ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

雲雀メロン(マクワウリ)

          団扇に3個も乗るサイズの「雲雀メロン」

                   ケリ

                 ツユクサ


 今日から数日は雨になるだろうとの予報が出ていた。またしばらく幽閉されることになるので、雨の降らぬ内にと、昨日こき下ろしたキツネノカミソリの群生地を訪ねることにした。林内に異様な雰囲気を醸し出す狐火を観てみようという思惑である。ところがあれほどあったキツネノカミソリがほとんど姿を消してしまっている。鹿が食べ尽くしてしまったのだろうか、それとも別名で火事花などと忌み嫌われているので、球根を掘り出して根絶させてしまったのだろうか?疑問が残る。それでも田んぼの畦には所々で散見できた。
 家庭菜園をしておられる方も秋の長雨で畑の手入れが出来ず、収穫期を過ぎた野菜類が大きくなり過ぎて処分に困っておられる。たまたま通りがかったので、何種類かの野菜を頂いた。その中に小型のマクワウリも入っていた。丹波出身のその方の伝に寄れば「雲雀メロン」と言うらしい。多分大きさから名付けられた地域限定の通称だろう。普通のマクワウリよりも糖度が高く美味しく戴いた。ヒバリには大きすぎるがケリには似合うサイズかな。
 散歩途中の花々も秋らしくなってきた。ゲンノショウコやアキノタムラソウなどが、もう季節は秋だよと告げているようだ。6月頃から咲き出すツユクサはずっと「梅雨草」だと思い込んでいた。ところが正しくは「露草」で秋の花だと言うことを最近になって知った。民間薬として古くから使われてきたが、染料としても使われ、直ぐに色落ちする性質を利用して、友禅や紋染めの下絵に使われるようになった。ロク的には食用として利用したい。水菓子の中に花を入れるとお洒落だと思うのだが。


「真桑瓜 昭和も遠く なりにけり」

地獄花(キツネノカミソリ)


 明け方地震があり飛び起きた。10日ほど前にもあったのでまた群発地震の再来かと思い、地震情報を確認してみた。今回は岐阜が震源地で能勢は震度2の揺れだった。この地震の影響が大雨後の地盤に影響を与えないことを祈るばかりだ。
 長く降り続いた雨がようやく上がってくれたので、この晴れ間を逃してはならないと雨靴を履いて堤防沿いを視察してきた。水量こそ多かったが濁流とまではなっていなかったので一安心である。数年前の豪雨時には土砂崩れなどあり何ヶ所も道路が寸断された。隣町の豊能町では少し道路が通行不能になった処もあったようである。
 土手道にはキツネノカミソリが咲き出してきた。今年はなぜか嬉しくなれない。お盆だと言うこともあり、キツネノタイマツ、キツネユリ、キツネバナと言う負のイメージが強くって、毎年のように愛でてやる気持ちになれない。毒草として忌み嫌われてきた毒花イメージが全面に出てしまい、タイトルの地獄花につながってしまった。デルタ株のまん延、全国的な異常気象などが根底にあるからだろう。
 それでも我が家では幸せいっぱいで、4頭目のジャコウアゲハが羽化してくれた。雨の上がるのを待っていたのでろう。サナギの段階で羽化できるかの状況判断をしているのだろうか?アマガエルの保護色能力しかり、ジャコウアゲハの羽化判断然りである。


「送り火を 流れの際に 咲かす花」

幽閉😞

         チョコレート色まで変身したアマガエル


 全国の皆さまも同じ思いでお過ごしのことと拝察しているが、アクティブ・ロクと名乗っている僕にとっての幽閉は本当に堪える。たとえ自粛生活を余儀なくされていても、近場の山や散歩観察などでそれなりにストレス発散をしてきた。それが線状降水帯の影響で外出もままにならない日の連続である。ニュースを見ながら身内は大丈夫だろうかとの心配もしなければならない。台風余波以後そんな鬱屈した状態の連続である。
 敷地内を傘を差しながらジャコウアゲハの羽化や、サギソウ開花の様子などを確認するが、記録に収めることまでは出来ない。数輪増えているが、最初に咲いた分がもうダメだとばかりに羽を閉じ出した。アマガエルがベランダの手摺りと同色になっている。今までも保護色になるのは何度も確認したが、チョコレート色にまで変色出来る能力には驚いた。
 カラスウリ雌花の蕾が夜には開花しそうなのを見付けたので、今夜の楽しみは開花の様子をつぶさに観察してみようと、室内に持ち込んで一輪注しに差し込み夜を待った。9時過ぎまでしか付き合いきれなかったが、一応全開してくれたので観察を切り上げた。今朝確認してみると閉じかけた雌花が所在なさげにテーブルにあり、何か悪いことをしたよう気分になってしまった。あれだけの雨ならば、蛾も寄ってこなかっただろう!との言い訳を思いついて自分自身の免罪符とした。


