ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

枇杷(ビワ)

            寒々とした昨日夕方の空と今朝の雪


 出来上がった干支工作を区長宅に届けるために外出しただけで、年末年始ミニ旅行の準備をしたり、工作室の片付けなどで終日閉じこもっていた。外は気圧配置が冬型に変わるべく突風が吹き荒れ、とても散歩する気にはならない。と言うことで我が家で一番元気なビワの木を紹介して、今年のブログを閉めたい。
 バラ科と思えないビワだが、昨年は沢山の実を付けてくれたので、道行く人に「自由にお持ち帰り下さい」と枝を引っ張るためのステッキまで用意してあげたのを思い出す。ところが今年はどこで臍を曲げたのか、ほとんど結実してくれなかった。成り年でなかったのだろう事は想像できるが、それにしてもひどい有様だった。でも春には若葉を採取して山菜として利用させて貰った。「安部を呼ばない桜を観る会」を開催した時に野草料理を提供したが、天ぷら材料として用意したビワの若葉の美味しさが皆さんの関心を集めた。
 ビワの葉にはさまざまな薬効があり、古くからビワ茶やビワ酒にしたりして利用されてきた。江戸時代には天秤棒で担いで売り歩く姿も、夏の風物詩になっていたようである。3000年昔から伝承されてきた仏教医学でも「ビワの葉療法」と言うのが紹介されている。乾燥肌に潤いを持たすために浴用材としても何度か使ったことがある。ビワの木を一本植えておくだけで、診療所付き住宅に住んでいるような気分になれる。今たくさんの花を付けているので、来年はビワが採取出来るだろうと心待ちしている。


「これがバラ 意表ずくめの 枇杷の花」

プレゼント用「丑」

          勢揃いした「丑」1体はベットで治療中


 今年はコロナ騒ぎで全ての予定が狂ってしまった。干支工作の提供も永らく続けてきたが、実施できたのはサークル「トンボのメガネ」22人に対してだけである。他のサークルでも1年前から予定に組まれていたが中止になってしまった。地域の3世代交流茶話会での人気イベントにもなっている。あとは混声合唱団の忘年会で干支工作をプレゼントする習わしになっていた。ところがコーラス練習も一旦は再開したものの、第3波と言うことで中止になり、忘年会も出来なくなってしまった。
 地域では散歩途中に農家のお年寄りたちと顔を合せることある。そんな時に、今までの干支は玄関に飾ってあるのですよ!と言われると歯抜けにさせたくない。何としても完成品をプレゼントしたいと思う。差し迫った年の瀬にやっと完成まで漕ぎ着けた。区長に高齢者の人数確認すると25個必要だと言われる。出来上がったのは18個だった。材料的には揃っているのだが、ひな壇用に使いたい蒲鉾板が足りない。今から迎春用の高い蒲鉾を何個も調達出来ない。今回は老人会の役員さんには我慢して貰うことで、折り合いを付けた。


「百までは 元気にいてねと 年忘れ」

雑曜日

                工作室の照明

              超高級語マナガツオ


 先日張り替えた障子の外側は洗濯物干し場だから、窓を洗い流すことが出来なかった。洗濯命の妻を説き伏せて、何とか1日だけ洗濯を我慢して貰い、窓掃除を完了することが出来た。窓拭きには新聞紙が一番と言うけれども、試行錯誤を重ねキッチンペーパーで代用する方法に辿り着いた。ガラスが嵌まっていない位に磨き上げなければ、掃除をした甲斐がない。昨年は餌台にいたヒヨドリが窓に突進してきて脳震盪をおこしかけた。
 工作室には使わなくなった蛍光灯スタンドを取り付ける作業をしたり、干支工作を作り始めたりする余裕も出てきた。新聞の書評で紹介された本を図書室が購入してくれたので、その本「コロナ黙示録」海堂尊著を借りにいった。
 年末年始は恒例の小旅行に出掛けることにしているので、正月用の買い物もしておかねばならない。訪問先の宿からはGoToが使えなくなったと申し訳なさそうに連絡が入る。キャンセルされるかの確認が本心だろう。こちらは政府に振り回される事なく、行くと決めたら行くというのがロク流である。
 スーパーは買い物でごった返している。並ぶ商品も迎春用ばかりだ。メロンを探すが見当たらない。ラ・フランスも通常の倍になっている。一方正月用でない食材などは比較的安価である。西日本では超高級魚の部類に入るマナガツオが手に届く価格で販売されていた。魚の中で特に旨い魚という意味合いから「真名鰹」と名付けられている。刺身にするには少し小振りと判断して塩焼きで頂いた。正月用として買った日本酒の封を切ったのは言うまでもない。


「風花の 散らぬ間の 雑曜日」

窓はお願いね!

           一両のアリドオシ

               百両のカラタチバナ

               虹が後押しの窓洗い


 例年なら注連縄作りをして、今日辺りに玄関にぶら下げるはずだったが、今年はそれも叶わなかった。寂しい正月を迎えなければならない。せめて生け花として縁起物を山に調達しに行かなければならないのだろう。お爺さんは山に芝刈りの構図だ。一両から十両・百両・千両・万両まで揃えられれば言うことなしだが、自生種で探すとなると大変だ。かと言って我が家のマンリョウは貧弱なので伐るのもはばかられる。ヒヨドリ用として残しておいてやりたい。取りあえずは最近観た画像紹介にとどめたい。
 因みに一両はアリドオシ、十両はヤブコウジ、百両はカラタチバナ、後はセンリョウとマンリョウである。自生種でよく見かけるのはヤブコウジとマンリョウ位で、アリドオシはあまり見かけない。カラタチバナとセンリョウは植栽したものしかお目に掛かったことがない。ピラカンサスを百万両としたり、ミヤマシキミを億両と呼んだりもする。
 さて、山に芝刈りに出掛ける時間があれば、家で「窓の洗濯」でもして頂戴と釘を刺された。もともと窓掃除部長は永年仰せつかっているので否はない。比較的穏やかだったので、今年ゲットした水圧をかけられるホースリールで外側を洗い流した。二重窓にしたので窓拭きが倍以上に掛かる。二重窓が二重の負担をかけるという予期せぬ誤算だった。


「残り日と 睨めっこして 年用意」

シルエット

           総苞葉に実が垂れ下がるボダイジュ

               花と実(参考画像)

        よく判らない程度で紹介


 とある寺院で撮ったシルエットだが、たぶんお気付きだと思う。寺院にはよく植栽されているシナノキ科シナノキ属のボダイジュである。大木で下から見上げるように撮したので、図らずもシルエットになってしまった。シナノキは日本固有種で山でも時々見かけるが、ボダイジュは日本には自生していない。何故か「菩提樹」だけは漢字表記の方が合っているような気がする。シューベルトの菩提樹の所為かも知れない。
 寺院に植栽されているのは殆どが中国原産のボダイジュで、お釈迦様がその樹の下で「悟りを開いた」とされ、800年も前に栄西が中国から持ち帰り広めたらしい。ところが実際に伝えられているのは、熱帯樹クワ科の「インドボダイジュ」の樹の下だったとのこと。本物のインドボダイジュが植栽されているを見たのは「一心寺」ぐらいだろうか。葉の形がよく似ていると言うことで、坊主が間違って持ち帰ったのが今に伝承されている。まあ良いか!と言うお話。
 昨日は宿題曜日で一日中部屋に閉じこもり、救援会支部のニュース新年号の編集をしていた。何とか印刷に間に合う時間帯で仕上がった。出来はいまいちかな。どんなものに仕上がったのか雰囲気だけでも紹介したい。


「年の暮 話題に事欠き シルエット」