってあります。僕が先に召されたら柩にはアキノノゲシを入れて欲しいと。えらいこっちゃ!何時か夏の疲れで秋に逝かなければならない!


「野菊にも 傘を差したき 散歩道」


[729] 南蛮繁縷 (ナンバンハコベ) [PC]  2012/09/05 07:00:06    [削除]


   何とも変わった花です。ナンバンハコベと名付けられていますが外来種ではありません。変った花の形から南蛮を冠されました。ナデシコ科ですが、ナデシコジャパンほど目立たないので素通りして見過ごしてしまいます。多年草ですから場所を覚えると毎年確認してみたくなる花です。
 秋の声を聞くと野山に出掛けたくなります。観察会で珍しい植物たちに出会うと、何か得をしたような気になります。昨日の観察会ではナンバンハコベとイワヨモギなどに出会い、マツカゼソウが沢山の花を付けていました。オタカラコウもそろそろ花を付け出しました。


「人よりも 先に見付けし 千草かな」


[730] ゴーヤ  (ツルレイシ) [PC]  2012/09/06 07:04:04    [削除]


   写真はゴーヤの熟れて果実が弾けているものです。ニガウリの方が通りが良いのでしょうか。ムクロジ科のレイシに似ているのでツルレイシと呼ばれていたようです。長崎ではニガゴウリと云うらしいです。熱帯アジア原産ですが、日本での歴史は古く1600年以前から栽培されていたとの記述があります。関西以西の暖地が成育に適しているようです。ニガウリというぐらいですから、苦さに好き嫌いもあります。熟れた果肉は甘くって美味しいです。 今日からしばらく旅に出ますので、昨夜もゴーヤの天ぷらを戴きました。今年の夏も沢山のゴーヤを戴いて来ました。あのほろ苦さが食欲をそそります。ゴーヤパワーで夏バテどころかメタボになっているので、異国のトレッキングでスリムになってきます。


「旅立ちに ゴーヤの熟れて 秋思う」


[731] ピレネー山脈 [PC]  2012/09/16 23:58:11    [削除]


   9月6日から世界遺産のピレネー山脈トレッキングに行って来ました。前半はスペイン側からのピレネーを楽しみ、後半はフランス側からのトレッキングです。大好きなスイスとはまた違った顔を堪能してきました。5日間休みなしのトレッキングに少しバテ気味の方もおられましたが、事故もなく全員が思い出を土産に帰国できました。何よりも嬉しかったのはスペイン側のホテルやレストランが惜しげもなくワインを振舞ってくれたことです。ロクは直ぐに雰囲気に流されてしまう方ですから、当分は赤ワインの夕食が続くことでしょう。
 留守中「赤とんぼ」さんが彩りを添えて下さりありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。


「落葉松の 黄金に薄日 窓の外」


[732] 草原のクロッカス [PC]  2012/09/17 07:49:36    [削除]


   今回の旅はスペインのバルセロナに降り、400キロほど移動してピレネー山脈の麓トルラという村の山岳ホテルに宿をとりました。家族でホテルを切り盛りされ、旅人への行き届いた心配りに癒されました。フランス側の宿が悪かった訳ではありませんが、親切に旅人をもてなすという事が、これほどまでに人を豊かにしてくれるとは、良い思い出になりました。
 ヨーロッパの山を歩いていると、草原で出くわす花々に足を止められます。昨年のドロミーテでも沢山のクロッカスが咲いていました。秋咲きのクロッカスです。サフランとの違いが良く判りません。長く赤い雄しべがサフラン判断しています。


「草原に さやけし花の 峰仰ぐ」


[733] プチトレイン [PC]  2012/09/18 07:21:05    [削除]


   スペインのトルラ村からフランスのガヴァルニーへの移動途中にある、国境近くを走る「プチトラン・ダルトースト」は鉄道フアンなら一度は乗ってみたいトロッコ列車です。何と言っても世界遺産に指定される前から、1900メートルの断崖絶壁上をダム建設のために敷設されたものです。そのトロッコレールを観光用にしたもので、知る人ぞ知る観光スポットになっています。
 40分余りのプチトレインからの眺望は素晴らしく、スリル満点です。二人掛けになっていますが、崖側の人は山側に体重移動をして時折悲鳴を発していました。「もっとスピードを落として!」


「高峰を 縫いし列車 身に入みて」


[734] 雨の湖畔 [PC]  2012/09/19 07:27:57    [削除]


   ピレネー山脈の旅は5日間のハイキングが組み込まれた満足のいくものでした。概ね天候にも恵まれて、予定していたコースより余分に歩くことが出来ました。参加者は殆どが60歳以上の高齢者、現地ガイドが感心するほどの関西のおばちゃまたちの健脚ぶりです。途中で「ピレネーの山の男」などの合唱も始まります。男性3人女性11人のグループ旅行でした。
 ハイキング最終日はあいにくの雨になりました。ヨーロッパで一番綺麗と言われているゴーブ湖畔までのハイキングです。天候が悪ければリフトで登るという選択肢も残されています。ガイドはグループの脚力と装備を見て、すかさず歩いて行こうと云ってくれました。午後からは雨も上がり快適な山旅の締めくくりとなりました。


「秋雨の 湖畔に山の 見え隠れ」 


[735] アントニ・ガウディー [PC]  2012/09/20 07:44:10    [削除]


   旅の起点と終わりに立ち寄ったバルセロナ。初日は全員でガウディーのデザインによるサグラダ・ファミリア(聖家族教会)を訪れました。ユネスコの世界遺産に登録されており現在も建築中。国際的な美術運動としてのアール・ヌーヴォー(新しい芸術)期の代表的な建築家です。彼の作品は謂わば建築界のピカソと云ったところでしょうか。沢山の建築物が群として1984年に世界遺産として登録されました。
 旅の終わりの自由時間に皆さんはピカソの美術館を訪問されましたが、我々二人は以前にピカソのゲルニカを現地で観ているので、今回は地図を片手にガウディーのカサミラ(ミラ邸)を訪ねました。全体像では判りにくいのですが、部分を紹介するとなると写真が何枚あっても足りない位の斬新・奇抜さが随所で観られました。


「ガウディが 旅の終わりに 天高く」


[736] ジンジャー(ハナシュクシャ) [PC]  2012/09/21 07:53:18    [削除]


   久し振りに近くの里山に行って来ました。地元山の会のOPで近場の里山を女性会員たちが中心になり歩いています。時間のある時には参加するようにしていますが、木曜日というのは他の行事と重なり、なかなか参加出来ていませんでした。里山は道標などないので人を案内する時には必ず下見が欠かせません。頼りないロクですが最後部をついて行くと、分岐などに差しかかった時にコースの決断を迫られます。OKのサインを出してあげると皆さん安心されます。
 すっかり秋の気配です。純白の芳香豊かなジンジャーが咲いています。英語でジンジャーとは生姜を指しますが、こちらは香料に使われるもので、家庭で使われているショウガとは違います。同じショウガ科の秋ウコンなども咲き出しています。


「爽涼の 花弁を揺らし 白き花」  


[737] 曼珠沙華 [PC]  2012/09/22 08:23:40    [削除]


   何時も感心されられる花がヒガンバナです。どんなに夏が暑くっても残暑が長引いても、しっかりお彼岸の時期になると花を咲かせてくれます。散歩道を緋の色に染めて目を奪います。田んぼの畦道で見かけられるのは、昔は毒を持つ球根を飢饉の際に水で晒してデンプンを採り食料にしていたようです。またノネズミやモグラから畦道を守るために植えられていたとも言われています。
 お彼岸の時期に花を咲かせる彼岸花は同時に葉を見ることが出来ません。花が終わってから冬にかけて、他の草が枯れる時期を待って葉を茂らす戦略を持っています。韓国では花は葉を思い、葉は花を思うというところから「相思華」と名付けられています。良い名前です。


