住民には寝耳に水のメガソーラー問題が降って湧いた平群(へぐり)を訪問してきた。既に工事が始まり、環境破壊が心配される周辺住民たちは工事差し止めの訴えをおこし、当初1000人規模の原告団を目指しておられたが、半月で目標を超え、今や1500人までに膨らんでいる。トンボのメガネ例会として取り組んだ平群桃源郷だったが、今回は物見遊山的な訪問ではなく、自然環境を守らなければという連帯の気持ちを込めた表敬訪問だった。
平群駅前からコミュニティバスが運行されているが、我がサークルは地域住民の足を独占してはならないと、バスと歩きグループに分れて桃源郷を目指した。バス内の密を避けたいという思惑もあった。サークルメンバーが平群で活動されているので、彼の案内で最高の桃源郷巡りを愉しませて頂けた。彼等の活動拠点とされている「かちかち山」でメガソーラー計画の概要など報告して頂き、19人の参加者の心に自然保護活動の大切さが充分届いたか?までは確認できなかったが有意義なひとときだった。
帰りに平群の皆さんが育てられている、生け花用の啓翁桜の枝をお土産として戴いて帰った。一昨年頂いたケイオウザクラが植木鉢に根付き、今年も花を咲かせる準備をしている。その桜を観て更に平群への連帯感が生まれことだろう。
「桃源郷 悲喜こもごもの 桜かな」