ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

小豆菜とジャコウアゲハ

         葉も花も食べられるアズキナ(ナンテンハギ)

       夕餉の一品に(桜鯛・木の芽和え・土佐煮・ごま和え)

            ジャコウアゲハがウマノスズクサに


 以前ナンテンハギの花をアップした時に、春の山菜時期に試食してみたいと書いた記憶がある。ワラビ摘みの時に「これこれ」と特徴ある双葉の葉っぱを見付けておいた。ナンテンハギはマメ科には珍しく小葉が3枚ではなく2枚で構成されている。だから別名でフタバハギと呼ばれる。これが飛騨高山辺りではアズキナと呼ばれ、山菜食材として栽培までされている。加工品が朝市に並んだり、土産物として売られていたりする名産品である。
 土手道に自生している株はかなり成長しているので、先端の若葉だけを摘んで帰った。天ぷらは食傷気味なので、ごま和えで頂くことにした。さっと茹でただけだからシャリシャリ感が残り、癖になりそうな食感とお味だった。若葉を煮た時に小豆に似た匂いがすると言うことでアズキナと名付けられた。
 土手道にはたくさんのウマノスズクサが伸び出してきた。それに併せるかのようにジャコウアゲハが乱舞しだした。ほんの2~3日の間に何処から来たの?という数である。数十頭もいただろうか。我が家の猫の額歌壇にも植栽しておいたウマノスズクサが1本だけ伸び出して来たのだが、嗅ぎつけて寄り道してくれるだろうか。
 所属するサークル仲間からフジバカマの苗をたくさん頂いて、畑に移植してもらったが、アサギマダラの目に止まってくれるだろうか?が今年の最大の関心事である。限界集落に近付きつつ能勢町を、蝶で食い止めたいと思うロクの願いが届けば良いのだが。


「そら豆の ワイルド振りに 野生味が」

野草料理の集い

            〆はヨモギのホットケーキ


 妻の山の会で新しく結びついた方たちは、自分たちで採取した野草を使って料理を作った経験が無いとおっしゃる。それならばと言うことでロクの出番になった。ワラビやノビルなどの野草摘みをしてもらったことは先日紹介した通りである。ワラビの煮浸しやノビルの酢味噌和えなどは前もって作ってもらっておいた。
 昨日のメニューは庭に生えているタンポポをその場で摘み、採れたての葉っぱを使ってタンポポサラダを作ってもらう。メインは山菜・野草の天ぷらである。時機を逸したのでタラの芽は採取出来なかったが、コシアブラ・アカメガシワ・ユキノシタ・セイタカアワダチソウ・タンポポの花・カキドウシ・クズ・ヤブツバキの花・カキノキ・フジ蕾・セリの根・ワラビ・ノビルなど盛りだくさんである。初体験の方からは殆どが美味しかったと言ってもらえ、採取した材料も僅かに残しただけと言う好評振りだった。
 〆はヨモギをたっぷり入れたホットケーキである。これがまた好評で、お代りの手が伸びる。大判2枚のホットケーキは8人の胃袋に収まり、見る間に姿を消した。庭をお貸し頂いた宅の飼い犬がたまたま「ヨモギ」と言う名前で、絶えずおねだりするので、飼い主に内緒で天ぷらなど与えてやった。腹を壊していないだろうか?と言うのが今朝の心配事である。


「苦味まで 活かす天ぷら 春の味」

草蘇鉄(クサソテツ)