「曼珠沙華 老いた心に 火を放ち」


[738] 稲架(はざ・はさ) [PC]  2012/09/23 07:20:48    [削除]


   実りの秋が山里にやってきました。早生の品種でしょうか、旅から帰ってきたら既に稲刈りを終え稲架(はざ)にかかっています。里の秋を実感します。道の駅にも早生の栗が並ぶようになってきました。能勢特産の銀寄せが出てくる頃になると、遠くからも栗を求めて来られる車が渋滞します。 
 新米が届きましたがそれを先に食べると、古いコメを食べたくなくなるのでまだ食べさしてもらえません。秋刀魚の塩焼きと炊きたてのご飯があれば他に何も要りません。とりあえずは100%白米にして頂きたいものです。


「田刈り後 白鷺の来て 首傾げ」


[739] 明月草  (ベニイタドリ) [PC]  2012/09/24 06:58:06    [削除]


   散歩途中で紅花のイタドリ雌花に出遭いました。帰ってから調べるとイタドリの山地型でメイゲツソウという別名があるらしいです。イタドリは雌雄異株で、雄花は花粉を遠くまで飛ばすために花序がピンと立っています。一方雌花の花序は垂れ下がった状態で沢山の花を付けています。なかなか綺麗なもので、特に紅い雌花はよく目立ちます。イタドリは鎮静・鎮咳・止血・便秘などの薬効があるらしいです。戦時中は大きな葉っぱを煙草の代用に使っていたようです。
 春にタケノコ状に出てきたイタドリを齧った記憶は皆さんお持ちでしょう。地方によっては保存用山菜として利用されています。友人の出身地高知で戴いたイタドリの煮物は美味しかったので、自分で湯がいて調理したことがありますが、湯がき過ぎて原型が無くなる失敗をした苦い思い出があります。


「秋霖に 洗われ紅く 崖を染め」


[740] 秋桜 [PC]  2012/09/25 05:24:36    [削除]


   菊が秋を代表する花ということでしょうが、同じキク科の中のコスモスは漢字で秋桜と表記され、秋の花の中では最も親しまれているのではないでしょうか。農家の庭先などで少しの風にも揺れているコスモスは風情があります。
 ところがコスモスの原産地は南米・メキシコなのです。日本には明治20年ごろ渡来したといわれています。いわゆる外来種ですから生態系を撹乱するという批判も上がっています。日本の風景に合っていると思うのですが、難しい選択です。


「逢いたくて つい遠回り 秋ざくら」


[741] 丹生山系縦走 [PC]  2012/09/26 07:14:00    [削除]


   昨日の花曜日ハイキングは早い出発・高い交通費・遠い・しんどいという事で少人数の参加でした。具体的にはリーダーの女性と妻と3人だけ。電車バスを乗り継いでアプローチまで3時間余りかかりました。丹生山系縦走コースで、丹生山~帝釈山~稚児ヶ墓山~花折山~箕谷に至るコースで約4万歩、結構な歩きでした。後半、陽が西に傾いてきたので山道を脱出すべく急いで下山しました。
 頂上に神社のある丹生山への入口にはお地蔵さんが道の真ん中にデンと鎮座されていて、参拝される方を見守っているようです。日本での山登りのルーツは信仰のためだったことがよく判ります。ヨーロッパの登山は貴族の遊びから始まりました。登山道の整備などに修行と遊びの違いが良く判ります。


「気を付けて 釣瓶落としの 秋の山」


[742] 見返草 [PC]  2012/09/27 07:30:51    [削除]


   定点観察会を2ヶ所で交互に行っていますが、昨日は川久保美女谷に行って来ました。今までの観察記録から期待の膨らむ観察会でした。目的の花はオタカラコウ・アケボノソウ・ミカエリソウです。オタカラコとミカエリソウの見事な群生地です。その中にアケボノソウも控え目に可愛い花を咲かしています。
 漢字で見返草と表記されるごとく群生した花が一面に咲き出すと、振り返って見返りするほどだという事で名付けられました。糸掛草という別名も持っているとのこと。草本だと思っていましたが落葉小低木だという事を初めて知りました。残念ながら手持ちの図鑑に載っていないのです。


「入日さし 渓彩りの 見返草」 


[743] ヒイロチャワンダケ [PC]  2012/09/28 07:23:51    [削除]


   観察会で綺麗なチャワンダケに出遭いました。一時キノコに興味が湧き、食べられるキノコを探し歩いたことがあります。イグチ系のキノコは食べられるものが多いのでよく採りに行きました。沢山採って帰るのでご近所とキノコ鍋パーティーなどしたりしたものです。大丈夫と思っていたヌメリイグチで食中毒を経験しました。しかも2回も。お隣さんと母親が不調を訴えました。原因は同じ所に生えていた幼菌を間違えて採ったのかなと推測しています。
 キノコは森の掃除屋さんです。朽ちた木などを分解して土に戻す役割をしてくれます。他の微生物などと連携して森に貢献しているのです。いわゆる生物多様性です。


「耳たぶが 恥じらう如き 茸かな」


[744] 勝手に十三夜? [PC]  2012/09/29 07:25:41    [削除]


   金曜日は定例の活動日で、終わってからの反省会も定例です。ほろ酔い気分でバスを降りると、暗くなりかけた夜空に月が煌々と輝きお月見のシーズン到来を実感します。中秋の名月十五夜を愛でる風習は中国から伝来してきましたが、十三夜は日本独特の観月風習です。十五夜だけの月見は「片見月」と言って嫌われていたようです。十三夜は晴れることが多いので「十三夜に曇り無し」と言われているようです。
 旧暦の9月13日が十三夜ですが、現代の暦では今年の十三夜は10月27日となっています。別名「後の月」と呼ばれて「栗名月」「豆名月」とも言われていますので、ロク的には9月の方が良いのかなと勝手に思っています。


「中秋に 召されて天に 妻の友」


[745] 藁ロール [PC]  2012/09/30 08:01:56    [削除]


   毎月最終土曜日は服部緑地でファミリー自然教室と銘打って、子どもたちに工作とミニ自然観察を提供しています。昨日は子どもたちに人気の恐竜工作3種類とキティーちゃんのブローチを提供。観察は色んな木の実が大きくなり始めている様子を観ながら教室まで案内します。地元FM放送の取材を受け実況放送で電波に乗ったり、広報誌に掲載されたりして、毎回100人余りの参加で公園の人気イベントになっています。子どもたちの笑顔に会いに我々シニア仲間はボランティア活動にいそいそと出掛けます。
 そんな朝出掛ける時の田んぼの風景です。台風接近のためか帰りには既に藁ロールは運び去られていました。山里の景色も次々刻々と変わっていくのですね。今夜の観月会でのコーラス披露も台風接近のあおりを受け中止になりました。


「台風が 今日の予定を 狂わせり」


[746] アメリカフヨウ [PC]  2012/10/01 07:27:38    [削除]


   大輪の花が目に飛び込んで来ました。園芸品種のアメリカフヨウで最近よく目にします。花の様子を見るとハイビスカスの仲間だという事が判ります。それらはアオイ科で他にスイフヨウ・ムクゲ・ハマボウなどがあります。アオイ科の花は雄しべと雌しべに特徴があります。5枚の花弁も総じて大きいですね。
 写真のアメリカフヨウは真ん中が紅く周りが白いので誰かが「日の丸のようだ」と言っていました。橋下君なら「起立!」と号令をかけるかもしれません。オスプレイやTPPを無理やり持ち込むアメリカ。アメリカフヨウを漢字で書くと「米国不要」と書きます。


