ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

飲むか飲まないか、ワインかビールか、雲か煙か


 18日続けた休肝の結果が数値となって出てきた。医者としては満足できないようだが、ロク的には満足いく値だった。休肝の成果が出なかったら飲み続けようと決めていた。ところが少しΓーGTPが下がってきた。基準値が16-73以内になっているのだが、昨年末には278だったのが、247~204~175と下降傾向を示し、今回は154だった。
 飲むべきか飲まざるべきか悩ましいところだが、決断する時期が悪くボジョレヌーボーの日と重なってしまった。毎年友人からワインの新酒が届けられる日である。今回は1日前にデパートに行かれらたらしいが、木曜日でなければ販売できないと断られたとのこと。仕方なくビールに変えられた。ロクとしては拘りがないのでビールでもありがたく頂く。何時もは第3のビールだから一番搾りやスーパードライなど頂くと、貴族になった気がする。
 妻は山歩き、ロクは病院!嫌でも買い物部長を仰せつかる。解禁記念日と銘打って贅沢しよう。ビールとお酒に合う料理として、活けの鯛と鰹のたたき、鱈の白子などを買い求めた。久し振りの板さんぶりを発揮して美味しくビールと酒を頂いた。
 山に囲まれているので、朝立ち時の景色が替わって行くのを観るもの楽しみの一つになっている。山麓に雲か煙かが漂っている。子どもたちに雲かな、煙かな?と声をかける。ほんのひとときの言葉が心に留れば嬉しいのだが。


「記念日は 小鍋仕立ての 鱈白子」

解禁日🍺🍷🍶・八手(ヤツデ)


 18日間休肝していたのは、今日が通院日で採血される日だからである。休肝しても数値に変りがないことは実証済みである。と言うのはかなり前の話になるが、82日間休肝したことがあり、夏場だったので時々ノンアルコールビールで我慢したことがあった。採血の結果は殆ど変わらなかったことがある。僕的には服用している不整脈など心臓系の薬を飲み出してから、肝臓チェックの数値が増えたと確信している。ならば別に休肝することもないのだが、担当医が酒類を嗜まないタイプなので、良薬の長である酒を悪者扱いする先生だ。意地でも休肝をしてきた結果だよと言うことを伝えたい。地元の銘酒「秋鹿」一升瓶の栓を開けたままの酒が、18日間も放置された状態なので品質低下が心配だ。今夜確認してみる。
 ヤツデの花が咲きだしてきた。この植物がウコギ科と言うのが信じられない。ウコギ科といえば山菜を代表するタラノキやコシアブラ・ハリギリ・ヤマウコギ・タカノツメ、さらに草本ではウドまであり、美味しい山菜のイメージが擦り込まれている。ところがヤツデの葉には毒があるらしい。その毒成分に薬効があり鎮咳・去痰などの風邪症状に効き、リューマチや腰痛には浴材として使うと良いらしい。昔、行水に父親が使っていたことを思い出す。
 古くから病魔除けになると信じられていたので、庭などに植栽されたと言う。今でも疫病を追い払うと信じられているので、コロナ退散を願い幼木でも探して来ようかな。


「休肝の ご褒美ばかりと 花八手」

大阪城へ下見

               大阪城「陽と陰」

             お堀の紅葉とヒドリガモ

                 落葉アート


 12月第3週金曜日が今年度最後のトンボのメガネ例会になる。昨年は望年会を自粛したが、どうやら今年は宴会も可能と言う流れになってきた。と言っても圧倒的に女性メンバーなので、みんなで乾杯と言うことにはならないだろう。それでも公に飲めるというのがありがたい。年間計画で大阪城の野鳥観察と望年会を組み合わせて予定してある。お昼に望年会を設定しているので2時間あまりしか観察会に費やせない。コース取りと時間の確認をしてきた。宴会場として予約したお店まで足を伸ばしてきたが、あいにく定休日で細かい打ち合わせが出来なかった。
 周回する観光バスや堀廻の御座舟利用も頭を掠めたが、終日の観察会なら可能だが今回は時間の制約もあるので、ゆっくり堀の水鳥たちと遊びながらの散策になるだろう。水鳥たちの集結もやっと始まったばかりで、羽もまだ冬毛に替わりきっていない。留鳥のカルガモ以外にはヒドリガモとキンクロハジロあたりしか目に留らなかった。あと1ヶ月もすれば各種のカモ類も集まってくれることだろう。
 大阪城は化粧を施されてまばゆいばかりで、綺麗なのだが歴史の重みを感じられなくなってきた。周辺には商業施設が建ち並び、観光一辺倒に毒されていく感じがしてならない。時代の流れとして目をつぶらなければならないのだろうかと昭和世代は嘆く。