「秋雨の 花も実も無き モノトーン」

鮎釣り

              お盆初日の飲みっぷり


 最近地元の川に鮎釣り師の姿をよく見かけるようになってきた。河川管理の方に伺うと、放流もしているが、手のひらサイズの天然鮎が一庫ダムから遡上するので、それを狙う釣り師が押し寄せてくる。もともとは下流の兵庫県側が鮎釣り場だったようだが、鮎は更に上流の能勢まで遡上しているので、大阪府側に鮎釣り師も流れてきたようである。
 松茸、栗拾い、猪鍋ぐらいでしか客を呼べず、閑古鳥の鳴く料理旅館も、鮎の遡上でおとり鮎まで扱うようになり、思わぬ恩恵を鮎がもたらせてくれたようだ。鵜飼でも出来るようになれば鮎茶屋として息を吹き返す事が出来るかも知れない。
 最近でこそ釣りには行かなくなったが、遊びの中で釣りは大きな比重を占めていた。ロフトにはまだ未練がましく釣り道具を処分しきれずに残してある。色んな釣りをするのだが、基本的には食べられる魚と言うことで海釣りになる。渓流釣りにも連れて行って貰ったが、フライや毛針釣りまでには辿り着けず、開高健の本で楽しむ程度だった。従って鮎の友釣り経験は全くない。琵琶湖の支流で稚鮎釣りを楽しんだ程度である。
 投網で鮎を狙おうと、網作りの人から直接購入して、何度か投げたことがあるが、すばしっこい鮎は錘の下をかいくぐって上手く逃げる。誰かが直ぐに網を押さえ込んで逃がさないための助手を必要とする。高額で作って貰った投網は、淀川のボラを狙っているときに杭に絡ませてしまい、うたかたと消えてしまった想い出まで蘇ってきた。


「友からは 稚鮎の写真 だけ届き」

雨の墓参

    意外に美味しかったトマトステーキ(初収穫のミニトマトも添えて)


 お盆の帰省は控えてくれ!日頃合わない人との会話もダメだ!などと慌てふためいて規制をかけているが、誰が訊くものかと思ってしまう。変異株の猛威はオリンピック開催以前から叫ばれていた。そんな専門家の声を封じ込めて突き進んでしまった結果が、今の状態を招いている。最近は日本全国がオオカミ少年的になっているので、お上の言うことを誰も信じなくなってしまった。我が地域が緊急事態宣言発出エリアか、はたまた「まん防」地域なのか?も判らなくなっている。
 お盆には迎え火を点してお迎えすることになっているのだが、コロナ禍では仏様も傍目を気にして帰りづらい事だろう。と言うこともあり、こちらからお墓に出向き「帰って来なくっても良いよ!」と伝えに行った。ときおり激しい雨の降る中、慎重運転で霊園に向う。道中込んでいたので、かえって安全運転に貢献してくれた。お盆の1日前と言うことなのか霊園はがら空きだった。例年はクーラーも効かないほどの車内だが、今年は冷房不要の走りも出来て、やっと夏場の一仕事を終えた気持ちになれた。因みにお彼岸もご無沙汰続きで、お盆だけの墓参りでお茶を濁している。
 8月5日に咲き始めたサギソウは、昨日確認すれば36輪目が開花していた。100輪も咲いてくれるかと期待したが、50~60輪止まりになるだろう。今日はジャコウアゲハの羽化もあるかも知れない。線状降水帯が邪魔しなければ良いのだが。


「コロナだよ 還ってくるなと 迎え盆」