「沖縄に 台風一過 晴れは来ず」


[747] いわし雲 [PC]  2012/10/02 07:29:54    [削除]


   台風が去って一気に秋が押し寄せたようです。冬布団を早々出していますが、ちょうどいい具合で明け方は冷え込みすら感じます。空に目をやると鰯雲が東の空を覆っています。ひつじ雲より小さくて魚の鱗にも似るのでうろこ雲とも呼ばれています。絹積雲(巻積雲)のことで高層雲の一種です。昔は鰯雲が出ると鰯の大漁だったとか。
 秋の味覚も出揃って来ました。松茸には手が届きませんが、各種キノコを入れたキノコ鍋は美味しいものです。秋刀魚もそろそろ脂が乗ってくる頃でしょう。昨日は栗の渋皮煮を作ってみました。もう少ししたら「銀寄せ」が出回るので、それで作った渋皮煮が最高です。


「山里に さざ波の来て 鰯雲」


[748] 夕焼け小焼け [PC]  2012/10/03 07:25:36    [削除]


   昨日は朝な夕なに雲を見ていました。写真をクリックして頂くと見やすい大きさになります。何時も旬の写真をアップしているという事を知って戴くために日時を入れてあります。写真によってはない方が良かったかなと思いますが、ロクのこだわりで残しています。天気が悪かったり、仕事が溜まって外出できない時に困ります。古い写真を使わなければならないからです。
 ところでお馴染みの童謡「夕焼け小焼け」の「こやけ」について考えた事がおありでしょうか?諸説あるようですが、ロクは時間の流れとして歌詞に詠われているので、夕焼けの後に現れる、日が沈んでも残っている焼けた空という説が納得出来ます。夕焼け→小焼け→日暮れ→鐘が鳴るという時間の経過説。さて皆さんの見解は?


「鰯雲 明日へと紅く 空を染め」


[749] 出荷たけなわ [PC]  2012/10/04 07:32:50    [削除]


   妻所属の女性ばかりの山グループで、彼女が案内する歴史ウォークに無理やり潜り込ませて貰い、地元の歴史探索を楽しんで来ました。普段の山ガールがこの日は歴女に変身。平清盛伝説の神社や安徳天皇陵墓に行き、最後は500年続いた能勢氏の居城跡や菩提寺を訪ねました。散策途中の農協には栗が集められ選別作業が行われていました。農家の庭先でも安い栗が売られています。
 他から来た人に能勢は栗林ばかりなので絶対栗は拾わないで下さい!と念を押しての能勢路散策。とは言え車に轢かれているクリを見るのは忍びないです。能勢に移り住んで10年の歳月が流れました。栗を拾いたいという欲望からやっと解放されました。栗は買うもの貰うもの!


「能勢路には まさに落ちんと 笑い栗」


[750] ツルリンドウ [PC]  2012/10/05 06:01:32    [削除]


   山城跡に1本のツルリンドウが沢山の花を付けています。めったに人が入らないので踏まれることもなく、伸び放題に伸びたのでしょう。実のなる頃にもう一度訪れてみたいものです。初冬頃の山道であの赤い実に出会うと、まるでルビーのようで嬉しくなります。
 何でも口に入れてみたいロクは真赤に熟れた実を齧ってみましたが、記憶にないほどの味だったと思います。果実酒にすると綺麗な色になるらしいです。でも、冬の山でしか出会う事の出来ない宝石は、人に見て貰うために残しておくというのがハイカーの心がけかもしれません。


「竜胆を 見付け手招き 山ガール」


[751] ところ変われば [PC]  2012/10/06 07:35:23    [削除]


   昨日は我々の自然グループで山の辺の道を歩いて来ました。2年前に一度天理の方から歩いているので、今回は桜井から天理方面に歩きました。植生も豊富で我々のグループはなかなか足が前に進みません。全コース16キロですが自然観察が目的ですから、約7キロ地点「巻向」までを時間をかけて観察してきました。
 桜井の民家の玄関入口におしゃもじが貼り付けてありました。何だろうと覗いてみると八十八と書かれています。多分この家の何方かが米寿を迎えられたのでしょう。お米にまつわる物を送って長寿を祝う風習だと判断しました。


「山の辺に 晩稲の穂波 輝けり」


[752] ヒレタゴボウ [PC]  2012/10/07 07:45:37    [削除]


   金曜日の観察会で初花に出遭いました。田の畔に生えている4弁の黄色い花です。先輩に教えを乞うとチョウジタデだろうという事でした。毎回の観察会で“一つ覚えたらいいや!”と云うのがロクのスタイルです。沢山覚えようとしても覚えられないので困ったものです。加齢のせいと言い訳していますが本当はIQの低さでしょう。その分だけ努力はしているのです。帰ってから図鑑で調べて確かめるというプロセスを経て、ロクの友達名簿(マイ図鑑)に加えることにしています。
 チョウジタデで調べると本当に花がよく似ているのです。図鑑の花と見比べると花弁の広がり具合が少し違うようです。特徴的な4綾の実も観察していましたので、確認するとヒレタゴボウと云う北米からの帰化植物だと同定出来ました。勿論その名前で友達名簿に登録したのはいうまでもありません。


「山の辺に 何は無くても 赤まんま」


[753] 相撲力士の墓と碑 [PC]  2012/10/08 06:37:35    [削除]


   能勢を歩きまわって目につくのが何代もの浄瑠璃太夫の墓と相撲力士の墓です。浄瑠璃は今に受け継がれていますが相撲は昭和20年代頃から廃れていったようです。初めて碑を見た時に龍田川と書かれてあるので、相撲巡業に来た記念かなと思っていました。妻が地元の歴史に興味があるので、郷土史研究に詳しい方に問い合わせてアドバイスも貰いました。その結果能勢には相撲力士の建碑が40基ばかりあることが判りました。
 資料が揃ったところで実際に自分で確認してみたくなり、40基を訪ね歩くことにしました。手始めに元祖「龍田川政右衛門」2代目「龍田川九兵衛」から。時あたかも秋祭り、過っては豊作を祝って奉納相撲が行われていたことでしょう。


「秋祭り トラック神輿 ぴーひゃらら」


[754] 葉隠釣舟  (ハガクレツリフネ) [PC]  2012/10/09 07:47:17    [削除]


   音羽山の自然観察に行って来ました。音羽観音寺と云う尼寺までの登りは結構勾配がありますが、秋の草花が所々に咲いていたので疲れは感じませんでした。帰りの下り路で勾配のきつさを感じたほどです。尼寺では育てている蜜蜂の蜜源として野の草花が各種植えられていて、境内の花の案内・説明などして頂きました。尼寺から音羽山にかけての登りで、ハガクレツリフネなど珍しい花が我々を迎えてくれました。観たかったジャコウソウは時季遅しで、既に実になりかけていたのが少し残念。
 ツリフネソウは鳳仙花と同じ仲間ですから、果実に少し触れるだけで勢いよく種を飛ばすようです。また全草が有毒ですが魂根には解毒作用があるというから可笑しなものです。いわゆる毒を持って毒を制するというところでしょうか。


「弾けそう 若き尼僧に 鳳仙花」


[755] 花いっぱいプロジェクト [PC]  2012/10/10 07:22:41    [削除]


