ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

牡蛎燻製オイル漬け

            水洗いした後、熱湯に潜らせる

          ソミュール液を作り、漬け込んで味付け

          燻製した牡蛎をオリーブオイルに漬け込む


 生食用に購入した500g入りチューブ2本だが、1本はカキフライと蒸し牡蛎で堪能した。残った1本を土手鍋や酢牡蛎にしても良かったのだが、どうしても燻製にしてみたかった。燻製なら冷凍牡蛎があるので、そちらの方が割安になる。わざわざ坂越の生食用牡蛎を使うこともない。もったいないという気もしたが、にわか板長としては良い材料で作ってみたいと言う衝動を抑えきれなかった。
 たっぷりの時間をかけて冷燻で仕上げたかったが、手作り燻製釜は練炭仕様で作ってあるので、火力が強く60℃ぐらいまでしか下げられない。煙突を全開にして、開口部扉を少し開けてやると炉内気温を下げることが出来るが、燻煙を逃がしてしまうことになる。
 いつもは桜のチップで燻すが、今回は初試みとしてお茶っ葉を使ってみることにした。全然美味しくないティーパックがたくさん余っている。それを有効活用したいとの思いつきである。桜チップはオールマイティで肉や干物に使っている。牡蛎に合うかどうか自信がなかったのも一因である。
 余り香が強くない燻製牡蛎に仕上がった。本来なら白ワインで夕餉を楽しみたいが、喉から手が出るのを我慢して、オリーブオイル漬けにすることにした。5日間は漬け込んでおきたい。最低でも3日間は寝かせたい。それまでに牡蛎燻製オイル漬け解禁のマイ記念日をでっち上げなければならない。2月は祝日が2回あるが、浮かれるほどの気持ちを持ち合わせていないので、マイ記念日が必要というわけである。


「牡蛎燻す 淡い煙の みぎひだり」

スイバのジャム


 何年振りになるのだろうか?以前はスイバのジャムを良く作り皆さんに配ったり、得意になってレシピを紹介したりしていた。サークル事務局の赤とんぼさんがスイバジャムとクラッカーを例会に持ってきて、仲間に味見させたりもしてくれた。ただスイバには多量のシュウ酸を含むので、多食すると肝臓に負担をかけると言うマイナス面だけが一人歩きして、次第に忘れ去られた経緯がある。
 ところが近年の薬理実験の研究の結果、制がん効果があることが知られるようになった。天日干しした花穂、全草を細かく刻んで茶材として服用すれば健胃、整腸、抗がん作用があるらしい。根茎を乾燥させたものを生薬で「酸模(さんも)」と言い、便秘、胃内出血、利尿などに用いられる。外用としては生の葉をすり下ろして、たむしやかいせんなどに良く効くらしいが、皮膚の弱い人はかぶれるらしい。
 スイバの若い芽を採取して、熱湯で塩茹でしたあと、水にさらしておひたしや和え物として食べたり、塩をふって即席漬けも出来るとのこと。ただスイバはタデ科ギシギシ属なので、同じ処に生えるギシギシと間違いやすい。葉っぱの基部がやじり型をしているかどうかで判断できる。スイバは葉柄が長くやじり型をしている。
 冬場の赤くなった葉っぱを採取して、大雑把に刻んだものをグラニュー糖をまぶした状態で煮詰めれば、少し酸味のあるジャムが出来上る。これがあの雑草なの?と思うぐ立派な立派なジャムに仕上がる。妻がヨーグルトを常食しているのでそのトッピングにもってこいである。