「小春日に 昭和と太閤 置き忘れ」

贅沢な講演会

            ヘラジカを呼ぶためのホーン


 一般社団法人大阪府木材連合会の産業振興大会が開催され、大会の目玉として第2部で記念講演会が企画された。講師はお二人で、地球環境「自然学」講座の講師も務められた写真家の大竹英洋氏と、「森は海の恋人」のフレーズで一躍有名になった畠山重篤氏である。案内を頂き直ぐに申し込んでおいた昨日が講演日だった。
 大竹さんは今年、写真界の芥川賞とも言うべき「土門拳賞」を受賞されたことでも有名な写真家であり、探検家でもある。自然学講座でもたくさんの写真を見せて頂いたが、今回はそのダイジェスト版とも言うべき内容だった。カナダのノースウッズの奥地を旅して動物たちと出会ってきた話は何度聞いてもロマンあふれる話である。ヘラジカを呼ぶために雌の鳴き声を真似たり、オオカミと出会うために遠吠えでおびき寄せたりした経験など、命をかけた冒険家の話は、我々人間も同じ地球の一員でしかないことを思い知らされる話だ。
 一方、畠山さんは朝ドラ「おかえりモネ」主人公の祖父役としてモデル化されている。30年にわたって宮城県で植林などに取り組み、牡蠣養殖家の彼は森と海の繋がりの大切さを実証されて来られた。京大名誉教授の田中 克先生が提唱された森里海連環学は新たな学問として花開くことになり、国を巻き込む研究までに普及した。そんな意味で彼は「森里海連環学」の礎頭に頭にいた立役者的存在である。今では京大の学生たちに光合成と鉄が、生命の循環にとって如何に大切なことかを伝えておられる。悪者扱いされている「黄砂」だが、実は鉄分を運ぶ大切な役割を持っているという話は目から鱗だった。


「涸渇した 頭にスプレー 冬の虹」

季節遅れのトンボ工作

              見本を示し手順説明中

              真剣そのものだが密だよ!

              優れ物のテープカッター

               季節外れの草花たち

          トンボの仲間に作って頂いた団栗クッキー


 一庫公園での室内の活動が制限されていたが、延び延びになっていた拠点教室での活動が先月から再開されるようになった。ひとくらクラブは月一回の活動で年間計画では、今月はツル籠作りやリースを一般参加者に作って頂くことになっていた。でもまだ気を緩めることは出来ないと、メンバーだけの工作に変更。と言うことでスキルアップを兼ねて時期遅れの「虫除けトンボ」オニヤンマを作ることになった。
 メンバーの皆さんは工作用のマイ道具をお持ちではないので、トンボのキットを用意してあげる。マニュアル通りに作れば出来上がる。パウチした羽根をハサミで切って頂くぐらいで、後はボンドで貼り付けていくだけの簡単工作である。それでも人の話を良く聞けないシニアは先へ先へと進まれて、失敗を繰り返される。これからは子ども向け以外に、シニア向けレクチャー方法を考えなければと思ったほどである。
 今回特筆したいのは、トラ模様と言うべき箇所をビニールテープで貼ることにしたのだが、黄色テープの4分割サイズが必要だった。カッターナイフで切り分ける方法を色々と工夫したのだが、巧くいかなかった。メンバーの中に発明家がおられるのを以前に紹介したが、その方に何か考案出来ないだろうかとお願いしておいたところ、思いもつかない専用工具を作って下さった。次回の干支工作にも活かせる優れものである。一つ宿題が終わってホッとしたいところだが、年末に向けて目白押しに依頼が入ってくる。


「冬が来て トンボ何処へ 去ったやら」