   秋空の下、地元小学校の花いっぱいプロジェクト活動で、花の苗植えのお手伝いに行って来ました。1・2年生60人余りを班分けして、保護者や我々ボランティアが各班に分かれて付きました。花の種類はパンジーとビオラで1000株。肥料を混ぜ合わせた土をポットに入れ、小さな苗を移し替えて行きます。我がチームは流れ作業で進めたので、何処よりも早く苗の移し替えが終わり、追加で別の苗まで引き受けたので子どもたちはご満悦。
 ロクは夏休みクラフト講座に参加してくれた子どもにも会い、懐かしく楽しいひと時を過ごして来ました。本当に小さな経験ですが、子どもたちがこれから命を育てて行くのです。


「児らたちの 夢乗せ伸びよ 天高く」


[756]  白まんま (イヌタデ) [PC]  2012/10/11 07:30:57    [削除]


   先日の観察会では山道や谷筋にタデ類の花が沢山咲いていました。図鑑を持って行かなかったので、何タデか同定出来ませんでしたが、ミズヒキとハナタデだろうと推測出来るタデ類が多くを占めていました。日当たりのある広場にイヌタデ(赤まんま)が咲いていて、その傍に白色のタデが咲いています。これは珍しい!新種発見かなと思っていましたが、帰ってから図鑑で調べると、イヌタデの中には偶に白花もあるという事でした。
 鮎の塩焼きに付きもののタデ酢はヤナギタデの葉と茎を摺って酢に混ぜたもの。独特の辛味が鮎の味を引き立てます。諺では「蓼喰う虫も好き好き」それに対してイヌタデは辛味もなく役に立たない喩からイヌを冠されました。しかし、タデ科の植物は殆ど食用に使えます。


「虫の眼で 覗いてみたき 蓼の花」 


[757] 子猫ちゃん [PC]  2012/10/12 07:21:21    [削除]


   毎月金曜日が僕たちの定例活動日になっています。自然素材にこだわったものを作っていますが、スキルアップのために、エコ工作などにもチャレンジしようとOPで日頃作らない物作りを始めました。今回はペットボトルを使った万華鏡とトイレットペーパーの芯を使ったものの2種類。偶然が作り出すミラーの中に夢の世界が拡がります。
 付録として自然工作で猫の置物も作りました。結構簡単で可愛いものに仕上がったので、早速プレゼント用に帰ってから作ったのがこの「子猫ちゃん」当分子猫ちゃんを作る回数が増えることでしょう。


「友の顔 浮かべて夜長に 鋸を引き」


[758] アメリカヤマボウシ(実) [PC]  2012/10/13 07:02:14    [削除]


   すっかり日本の風土になじんでしまったご存知ハナミズキです。大正の初めに日本からアメリカへ桜の木を送り、その返礼として渡ってきたのがアメリカヤマボウシです。いまでは街路樹・公園樹として植えられており、庭木としても人気があります。花はヤマボウシとそっくりです。薄紅色や白いものなどありますが、あれは花弁ではなく苞(総苞片)です。花の時期にまたアップしてみたいと思っています。ヤマボウシとの大きな違いは実になってからです。
 他の木に先駆けて紅葉が始まります。日一日と色付いて行きそのグラデーションが何とも言えません。赤い実が目立ちます。ハナミズキと共に秋が深まっていくようです。


「切り取って 額に入れたし 薄紅葉」


[759] かえっこバザール [PC]  2012/10/14 07:10:50    [削除]


   今月は毎週末服部緑地公園で10月祭イベントが開催されており、我々グループもその一翼を担っています。昨日は「かえっこバザール」で要らなくなったおもちゃやぬいぐるみなどを持って来て、好きなおもちゃと交換したり、各ブースで行われているイベントに参加して、ポイントを貰いそのクーポンでオークションに参加したり、お買い物をするというもの。
 子どもたちに人気の団栗ゴマを提供しました。クヌギなどの大きなドングリに穴を開けてやり、ボンドを付けた爪楊枝を指し込ませて、後は厚紙に好きな色付けをして完成。どれだけ回るかを試してもらい、よく回るコマはストップウオッチでタイムを計り、記録更新毎にチャンピョン認定してポイントを渡してやりました。目の回る忙しさでした。


「もう少し 回れ回れと 木の実独楽」


[760] ツリバナ [PC]  2012/10/15 08:04:39    [削除]


   可愛い実がぶら下がっています。ニシキギ科のツリバナです。花の時から同じように垂れ下がって咲いているので直ぐにツリバナだと判ります。定点観察で観る自生のものは余り目立ちませんが、庭木として植えられているものは手入れされているのか目を見張るほどのものがあります。ぶら下がっている実に人気があるのか、低木で管理しやすいのか茶庭にも人気があるらしいです。
 秋晴れにツリバナが似合いますが、ニシキギの仲間は本家のニシキギ・マユミ・マサキ・ツルウメモドキなど特徴ある実を付けるので生け花としても人気があります。これからの観察会には剪定ばさみが欠かせません。


「蒼空に 落款の如し 紅き実の」 


[761] 赤とんぼ [PC]  2012/10/16 06:51:08    [削除]


   たまたまコーラス練習の帰り道に赤トンボが止まっていました。近寄ると直ぐに逃げてしまうのですが、デジカメで構えて待っていると直ぐに同じ所に戻ってくれます。写真に撮ってと言わんばかりに。ポーズに注文をつけたかったのですが……。何時もトンボと野鳥の画像を送って下さる方がいるのですが、彼にならトンボの種類を教えてもらえるはずですが、ロクは赤トンボとしか云えません。多分ナツアカネかなと思っていますが。
 ところでロクは妻や仲間から「極楽トンボ」と云われて尊敬されています!?安楽で何の心配もない境遇に暮らしているからでしょう。以前は「極楽とんび」も使われていましたが死語になりました。今日も優雅に秋空を飛んできます。


「赤蜻蛉 止まっているよ 何故に」


[762] 西粟倉へ [PC]  2012/10/17 21:02:13    [削除]


   自然仲間16人で岡山県の西粟倉に行って来ました。昨日は若杉天然林への自然観察会で、今日は芦津渓でしたが生憎の雨で合羽を着てのスタートになり、あまり自然観察は出来ませんでした。芦津渓は最近人気スポットになり観光バスツアーもあるようです。森林セラピー基地としての活動も盛んにされているようです。
 特に西粟倉村は観光客を呼び集めようと、努力されているのが至る所で見られます。わざわざ西粟倉まで足を伸ばし、美味しいうどんやバーガーを食べに来て、安い農産物を買いに来られる人もいるとか。


「苔むした 岩に一葉の 初紅葉」 


[763] ツルリンドウ [PC]  2012/10/18 06:51:03    [削除]


   10月3日にアップしたツルリンドウ(蔓竜胆)の時に、実は晩秋頃から初冬にかけて観られることを紹介しましたが、若杉天然林の観察コースで花から実に変わるツルリンドウを見付けました。まだ花の名残を残した状態で赤い実が顔を出し掛けている姿に出会えてラッキー!
 その峠は鳥取との県境で積雪も多いので、秋の深まりも早いようです。カエデ類の紅葉も始まっていました。早春のブナ新緑も忘れられないところですが、苔むした山道の緑と色付いて行くカエデ類の対比が素敵です。


「ここからが 暫く急登 実竜胆」


[764] 平野郷 [PC]  2012/10/19 08:14:36    [削除]


   平野郷に行って来ました。堺と並んで誇り高い自治都市だった面影が色濃く残る町並みです。区民センターの館長さんの案内で平野郷の主だったところを雨に濡れながら歩きました。杭全(くまた)神社・環濠跡・今に残る末吉家の邸宅・平野郷を取り巻くお地蔵さん・大念仏寺・全興寺等を案内して頂きました。途中の商店街には創業何年と云う由緒あるお菓子屋さんもあり、大阪ミシュラン第1号店のうどん屋さんなど、訪れてみたいところが何箇所も。刀の博物館など町中が小さな博物館。刀工の話なども聴くことが出来ました。
 特に街には風俗系の店やパチンコ屋がなく、落書きも見当たりません。従ってひったくりなどの犯罪も起こり難い町並みです。住民の眼が街を守っているのです。