「紅きジャム 冬越しスイバと 誰ぞ知る」

牡蛎三昧

             辛うじて撮った料理画像

               蛎殻に集まるカモメ

              ツインの2人部屋に8人が


 わざわざ坂越まで牡蛎を求めて行ったのに、牡蛎料理の画像を紹介していなかった。と言うのも「修学旅行の会」の皆さんに是非とも坂越を紹介したいという事で選んだ経緯がある。企画段階で「蟹と牡蛎」のどちらが良いかと希望を聞いた上での訪問先である。坂越は北前船も立ち寄り、興味深い歴史の一端も町並みに保存されている。牡蛎以外でも満足して貰える処だと自信を持って案内してきた。
 ブログテーマに食べ歩きも加えていたら迷わず紹介するのだが、提供された料理には直ぐに箸を付けてしまうので、いちいち画像を撮るという習慣がない。今回の参加者は我々を除いて6人は一人参加である。各種の牡蛎料理を食べたかったはずだが、手っ取り早く「牡蛎御膳」などを注文されていた。その点夫婦だと各種料理を単品オーダー出来るメリットがある。画像にこそ残さなかったが、カキフライ・カキグラタン・牡蛎釜飯・蒸し牡蛎・牡蛎雑炊と「おっぱい鍋」という豆乳仕立ての一人鍋まで頼んでしまった。赤穂御崎駅中ホテル投宿後、夕飯を採るために出掛けられたが、牡蛎三昧の結果、皆さんと行動を共にすることが出来なかった。ツインの2人部屋だが夜の懇親会用に提供したのはいつものパターン。
 翌日も牡蛎十割蕎麦を戴いて帰ったので、まさに牡蛎三昧の小旅行だった。


「もう食えん 言いつつ帰りの 牡蛎土産」

節分~ドングリ撒き~

               オシドリの雄と雌

             ホシハジロとオシドリたち

                ヨシガモとバン


 トンボのメガネ例会は千里丘陵の池巡りをしながら渡りの鴨たちを訪ねる企画だった。メインはオシドリである。ミコアイサやトモエガモなどにも逢えれば良いな~、と期待を膨らませながら3つの池をはしごした。
 茂みに隠れているオシドリを招き寄せるために、ドングリの手持ちがあれば持参して下さいと案内しておいた。途中でドングリ拾いをされながら目的池を目指す仲間をおられる。今までの経験則からオシドリが活発にドングリを求めて出てくるのは午後の方が多いので、昼食後、皆で一斉にドングリ撒きをすることにした。上手い具合に例会日が節分と重なった。仲間の機転で「鬼はそと!鴨はうち!」のかけ声でドングリを撒こうと云うことになった。かけ声とともにドングリを撒き始めると、数え切れないぐらいのオシドリが近くまで飛んで来てくれた。ホシハジロやマガモも混ざるが、俊敏さでドングリをオシドリが独占してしまう。食い気もさることながらメスにアタックする強者までいて、興味が尽きない。ドングリが底をつくと彼らは諦めて茂みの方に退散してしまう。思わぬ節分のドングリ撒きで、皆さんの邪気まで払い去ってくれたようである。
 最後に訪れた池ではヨシガモが1羽だけだが居てくれた。浮き寝の姿を観察して、クチバシを羽根に隠すのは寒さからの防御策だろうと云うことになった。


「水音を 合図とばかり 鴛の来て」

坂越と赤穂

                 砂越の点景


 妻のグループに旅好きの方が参加するようになって、一気に小旅行の回数が増えてきた感がする。御在所岳が皮切りで、葛城高原からは山グループに止まらず、旅好きだけで集まろうと「修学旅行の会」なるものを立ち上げてしまった。昨年11月には奥猪名健康の郷まで「松茸のすき焼き」を食べに行き、1泊2食で6,000円余りと言う安さが気に入られ、次は何処?と催促される始末だ。
 どうしても行き先選びなどの企画担当というお鉢が回ってくる。そこで皆さんを案内したいと思いついたのが「坂越と赤穂」である。坂越の牡蛎は年中食べられると云うことで、人気があり目指すお店はいつも満員である。11時からラストオーダーが15時までとお昼限定のお店で、予約を受け付けていないので早めに到着して席を確保しなければならない。焼き牡蛎が出来るエリアは行列して待たなければならない。座敷の方が比較的空いているので、何とか8人の席が確保出来た。たっぷりの牡蛎を戴き、レトロな坂越の街歩きを楽しみながら、宿泊予定の赤穂御崎駅中ホテルに投宿することができた。
 赤穂観光は2日のチェックアウト後から始め、大石内蔵助ゆかりの花岳寺、大石神社を巡り、赤穂城跡ではボランティアガイドの説明で、浅野・大石贔屓の話を半分に受け、興味深い歴史の一端を勉強させて貰った。牡蛎の締め括りとして「牡蛎十割蕎麦」を頂いてから帰路に就いた。交通費を含めて12,000~15,000円に収まったようだ。次は何処にすべいか?


「テーブルを 狭しと並んだ 牡蛎料理」