ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

ミモザの日


 日本でも次第に認知度を増してきた「ミモザの日」が3月8日である。先日撮っておいたミモザの画像を今日のために温めておいた。ミモザとはマイ図鑑によるとフサアカシアの方を注すらしい。日本には葉が銀色っぽいギンヨウアカシアもたくさん植栽されているので、区別なしに「ミモザ」としても間違いないだろう。
 国際女性デーを3月8日と国連で制定されて半世紀近くになるが、まだまだ女性の権利は低い。やっとジェンダー平等の主張が叫ばれ出してきた。男女共同参画の活動は行政の重い腰を上げさせているが、根底には男性の意識改革が欠かせない。長らく続いた家父長制の殻から抜け出せない、古い日本の体質が未だに残っている。でも前に進めるための女性デーだから、少しでも良くなってきている到達点を喜びたい。
 皮肉にも国際女性デーの発祥は、ロシアの二月革命で女性が参政権を得た事に由来する。そんなことをプーチンは知っているのだろうか?改めて憤りを感じる。
 今日は女性の画像で華やかにしたいのだが、あいにく手持ち画像も持ち合わせがない。昨日幽閉中に録音した際の画像などでお茶を濁すとするか。


「明日からも 優しくしよう 花ミモザ」

お誘い2カ所

                知人の作品

                  春の雪


 知り合いが公民館フェスタのイベントに作品を出したから観に行ってと誘われた。春に開催される文化展で府県境の猪名川町の図書館で開催されている。地元サークル発表の場として提供されているもので、絵画サークルや写真サークルからの出品が会場を飾る。きっかけがなければ訪れないのだが、彼女がどんな作品を描かれたのか興味津々で拝見してきた。今度会ったときに褒め言葉を交えた感想を言わなければならない。所属されているのは水墨画のサークルだった。モノクロの世界ばかりだと思っていたが、墨の邪魔をしない程度に彩色もされている。版画サークルの作品群も目を惹きつけた。モチーフも様々でカーリングなどタイムリーな作品があったり、水彩画かと思わせる作品もあり、画材の進歩と共に表現の幅も拡がっている。
 車で出たついでにもう1ヶ所のお誘い処にも立ち寄る。昨年末に開催された「つるとはな展」の春バージョンである。農家を利用したギャラリーでのイベントである。そこは爺婆には敷居が高かったので、何時も横目で見ながら通り過ぎていた。今回はお誘いを受けたのでこれ幸いと室内までくまなく拝見させて頂いた。普段は料理教室などにも使われているとのことで、古民家を有効活用されているのに感心すること仕切り。大阪のてっぺん能勢に新しい風が吹き込んでいるのを実感できる。
 今朝も雪景色である。春待ちロクを足止めにしそうだ。


「もうごめん 戦争被害と 春の雪」

身近な野鳥たち

        ツグミ・シジュウカラ・バン・コチドリ・コサギ・トビ


 馬見丘陵公園で野鳥も観察対象にしていたつもりだが、メインは河津桜だったので双眼鏡までは持って行かなかった。だから梢を飛び交う小鳥の種類までは確認できなかった。たくさんのバーダーさんが望遠を構えておられたので、通りがけに声をかけるぐらいだった。肉眼で確認できたのはメジロ、コゲラ、シジュウカラ、ツグミぐらいで、水鳥のヨシガモやクイナの仲間ヒクイナに出会えることもなかった。辛うじて岸近くのバンの赤いクチバシを写真に収められたのが成果である。
 里山でよく見かける冬鳥は、地面を跳ね回るツグミだろう。昔はカスミ網を仕掛けて食用として獲られていた。スズメを食べたことはあるが、ツグミを食べた経験は無い。キジバトは獲物として時々届けられた。
 冬鳥のツグミは3月の声を聞くとシベリアへ帰って行く。日本にいる間の活動はひたすら生きるための体力作りに費やされる。群でやって来たツグミはバラバラになり、単独行動で餌を求めて野原で跳ね回る。枯れ葉の下などで越冬している虫を探すためである。その様子が “だるまさんが転んだ” と遊んでいる幼児に準えられている。繁殖行動はしないので恋の囁きと言うべきさえずりをしない。無口なところからツグミと名付けられた。
 シベリアに帰って行く彼たちは大丈夫だろうか?かっての抑留民が頭をかすめ、ロシアのプーチンまでに連想ゲームが進む。21世紀のヒットラーと言っても過言ではないだろう。世界中の正義の声が燎原の火のごとく燃え拡がっている。核のボタンを手にするプーチンを抑えられるのは一人一人の声でしかない!
 プーチンも怖いが、どさくさに紛れて日本も核武装を!と言い出す時代錯誤も甚だしい「維新」がもっと怖い。右翼政党「維新」の本質が露呈されてきた。