「リズム良く 返す腕に 秋時雨」 


[765] 自然保護憲章発祥の地 [PC]  2012/10/22 23:07:38    [削除]


   妻の生まれ故郷出雲へ行くのが、毎年の習わしになっています。まだ義母が元気で頑張っているからです。家業の仕事(経理など)を手伝っているので呆けてはいません。90歳を超えましたが顔がしっかりしています。ますますばあちゃんが可愛くなっているのを見るのが楽しみなのです。若い僕たち(??)の話を楽しそう聞いてくれます。
 時間がある時には帰省途中で寄り道して行きます。今回も奥大山まで足を伸ばしました。既に紅葉が始まりひと足早い晩秋の風景です。国立公園に指定されていますが、自然保護憲章発祥の地とは知りませんでした。旅は色んな事を教えてくれます。


「高原に 長き木の影 秋の暮」 


[766] 茸狩り [PC]  2012/10/23 07:15:37    [削除]


   妻の実家の家業を継いでいる妹夫婦が、島根と鳥取の県境に近い所まで茸狩りに連れて行ってくれました。昨年もキノコ同定会に連れて行ってくれましたが、島根県立から近年は指定管理者に委ねられ、キノコ同定会は他の場所に移ったようです。しかし、森林セラピーの資格も県内で一番に認定されたところなので自然観察にはもってこいの場所です。
 今年も立派なキノコがありました。ハタケシメジは公園の芝生や石ころなどの中に生えているので、なかなか見付けにくいものです。今回はオートキャンプ場に株で生えているものが見つかりました。小躍りしたのは云うまでもありません。


「見て観てと 鼻高々の 茸狩り」


[767] 朝霧 [PC]  2012/10/24 07:22:00    [削除]


   昨日は終日雨が降り足止めを食らいましたが、今朝は霧が立ち込め天気の回復を予感させてくれます。ところで霧とか靄とか雲などは基本的には同じものです。山などではガスとも云います。放射冷却の時には気温が下がり霧が発生しやすくなります。気象用語では1キロ先が見えるのを靄と云い、近くしか見えないのを霧と区別しています。我が能勢は霧の発生名所と云うぐらい霧に閉ざされやすい地形です。
 旅先の幻想的な風景です。家族連れや女性グループなどが霧の中で写真を撮ったりしています。好奇心に駆られたロクも霧の中で詩人になりました。朝日が昇りだすと刻々と色を変えて行きます。


「草原に 狭霧流れて 襟を寄せ」 


[768] マツムシソウ [PC]  2012/10/25 07:48:56    [削除]


   秋になると沢山の花がアップしてとせがみます。昨日も珍しい花たちを撮ってきましたが、今まで撮った花もアップしたいので、しばらくファイルの中で休んでもらいます。日当たりのよい山道や草原に咲いているマツムシソウは女性たちに人気の花です。何回も写真に収めましたが、今回はキク科に似た頭花をアップで撮ってみました。周りから順次咲いて行き、真ん中の小花まで咲くまでに時間がかかるので花期は長いようです。
 西洋マツムシソウと云うのがあるので、マツムシソウは日本の固有種(?)かもしれません。学名にjaponicaが付いています。全草が脳血栓と心筋梗塞の予防に効果があると認められています。もう少し早く知っていたら利用していたのに!


「こほろぎの 鳴く音も遠く なり始め」


[769] 都会のオアシス [PC]  2012/10/26 07:26:09    [削除]


   材料採取を兼ねて淀川の自然観察を楽しみました。毎月淀川を歩いていますが季節は着実に進んでいることを実感出来ます。せっかちな冬の水鳥が飛来してきていました。センダンの実も目立つようになり、ノイバラの実も赤く色付き始めています。アレチハナガサはまだ花を付けていますので、来月あたりになると採取できそうです。
 天気と季節が良いこともあり散歩やジョギングする人、若いカップルの語らいなど、映画のワンシーンを見ているような長閑さがあります。もともとつぶらな瞳ですがもっと目を細めて歩きました。まるで寅さんのように!


「淀川に 燻し銀置き 鳥渡る」


[770] クコの花 [PC]  2012/10/27 07:58:34    [削除]


   昔からクコの実は何回も見たり食べたり、果実酒にして飲んだりしていたのでよく知っていますが、花を観たのは今回初めてです。観察会で同行の方が教えてくれました。河畔などに自生していますので、実が出来ていると気付きますが、葉や花の時には見過ごしてしまいます。枝の変化した棘が疎らにあり、ツル状になっている低木の特徴をしっかり覚えておくと良いかなと思います。
 このクコは平安の昔から万能薬草として利用されてきました。ビタミンB1、B2、Cなどが含まれているようです。薬学に詳しくありませんが、ルチンは血管を強化し、ベタインは肝臓の脂肪を取る働きがあるとのこと。糖尿病やその合併症にも効くという事ですから、葉を採取してクコ茶にしたり、紅く熟れた実でクコ酒を作り、何時までも元気なシニアでありたいものです。


「中を観よ 棘に隠れし 枸杞の花」


[771] ツメレンゲ [PC]  2012/10/28 07:02:26    [削除]


   多肉質のツメレンゲです。多年草ですから毎年同じ所に生えるので、定点観察をしていると盛衰がよく判ります。ツメレンゲのツメは葉の先が尖り動物の爪に似るからで、レンゲは蓮華から来ています。同じ仲間にイワレンゲやコモチレンゲなどあります。近似種にはメキシコマンネングサなどベンケイソウ科の仲間があります。
 山野草愛好家に人気があるので、業者や心無い人に盗掘されたりします。他の山野草よりも多肉質の植物は育て易いというのが人気の秘密かもしれません。ツメレンゲはどう思っているのでしょうね。


「踏み込まぬ 道を褥に 秋の草」


[772] 城址コンサート [PC]  2012/10/29 07:10:03    [削除]


   昨日は終日雨予報なので散歩も出来ないと見切りをつけ、イベントの梯子をしてきました。午前中は地元の山仲間の一人が地域の福祉まつりで大正琴の演奏会に出るというので、メンバーと冷やかしに行きました。お弁当やお土産まで頂き、午後からは2015年が築城400年と云う能勢氏の地黄城址で、尺八とお琴のコンサートに参加してきました。そこでもお抹茶の接待を受けました。
 妻は地元の歴史研究会や他の歴史グループに参加しているので、毎年参加していますが、部外者のロクたちは興味半分で参加させてもらいました。田嶋直士は日本を代表する尺八奏者で国際的にも演奏活動をされている方だそうです。琴奏者の菊知恵美子も海外各地で演奏会を数多くこなされています。何よりも嬉しかったのは、大阪や東京でのコンサートは通常入場料が4000円前後と云うところを、今回は無料で聴けたことです。猫に小判なのでしょうか。


「山里の 歴史と香り きのこ飯」


[773] 木枯らし1号 [PC]  2012/10/30 07:19:40    [削除]


   毎年木枯らし一号の便りを聴くと冬将軍が近づいてきたなと思います。しかし、多くは晩秋から初冬にかけて吹く風で、昨日の一号は昨年より4日遅いと報道していました。風速8m/s以上の北寄りの風が吹き、冬型気圧配置になった時と云う条件が必要です。何故か近畿と関東だけにしか適用されていません。週間天気予報でも季節は冬に進んでいく様子が判ります。
 服部緑地のケヤキが赤く紅葉していました。ケヤキっていろんな色に紅葉します。黄色・橙色・茶色などでこれほど見事に赤くなるのはあまり見た事がありません。つい此間まで暑い暑いと言っていたのに、そこまで冬が押し寄せてきました。秋と春がだんだん短くなってきています。