             ニリンソウとクサソテツ

              天ぷら用とごま和え用

                セリのヒゲ根


 今日の山菜料理に是非とも提供したいと思っていたのがコゴミ(クサソテツ)である。クサソテツなんて植物の和名表示すると食欲が湧かない。いつも早春の花々に出合えるマイウェイの一角に、クサソテツが群生しているのを横目に見ながら通り過ぎている。ニリンソウの群落と並んで自生している。でも人の敷地内なので欲しくっても採取できない。さ
 以前知人が住んでおられた山裾にコゴミが自生していたのを思い出した。そこの株はまだ年月を経ていないので貧弱だが贅沢は言えない。近所の方はご存知ないのか、誰も取りに来た痕跡がない。取り放題である。しかし時期を逸していたので殆どが伸びていた。それでもちゃんと屈んでいるのも見付けることが出来る。まだ伸びていない分を天ぷら用に取り分け、残りはごま和えで戴くことにした。
 今日の野草料理で皆さんをうならせるためにセリ根も採りに行った。夏日になってくれたので、流れで根を洗うのも心地よい。夕飯はすき焼きというからセリを入れるとバージョンアップ出来る。すき焼きにサングリアというのも変な取り合せだが、飲み頃、浸かり頃になっているので仕方ないか。白いヒゲ根を何度も洗い、天ぷら材料として準備するのは大変だが、皆さんに野草の味を愉しんで頂けるなら本望である。
 見廻り隊のグッズが届いたので、今朝から3点セットで子どもたちを学校へ見送ることになる。


「早蕨に ほころぶ顔の 浮かび来て」

石仏巡り


 妻が何十年も前から所属している箕面 山の会メンバーを、隣町にあたる池田への歴史散策に誘ったことがあり、その流れで今回は豊能町の石仏巡りに案内したいと計画していた。それを聞きつけた山の会メンバーたちが、私たちも一緒に行きたいと云うことで、例会として催行されることになった。女性ばかりの山の会だからロクは会員ではない。当初の目的が歴史散策だったので、声出ししないことと最後尾を歩くということを前提に渋々参加させてもらった。豊能町余野・切畑地区には史跡が20数箇所もあり、石仏や磨崖仏が点在している。近くに希望ヶ丘という新興住宅地があり、そこにお住まいの方がルート案内をしてくれたので、史跡の殆どを巡り歩くことが出来た。
 もともとこの地域は旧の能勢エリアだったので、歴史も古く神社仏閣や史跡も多く、長閑な山間部を歩いていると戦国以前の時代にタイムスリップしたような気持ちになれる。歴史音痴のロクはそれらの遺跡が鎌倉時代であろうが、室町時代であろうが全然拘らない。ただ古人の偉業に触れることが出来て、日本人の精神文化を共有できただけで満足だった。
 黙々と歩くロクに気遣って、ときどき前の方からこれは何?と声を掛けてくれる。そんな時だけ発言が許されるという5時間2万歩の歩きだった。


「山村の 子らが元気に 春の声」

見廻り隊デビュー

        黄色い旗を持ち子どもたちに朝の挨拶を交わすロク

          ワラビやノビルを摘んでいるご婦人たち

               羽を乾かすトンボ

               大好きなレンゲソウ


 別にコロナ対策で飲食店の見廻りを頼まれたわけではない。地域の学校支援活動をされておられる方から、学童の登校時の安全のために力を貸してもらえないだろうかという要請である。色んな分野でお手伝いしているので、時間の許すかぎりは通学路に立ちましょうと快諾しておいた。それが土曜日の話だった。早速月曜日から旗を持ち、通学路に立つ羽目になり、生活スタイルを変えなければならないことになった。コロナ禍で活動が自粛されているので外出機会が少ないが、終息したらボランティア活動が続けられるだろうか。
 団体向けの野草料理の集いは中止にしたが、地域のご婦人方から少人数でやって欲しいという要請があったので、皆さんを野草摘みに案内した。食べられる野草を探しながら、本番時に使える野草と下処理の必要な物に限って採取して頂いた。ワラビなどはあく抜きしておかなければならない。ノビルも生食用、天ぷら用、酢味噌和え用など下準備がいる。
 土手道を歩いているとヤゴから孵った羽化直後のトンボが羽を乾かしていたり、日ごとに代わる植物に出会ったり興味が尽きない。しばらくはこんな生活が続くのだろうな。


「これ食える これは毒だよ 芽吹き時」