「ツグミたち 戻れば声出せ 北帰行」

梅>桜の馬見丘陵公園

              梅林ではしだれ梅が

           辛うじて咲き出した河津桜の1~2輪


 例年の桜開花記録などを確認して日程設定したつもりだったが、サークル「トンボのメガネ」例会日の昨日、お目当ての河津桜はまだ蕾膨らむ程度だった。今までは京阪「淀」の河津桜を訪ねてきたが、同じ処では新鮮味がないので、今回は古墳で有名な奈良県の馬見丘陵公園の河津桜並木道を訪ねることにした。
 1週間前に下見してくれたサークル仲間の情報では、蕾も膨らんできたので例会当日にはなんとか咲いてくれるだろうとのことだった。この公園では四季折々の花を咲かせているので、行けばなんとかなるという安心感がある。水鳥や野鳥観察も楽しめる。古墳好きにも満足して頂ける。
 ところが今年の寒さ続きには植物たちもかなり戸惑ったようである。ようやく梅林が遠目にも色着いてきた段階で、観梅をテーマにすれば良かったと言う有様だ。梅は咲いたか桜はまだかいな~の1日で、野鳥観察の準備もしていかなかったので中途半端な観察会になってしまった。古墳箇所ではメンバーからその意味合いなどをレクチャーして頂き、古墳の裏側には手が加えられていない点などを実際に確認することも出来た。新しいメンバーを加えて14人がしっかり歩き回れたのが、何よりの春呼び例会になった。


「丘陵に 桜の数より 人の数」

チョコのお返し

    チーズ擬き・ウインナ-・ちくわ・イブリガッコなど「長屋の食材」


 今年のバレンタインデーには5人の方からチョコレート類を戴いた。現役時代には「義理チョコ」などという風習が流行り、おじさんに「本命チョコ」など舞い込む隙間もなかった。だから翌月ホワイトデーのお返しなどは全くの気まぐれだった。
 ところが地域の方やサークル仲間から「友チョコ」として頂けるのは、お世話になりましたという心がこもっているようで何となく嬉しい。商業ペースに乗らない「お返し」をと考えたのが、相手に気を遣わせない程度の小物燻製だった。何度かチャレンジした豆腐の燻製である。いかにチーズ擬きに仕上げられるか!見てくれだけはチーズっぽくなったが、所詮は豆腐である。味はともかく珍しいものと言うことで喜んで頂ければ良しとしよう。燻製作りも男のロマンとして長らく楽しんできた。ニジマスなど釣りに出掛けることもなくなったので、半欠けのロマンで甘んじている。
 池波正太郎や藤沢周平の本は図書室の棚から姿を消して、申し訳程度しか置かれていない。高田郁作品も読み終えたので、誰に乗り換えようかと思案しながら図書室に行った。浅田次郎もいろいろと手に取ったが、ペンクラブ会長を意識しているのか、結構難解な語彙が多用されるきらいがあり、しばらくは遠ざかっている。肩のこらない半沢直樹などの痛快小説にも少し飽きが来ている。百田作品は意表を突いて面白いが、作者の人間性に難があるので、積極的には近寄らないようにしている。
 人気作家としてたくさんの作品を世に出している山本一力のコーナーで立ち止まった。ページを繰ると江戸の庶民が登場している。どうやら暖かそうな作品だと思えた。当分は彼の作品を追っかけることにするか。


「忘れじと バレンタインの お返しを」