「打ち上げの 酒種を決めし 紅欅」


[774] 山帰来  (サルトリイバラ) [PC]  2012/10/31 07:19:02    [削除]


   久し振りの花曜日で篠山市の虚空蔵山に行って来ました。JR藍本駅から歩きはじめ、途中には虚空蔵堂があり頂上までは比較的楽に登れました。下山コースを八王山経由にしたのでアップダウンがあり、何回かの急な下りが堪えました。今回は12月のクリスマス飾り用工作に使うサルトリイバラをゲットしたかったので、ロクの眼はひたすら赤くなった実探しの山歩き。
 生薬で山帰来と呼ばれているのがサルトリイバラの別名になっています。「山帰来」は歌に出てきた名前なのでこの言い方が好きなのです。中国では根茎をがん治療に使っているようです。また赤い実を薬用酒にすると効果がありそうですがちょっともったいない!実はあまり色落ちしないので生け花やリース飾りなどに人気があります。ロクは春の新芽を天ぷらにして食べます。


「紅み差す 女性の頬に 山帰来」


[775] 小さい秋見つけた♪ [PC]  2012/11/01 06:56:52    [削除]


   山道には落ち葉が積もり始めています。落葉樹は来年の準備期間に入りました。足下には2~3センチほどのイロハモミジの幼木が一丁前に紅葉しているのです。愛おしくって写真に収めました。はたして来年まで生き延びられるのでしょうか?以前アップしたツルリンドウの赤い実も所々で見掛けるようになりました。
 秋の深まりが一気に進み、人々を詩人にしてくれる反面、夜が長くなるのは活動時間の制約が科せられるので、アクティブライフ派のロクは気持ちが次第に滅入ってくる季節です。「今日の活動は5時まで!」と釘を刺されているようです。


「ひとひらの 落ち葉と見紛う 紅葉かな」


[776] ツタウルシ [PC]  2012/11/02 07:17:48    [削除]


   サンキライ探しに山に出掛けました。今年早春に訪れた時に嫌というほど実が出来ていたので、しめしめ秋に採りに来ようと密かに思っていました。山道は笹が茂り、殆どブッシュ状態であまり歩かれていません。ところがあれほどあったサンキライの実が、少ないというものではなく全く出来ていません。今年は裏年で全然実が出来ていないのです。植物の営み大発見です!
 途中でウタウルシが美しく紅葉していました。ウルシの中で一番かぶれやすいといわれています。茎から気根を出し他の木に絡み付いて登っていきます。樹冠辺りでは大きな3枚の複葉を拡げ太陽の光を一杯浴びる戦略です。


「蔦漆 赤きドレスで 幕を引き」


[777] センブリ [PC]  2012/11/03 09:02:12    [削除]


   林道脇に可愛いセンブリが咲いていました。最近はあまり見かけられません。自生のものを薬用として沢山採り過ぎたのでしょうか?絶滅が心配です。センブリは発芽して冬を越し、翌年の秋に初めて開花します。2年かけて開花と云うスパンですから、どんどん増えて行くという植物ではありません。種の出来る前に採取してしまうとそこにはセンブリが育ってくれません。自生のものは極力採取しないようにしたいものです。育てるのが難しいセンブリだそうですが、長野県では薬用として栽培されています。
 センブリを生薬で「当薬」と云うらしいですが、当(まさ)に薬というところから名付けられたようです。「良薬は口に苦し」はセンブリを指した諺です。文字のない時代から受け継がれてきた薬草を民間薬と云います。副作用のない安全なものが絶対条件です。センブリの他にドクダミ・ゲンノショウコ・キササゲ・カキドウシ・タラノキ・ウラジロガシが伝承されてきました。


「千振の 爽やかされど 口苦し」


[778] カルガモ [PC]  2012/11/04 06:59:03    [削除]


   毎年文化祭がこの時期行われ、いろんな団体が一年間の成果発表を行います。我がコーラスグループも参加します。今年は文化の日が連休になっていたので、昨日はリハーサルで本番は日曜日になりました。パネル展示にもポスターで参加しています。歌では足を引っ張っていますが、ポスター類や展示物などではロクも頼りにされています。
 能勢は都会よりも秋が早く訪れます。カルガモの群れが日の傾きかけた川で泳いでいます。河畔の草は既に色付きまさに晩秋です。カルガモは渡りではないので年中見かけますが、北から南下してくる集団もいるので賑やかになります。


「ズボン下 要るか要らぬか 火の恋し」


[779] 文化フェスタ [PC]  2012/11/05 06:51:14    [削除]


   文化祭と云えば良いものをフェスタだって!最近は横文字が多くなって困っています。テレビコマーシャルを見ても何の宣伝か判らないものがあります。NHKのアナウンサーまでが外来語を使っています。これも文化なのかもしてませんね。日本語で使われなくなったものが沢山あります。いわゆる死語です。日本語をもっと大切に!と思うのは歳を取ったせいでしょうか?文化の日のロクの独り言でした。
 能勢町の文化祭は舞台発表と作品展示と華道・茶道などです。コーラスは「ありがとう」「道」「あすという日が」の三曲を歌って来ました。夜には子どもたちの「亥の子」が各家庭の玄関まで回って来ました。公民館などで馴染みの子どもたちが、玄関を開けるなり「あっ!ロクさんや」


「文化の日 テレビに向かい 独り言」


[780] 山茶花 [PC]  2012/11/06 07:18:00    [削除]


   改良種のサザンカが咲き出しました。朝から大川栄作の「山茶花の宿♪」が飛び出しそうです。以前ツバキをこの写真俳句にアップしました。椿は武家の間で人気があり高価な値で取引されており、それを戒めるために、花が丸ごと落ちる椿は縁起が悪いと云う風評を流布したと書きました。椿に似た山茶花は花弁を一枚づつ落とすので、別に縁起が悪くないと武家の間に広く庭木として植えられるようになったのでしょう。花の落ち方がツバキとサザンカの見分け方の決定的な違い(特徴)です。
 サザンカは日本固有種だそうです。昔、鹿児島・宮崎辺りではサザンカの新芽をお茶として利用していたらしいです。漢字表記で山茶花と書かれる所以です。香が良いので香袋にも利用されていると知りました。


「山茶花の 葉を透かしつつ 陽の射して」


[781] タチバナモドキ [PC]  2012/11/07 07:10:18    [削除]


   一般的にピラカンサと云われている橙色や赤色の実が庭先などで目立つようになりました。実際にはそれぞれに区別があります。橙色は中国原産でミカン科のタチバナに似ているのでタチバナモドキと図鑑で区別しています。赤色はトキワサンザシで他に庭木として人気のヒマラヤトキワサンザシがあります。いずれも花期は5~6月頃ですが、昨日の陽気に誘われたのか、淀川河川敷きでタチバナモドキの花を見付けました。
 今日からまた暫くの間旅に出ます。この写真俳句をご笑覧頂いている方から、アップが途切れると「亡くなったのかな?」と思っていた、と云う失礼な輩もおられます。と云う事で今回は旅立ちの挨拶をして出かけます。行ってきま~す!


