ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

父・娘創作版画家

                牧野宗則さん

                 風鈴丸さん


 地球環境「自然学」講座としては異例の芸術家を招いての講座だった。作風の全く異なる版画家で父 牧野 宗則氏とその娘さんである風鈴丸さんが講師というから興味を持って教室に向かった。彼等の作品は1年前に2人展が開催された時にたっぷり鑑賞させて頂いている。どんな話が飛び出すのか興味津々である。
 ところがシニア自然大学校の一講座としての「自然学」講座だが、最近は講座内容などをSMSなどで発信しないようにと釘を刺されている。大学本部のお達しか、講座部独自の判断かよく判らないが、懐の狭いと言うより、講座本来の目的から逸脱してきたように見受けられる。講座生はインプットしたものを広く社会にアウトプットして、自然環境を守る活動に役立てたいと思っている。個人の知識に留めておけと言うのだろうか。未発表の研究論文などを紹介される時には、受講生も心得ているので公にはしないはずだ。もし危惧があるならその時に断りを入れれば済む話だ。愚痴話になってしまった。
 講座の画像は意地でも使わないが、展覧会でしっかり写真を撮ってあるのでそちらを紹介したい。広重などの伝統版画技術を踏襲しながらも、独自の創作版画を作られてきたお二人の活動には、ただただ驚くばかりである。伝統的版画は絵師・彫り師・摺師の分業で制作されてきた。ところが創作版画は一人でなければ作れないところに妙味がある。版画集を買い求めたかったが、教室に持って来られなかったのが残念だ。


「教室に パッと華やぐ 冬の虹」

犬枇杷(イヌビワ)

            無花果によく似たイヌビワ♂

                 雄木の実

                 雌木の実

             雄実でイヌビワコバチの確認

                低山茶臼山頂上


 来年度の「トンボのメガネ」年間計画を策定するために天王寺の慶択園を訪れた。喫茶店でと言う選択肢もあるが、珈琲一杯で長時間粘れる勇気と若さはなくなった。その点慶択園だと入場料が150円と割安で、四阿(あずまや)を利用する人もあまりいないのでゆっくり出来る。何とか来年度24回の例会訪問先案を埋めることが出来た。後はメンバーからの提案や要望があれば、組み替えれば良いだけまでに漕ぎ着けた。
 折角来たのだからと隣接する茶臼山周辺の自然観察も楽しむ。以前からイヌビワの自生が目に留っていたのだが、たぶん雄木ばかりだろうと見向きもしなかった。食べられる雌木はなかなか見つからない。サークル仲間が子どもの頃、出身地でよく食べていたと言う話を伺った。実を観ただけで雄雌の判断が出来ると仰る。雌らしい熟れた実を見付けたので、すかさず口に入れてみた。甘くて美味しい。ところが雄の実はたくさん見つかるのに、雌の実を見付けるのは至難の業である。多分美味しいのでリスや鳥たち動物が食べ尽くしてしまうのだろう。若芽や若葉まで食用になることまでは知らなかった。
 イヌビワはクワ科イチジク属で、まったくイチジクを小型にしたような姿形である。何で犬枇杷としたのか判らない。せめて犬無花果にした方が良いと思うのだが。この植物はイヌビワコバチが介在する特異な戦略を持っている。紙面がないので省略するが、興味のある方は調べて頂くと、面白い共生関係が解り子ども向けの物語が出来そう。


「野生種の いちじく見付け 一口で」

猿捕茨(サルトリイバラ)

         頂上に辿り着いたロク


 山歩きとしては先月「2木山の会」の大岩が岳以来だから1ヶ月振りになる。筋力が衰えていないか心配だったが、平地歩きや観察会などで歩き回ってきたので、別段苦しいことも無かった。アルコール断ちをして11日目が過ぎ、体重をコロナ前まで落としたというのが効いたのかも知れない。
 行き先は兵庫県猪名川町の高岳(720.8m)だった。地元の方しか知らない松茸入会山、通称「恵比寿山」を経由していくコースである。一般のハイカーには余り知られていない七福神が岩に彫られている。多分、新年にはここで集われるのだろう?という痕跡として消し炭や網が残っている。雨こそ降らなかったものの頂上に吹き付ける風が冷たい。山装うまでに至らないがウリハダカエデの紅葉が美しい。登山道は荒れて歩き難いのが幸いしてサンキライの実がたくさん見つかる。これなら花屋さんで買えば1,000円ぐらいかなと言ってあげると、痛い棘もなんのそのとばかりに採取されている。流石大阪のおばちゃんや。
 図鑑ではサルトリイバラとなっているが、何故か別名の「サンキライ」の方に馴染みがある。以前はユリ科だったがシオデ科に再分類された。赤く熟れる前の実の方が美味しいと思うのだが。若い葉っぱは天ぷらで頂く。根茎は薬用に使われ中国では各種ガンの治療にも使われているらしい。
 パソコン不調を地元電気屋さんにお願いしていたが、色々と対策案を試して下さり、パソコンの体重を以前まで戻す方策を採って頂いた。おかげで起ち上がり速度も速くなり、朝のブログアップに支障をきたなくなくなった。地元の電気屋さん様々である。


「千両に 負けず劣らず 山帰来」

パソコン不調


 昨日パソコンがちゃんと動いてくれなかったので、パソコンを購入した地元の電気店に来て貰った。色々と試して下さったが、更に悪くなったようである。立ち上げに1時間以上も掛かってしまった。もう記事を書いている時間が無い。
 昨日はねんてん先生の俳句教室。多分の皆さんの心に響く句ではないと解りながら、拘りがあったので兼題と自由句を提出した。自分では自由句は満足行くものだった。
 何時も朝立ちしている仲間の方から小さな木の実のリースを頂いた。ビワリース、エノコログサリースを作られた方だ。どう飾れば良いのか思案中。
 三日月に金星が被さる天体ショーはあいにくの曇り空で観ることが出来なかった。昨日は久し振りに三日月を眺めることが出来た。
 朝立ちの時間が迫ってきたので今日はこれまで!


「霜月に 天を見あげて ため息も」

パソコンが動かない

              ドングリ見分け方資料


 朝起きてパソコンを立ち上げようとしたら、なかなか作動してくれない。ブログアップに2時間近くかけているのに、この状態では間に合いそうに無い。7時20分には子どもの見守り隊として朝立ちしなければならない。8時49分のバスに乗らなければならない。こんな場合どうすれば良いのだろうかと悩んでしまう。何とかご機嫌を直してくれたので記事を書けるが、図鑑を調べたりしている時間が無い。
 昨日は地元の小学1年生を大阪のハイカーにもよく知られている歌垣山に案内する予定だった。葉っぱや実などを観察しながら秋を感じるというのが毎年のテーマである。今回はドングリを拾って違いを知ってもらう準備をして家を飛び出した。ところが学校の門を潜るまでに先生から「細かい雨が降っているので中止にしたい」との連絡が入る。41人の孫に会えると意気込んでいたのに、ガクッとなってしまったが終日霧雨が降り続き、結果的には正しい判断だったと思えた。
 せっかくお出掛けモードに入っているロクを妻が気遣ってくれて、小雨降るなか散歩に付き合ってくれた。午後からは一気に気温も下がり、小春日和も昨日までだったと身を引き締めて歩いてきた。しばらく前からサザンカも咲き出して、これからの冬を彩ってくれる。


「あら大変 冬が来たぞと パソコンも」