黄・紫華鬘
ミヤマキケマン
ムラサキケマン
ヤマエンゴサク
キケマンは海岸の近くに分布するとなっているので、こちらはミヤマキケマンかも知れない。深山といっても別に高山に生えるわけではなく、仲間のムラサキケマンなどと同じように里山などでも見かける。ケシ科植物でアルカイドを含み有毒なので、薬用としても使われているようだ。華鬘というのは、仏殿に垂れ下がっている飾りの事で、それに似ている花という事から名付けられた。何処が似ているのかよく判らない。キケマンは悪臭を放つらしいが、知識がなかったので五感で観察出来なかった。越冬草(2年草)。
別名でウバコロシというのがあるが、毒草だと戒めるためか、あるいは麻薬とか媚薬として使われたのか、いずれにしても恐ろしい名前をつけたものだ。他にモモチドリとかヘビニンジンと呼ばれているが、花姿や葉の様子から名付けられたものだろう。
「春草の あれやこれやに 目移りし」