「冬型を 避けて旅立ち 急ぐ朝」


[782] インド旅行 [PC]  2012/11/18 17:40:07    [削除]


   以前から一度は行ってみたいと思っていたインドにやっと行くことが出来ました。友人のご子息一家が現地に赴任されており、今回ご両親が訪問される事になり、厚かましくもその旅に便乗させて頂くことになりました。かなりの負担をおかけしただろうことは重々承知ですが、ロク的旅を今回も満喫してきました。
 ツアー旅行では決して味わえないインド人の生活を少しは垣間見ることが出来、異文化に触れる機会を得られたことは貴重な体験でした。旅に出て何時も思うのは“何も知らない”という発見です。物見遊山で終わらしたくないインドでした。


「遥々と 11月の 釈迦の国」


[783] タージマハール [PC]  2012/11/19 09:02:45    [削除]


   インドでは世界遺産に沢山の城郭や寺院・お墓などが登録されています。中でもタージマハールは余りにも有名なので、旅の計画に欠かせないと予定に組み込んで頂きました。案内してくれたガイドもヒンズー教・シーク教・イスラム教と様々です。他にキリスト教や仏教、戒律の厳しいジャーク教などがありインド人の生活を支えています。公園を散歩中にも仏教徒から「なたはブッティストか?」聞かれました。信仰心の薄いロクも仕方なしに「そうだ!」と応えておきました。
 世界遺産のタージマハールはインドのアグラを支配した王族の墓で王妃のために作られたものです。中央にはお妃の柩があり、周りに王族たちの墓が並んでいます。四方に4本の柱がありますが地震などで倒れても、墓側に倒れないように外へ5度の傾きが付けられています。


「錦秋の 国に帰りて 物想う」


[784] 沐浴 [PC]  2012/11/20 06:36:41    [削除]


   タージマハールなどの世界遺産に堪能したロクの関心はインド人の生活です。中でもヒンドゥー教の沐浴風習です。ガンジス川のベナレスがヒンドゥー教徒にとっては一度は行ってみたい聖地です。夜の僧侶によるお祈りも見学に訪れましたが、沐浴は早朝に行われるという事で、翌朝手漕ぎボートで見学させて頂きました。
 沐浴により罪を流し功徳を増すと信じられている風習は、実は日本の神道にも形を変えて伝わって来たと今回の旅で知りました。滝や川で穢れを祓う禊ぎがあり、神社の境内で手洗いや口すすぎをするのも沐浴の一種と考えられています。更に仏教の温浴と云う施しが今の入浴につながったことも知りました。


「行く秋や 友の電話に 訃報知り」


[785] デワリ  (ヒンドゥー正月) [PC]  2012/11/21 08:20:00    [削除]


   12日間のインド旅行でしたが、旅の真ん中にヒンドゥーの正月が入っていたので、ホテルのフロントの女性も手にタトゥーの様なアートが書かれていました。欧米の女性旅行者も書いてもらっていたので、好奇心旺盛なロクもトライしてみようかと一瞬思いましたが、また妻から「もう正ちゃんは!」と云われそうなので諦めました。大晦日に当たる前日は買い物客でごった返しています。我々もリキシャ(人力車)で雑踏と喧騒の中を回ってもらう経験をしてきました。
 デワリの日は正月飾りの電飾やモールで飾られ、各家庭の門には生花で作ったレイの様なもので飾られています。街中で花火が打ち上げられ夜中まで花火の音が鳴り響いていました。ホテルの窓から180度見渡せるので、ルームディナーをオーダーし花火を見ながらのリッチな夕食になりました。


「電飾で 早しひと足 年の暮」


[786] 古都奈良の錦絵 [PC]  2012/11/22 07:15:45    [削除]


   自然の仲間たちと奈良の旧柳生街道を歩いて来ました。今年は例年よりも秋の深まりが早いようで、紅葉する木々が古都を彩っています。写真は若草山頂上付近からのものです。鹿も食べないのかナンキンハゼの幼木も綺麗に色付いており、まさに山装う季節です。インドの乾季による埃っぽさと雑踏が目に焼き付いているので、日本の秋が殊更美しいと感じます。海外旅行をして何時も感じる日本の良さです。
 国土の美しさとは裏腹に政治の世界は醜い人たちの暗躍でうんざりします。国民置き去りで自分たちの野望だけで突っ走っています。小異を捨ててだって!原発・沖縄・消費税・貧困化などどれ一つ小異などと言える軽々しい問題ではありません。マスコミなどに惑わされることなく、自分の眼でしっかり判断したいものです。


「角の無い 寂しき鹿も 古都の秋」


[787] 花鳥園 [PC]  2012/11/23 06:51:51    [削除]


   11月22日は語呂合わせから「いい夫婦の日」と云われていて、だんだん定着してきたようです。いい夫婦3組と後は一人参加の方たち多数と神戸の花鳥園に行って来ました。皆さんは泊りがけでの観光ですが、ロクはコーラス出演があるので日帰りの参加となりました。花鳥園には園芸種の花が沢山育てられています。野の花が好きなロクには興味が薄いので、妻を含めて仲間と昼間からビールを戴いていました。
 真赤な大輪の花が目を引きました。薔薇かと見紛う立派なベゴニアです。シュウカイドウ科のベコニアは沢山の改良種があり、この花は球根性のベゴニアです。他に四季咲き・冬咲き・木立ちベゴニアなどがあります。


「花束を 買うには照れる 夫婦の日」


[788] コーラス交流会 [PC]  2012/11/24 08:25:58    [削除]


   毎年勤労感謝の日に能勢町ではPTA協議会の主催でコーラス交流会が開催されています。今年で28回と歴史があり、大阪府下でも小中全校が集ってコーラス発表をするのは能勢町だけだそうです。今年は8校のPTAコーラスと我が混声合唱団「コール・クレッシェンドのせ」の9団体の交流会でした。写真は生徒数7人の小学校です。
 能勢には小学校6校と中学校2校ありますが、それを同じ敷地に小中1校ずつに統合すると云うとんでもないことが進んでいます。地域に学校があってこそコミュニティーが生まれるのです。コーラス交流会もなくなります。そして過疎化が進みます。


「歌声の 響き渡りし 村時雨」


[789] 能勢初冬 [PC]  2012/11/25 08:26:29    [削除]


   昨日から公民館講座で「男の料理教室」が始まりました。2年半にわたり毎月続けてきた「男の料理教室」が市民権を得て、教育委員会から依頼を受け生涯学習講座になりました。定員オーバーの17人がそれぞれの思惑で初めての料理にチャレンジしていました。
 帰り道の紅葉です。既に散り始めています。そして今朝の外気温は氷点下2度になりました。山は赤く田んぼには霜が降りています。室内気温は3度でした。これからまた室内外の気温を確認して「おお寒い!」と誇らしげに言うロクの自虐的姿が想像出来ます。


「はらはらと 落葉寄りあう 風止まり」


[790] 小春日和 [PC]  2012/11/26 07:36:31    [削除]


   鬼の霍乱か運動不足のせいか今月に入って2度目の腰痛に悩まされています。暫く山にも行っていないので、体が固まってしまったようです。パソコンの前で終日作業しているのも良くないのだろうと思っています。娘との電話で「歳のせいや!」と往なされてしまいました。
 朝は氷点下でしたがどんどん気温も上がり雲一つない小春日和になりました。腰痛対策と運動不足解消のために散歩に出ました。歩いていると腰痛が気になりません。やはりロクはアクティブライフが性に合っているようです。周りの移り行く景色とピトンチットが体に良いのかも知れません。


「外は雨 昨日の小春 何処やら」


[791] 城山おめかし [PC]  2012/11/27 07:24:56    [削除]


   今年の1月に続けて3回も行った城山です。また雪が降ったら登ってみたいものですが、今回は山裾から仰ぎ見るだけです。腰痛も歩いていると苦になりません。階段状の山道を腰痛であることを忘れて降りている時に「あっ痛い!」と跳び上がります。今回は随分と早く良くなってきました。決して歳のせいではありませぬ!運動不足のたたりだけ!
 サンキライの採取を兼ねて歩きましたが、今年は何処にも見当たりません。こんなに極端に実る年と裏年があるなんて。その代わりに山々は見事な装いをして我々を楽しませてくれます。あと少し日毎に変わる里山の様を楽しみます。


「仰ぎ見る 山に負けじと 草紅葉」


[792] 平野郷散策 [PC]  2012/11/28 07:03:48    [削除]


   月2回の花曜日ですが今回はリーダーが体調不良で山に行けなくなりました。皆さんは山歩きとして日程を組んでおられるので、平野郷の歴史散策に切り替えて案内役を引きうけました。ロクは明治以前はみんな同じ、他人の事(歴史上の人)まで干渉しないという言い訳で逃れるほどの歴史音痴ですから、歴史の説明は妻に任せました。平野郷は濠に囲まれた自治都市であったという位の知識です。街中が博物館と云うぐらい、古の雰囲気が随所に残る佇まいです。
 ある民家が町屋博物館と案内されていますが、何の変哲もない古ぼけた小さな家です。最近奥さんが他界され管理出来ないとクローズされています。その家のご主人がたまたま整理に来ておられ、我々の声を聞き付け招き入れて下さいました。間口は狭いのですが内庭もあり、奥の書斎まで案内して頂き、古文書類などを見せて貰いました。


「妻が逝き 書斎の火鉢 火の絶えて」


[793] アワブキ落葉 [PC]  2012/11/29 06:36:44    [削除]


   定点観察会で川久保に行って来ました。落葉樹の紅葉(黄葉)が綺麗で我々の眼を楽しませてくれましたが、秋の花も結構残っていて楽しい観察会になりました。特に今回は渓谷沿いの道に各種落ち葉が積っているので、日頃見落としている樹木観察と確認が出来ました。
 生木を燃やすと泡を吹くといわれているアワブキの落葉です。高木なので葉の観察があまり出来ていませんでしたが、落葉だと特徴がよく掴めます。葉脈(側脈)が沢山ありほぼ平行に並んでいます。名前の由来はアワフキ→アワブキになりました。


「落葉踏む 流れの音と シンフォニー」


[794] 皇帝ダリア [PC]  2012/11/30 07:17:30    [削除]


   ご近所で皇帝ダリアを育てているお宅があるのですが、先日の霜でダメになってしまいました。短日植物で日照時間が短くなると咲き出すという変りものです。原産地がメキシコだから寒さには弱いのでしょう。この木立ダリアとも呼ばれるダリアはダリアの原種だそうです。
 昨日も久宝寺の観察会に行って来ました。木の実が各種観察出来ます。昨年採取したネズミモチも沢山実っています。野鳥を撮っておられる方から、色んな木の実に集まる野鳥の写真を頂くので、小鳥たちの好物も何となく判るようになります。


「寒空に 背筋を伸ばし 叱咤され」


[795] ヒヨドリジョウゴ [PC]  2012/12/01 07:43:15    [削除]


   赤い実が冬陽を受けて輝いています。まるで自然の宝石です。如何にも美味しそうなのでつまみ食いをしたいところですが、死に至る猛毒成分を持っています。そんなヒヨドリジョウゴですが民間薬として昔から利用されてきたようです。ヘルペス(帯状疱疹)に外用薬として塗ると好いらしいです。最近は抗癌成分が含まれているというので注目されています。
 我が家にも毎年実を付けて柿の木に絡み付いているので、小鳥たちが来てくれます。ヒヨドリが好んで食べるという事で名付けられました。今年は根元から切ってしまったのでヒヨドリたちもがっかりしていることでしょう。


「鵯の 好みを聞かず 庭手入れ」


[796] 日の出 [PC]  2012/12/02 13:39:19    [削除]


   昨日から泊り込みでミニドックへ行って来ました。会社の保養所で毎年行われているので、時間が合えば参加したいと思っています。ゆったりした気分で検査を受けられるので、普通の医療機関で検診を受けるのとは違ったリラックス感があります。それが数値にどう出てくるのかは後日のお楽しみ!昨夜は風呂上がりに500cc缶を飲み、提供された夕食が美味しかったので大瓶を飲み干し料理は完食!自分のお腹をさすって「メタボは大丈夫かな!?」
 今朝は何もすることがないので窓から早暁を楽しんでいました。周りに雲があり日の出をちゃんと演出してくれ、良いことがありそうな一日の始まりでした。


「朝焼けを 眺め検診 十二月」


[797] コクサギの実 [PC]  2012/12/03 07:32:52    [削除]


   葉の並び方(葉序)が2枚づつ交互に並ぶ独特の付き方をしているので、植物に興味のある人々の間では「コクサギ型葉序」と呼んでいます。他にサルトリイバラなどもニコニコで並んでいます。葉の匂いが臭いといわれているクサギの仲間と思われがちですが、コクサギはミカン科で、一方クサギはクマツヅラ科です。
 雌雄異株の低木なので花の時期か実のなる時期に雄か雌かの区別が出来ます。ミカン科と云いますが果実の形は全然違います。今年初めてお目にかかりました。もう少しすると種を弾き飛ばすようです。


「冬木立ち 種の旅立ち 耐えて待ち」


[798] 片山城址 (我が家の周辺) [PC]  2012/12/04 07:24:25    [削除]


   今年の紅葉(黄葉)は何処とも綺麗なようです。一歩外から家の周辺を見渡せば四方に山があり。落葉樹の山は全山色付いています。家の裏山は植林もされているので褐色の中の緑も映えます。古の昔から里山として人々の暮らしを支えてきたので、今では日本を代表する里山の機能を備えています。
 そうした里山には沢山の戦城や狼煙場がありました。裏山にも戦国時代には戦城がありました。片山城と呼ばれ城址が今でも残っています。頂上を囲んで曲輪(くるわ)があります。遊郭を廓と呼ばれるのも、囲われた場所(曲輪)から転化した呼び方です。


「セーターの 模様にしたき 山の襞」


[799] 念仏寺の銀杏 [PC]  2012/12/05 07:19:36    [削除]


   平野郷に念仏寺と云う立派なお寺があります。そこの銀杏です。久宝寺緑地観察会に行った時に、ついでだからと久宝寺寺内町の散策をしました。そこにも念仏寺があり、平野本山大念仏寺の末寺となっていました。歴史音痴が最近は古い町並み散策をしているなんて、これも生涯勉強だと言い聞かせています。来年辺り歴史のことならロクに聞いたらとなっているかも!
 銀杏も少し散り始め、間もなく本格的な冬の到来です。天気予報を聞いていても「明日の気温は1月並の寒さです。」なんて出足を挫くようなことを言います。ちじこまってしまった体に鞭打って、背筋を伸ばすためにアクティブに出歩かなければと思う今日この頃です。


「日溜まりの 老いた夫婦に 銀杏散り」


[800] トウネズミモチ [PC]  2012/12/06 08:18:59    [削除]


   冬型気圧配置になりましたが、エイヤ!とばかりに飛び出しました。淀川河畔の観察と工作用の材料採取です。この時季センダンの幼木が葉を落とし目立つようになります。アレチハナガサも早く採ってと懇願しているようです。ススキの穂も種を飛ばしたようなのでこれからが採取時期になります。 昨年のこの時期にトウネズミモチを採取して果実酒にしました。今年も昨年に増して鈴なりです。まるでブドウの様に沢山の実を付け、重みで垂れ下がっています。薬効があるのですがあまり飲む機会がなく、他の果実酒と同じように古酒として収納庫を我が物顔で占領しています。


「ホームレス 河川敷きにも 年の瀬が」

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