ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

パンダで幕開け


 年末年始の家族旅行先は白浜だった。娘が旅の手配一切を引き受けてくれたので、我々老夫婦は着いていくだけである。長崎に赴任している息子も来てくれたので、それだけで旅の目的を満たしてくれた気がする。
 宿は新湯崎という白浜より少し奥まった温泉地で、小さな民宿だった。ところが仕出しもしていると言うだけあって、料理は厳選された魚介類でもてなしてくれる。大晦日の夕餉はサザエとアワビなどが提供された。元日はクエ三昧で各種に料理されたクエを「もうクエん!」と言うほど出してくれた。我々5人のために1尾を捌いてくれたのだろうかと思うぐらいの振る舞いである。年越しと云うことで朝・昼・晩と酒浸りの3日間だった。
 せっかくの白浜と言うことで、ご多分に漏れずアドベンチャー・ワールドを訪れてきた。イルカショーやアニマルアクションなどの観覧、サファリワールドでの列車タイプの専用車やウオーキングサファリーを楽しんできたが、やはりパンダに尽きる。どのパンダものべつ幕なしに笹(竹)を食べている。イルカやアザラシなどは芸を仕込まれて、人間に媚びを売らされているのに比べて、パンダは笹を食べているか、寝ているだけでも人が集まってくる。“客寄せパンダ” と言われる所以だ。娘がパンダになりたいと云っていた頃を思い出す。パンダで幕開けしたが、我々はパンダのようにぐーたらな2023年にしたくはない。キナ臭い方向に進む輩の一斉退陣を求めてスタートを切らなければ。


「年始め パンダ真似して ササ浸り」

実成りの予感

            センダンの実も青空に映えている


 外廻りの仕事として花壇などの整理もした。フジバカマは花が終わっても芳香を放ってくれるので、そのままにしておいたのだが、妻は何でもスッキリさせたい性分なので、早く処理してとうるさくせっつく。美的感覚に違いがあるのか、出身地の文化水準の違いなのかよく分からない。
 草本類を全部切ってしまったので、確かにスッキリした。目に付くのはビワの木ぐらいである。外から見上げるとたくさん花を付け、来年の初夏にはたくさんのビワが出来そうである。今年は一粒も出来なかったので、またまた道行く人々にお裾分け出来そうである。年末に来年の実成りと言う希望を持てたのは嬉しいかぎりである。良いことが続きそうな予感を秘めて年末年始の旅に出掛けられる。
 2023年も皆さんにとって良い年であることを祈念して旅立ちます。
 引き続き宜しくお付き合い下さい。


「ファミリーで マスク外して 旅の宿」

外廻り部長

               虹も出ている窓掃除

             磨き上げた窓越しの外廻り風景


 年末恒例の外廻り部長を命じられた。と言っても外出して用を足すと言うものではない。敷地内の大掃除で、メインは窓掃除になる。幸い午前中は日差しもあり比較的穏やかだった。圧力ホースで水を放射し、その後を洗剤で洗い、再び水を噴射して洗い流す。最終の仕上げは乾いたタオルで拭き取る。せっかく磨くのだから一点の曇りもないように仕上げたい。以前磨きすぎてヒヨドリが窓にぶつかったことを思い出す。
 数年前に寒冷地対策として二重窓にしたのが、大掃除の時には負担に感じる。洗い流すのは外側だけにして、内側の窓はタオルで磨くだけにしている。それでも以前より2倍近くの時間をかけることになる。日頃は車など洗わないのに、ついでだからと水洗いしておいた。おかげで台所換気扇の掃除まで終えたのは午後3時頃になってしまった。
 年末に大掃除をして、新たな気持ちで新年を迎えると言うのが本来の趣旨だが、我が家の年末年始は何十年も旅先で迎えているので、これからは大掃除の時期を見直した方が良いのかな?と思い直している師走の一日だった。


「水噴射 虹も楽しむ 年用意」

『B面 昭和史』を求めて

               オニグルミの冬芽


 例年なら大掃除に充てなければならない年末の大切な一日だが、どうしても暮れまでに購入しておきたい本があった。ネット購入という手もあるのだが、時間的余裕を考えると間に合わないような気がする。地元周辺では手に入らないだろうと阪急梅田まで足を伸ばした。欲しかった本というのは半藤一利の『B面 昭和史』である。
 妻が友人から借りた本で、民草(たみくさ)視点で昭和史を紐解くという半藤ワールド満載の力作である。年末年始に子どもたちと合流するので、是非とも彼らに読ませたいという妻の発案である。我が家にも置いておきたい本だったので3冊を求めて紀伊國屋書店まで行った。ところが在庫は2冊しかなかった。我が家用は後日調達することにして、A面とも云うべき昭和史戦前篇と戦後篇を追加で購入した。
 本は買わないと決めたのに、また増え出してきた。知識としての蓄え能力は下降線を辿る一方なのに、本だけが増えていく。困ったことだ。
 散歩途中で見付けたオニグルミの冬芽を上手く撮れたので、画像紹介しておきたい。冬芽ではトップクラスの可愛さである。何に見えますか?


「雑用に 追われて老爺の 師走かな」

注連飾り

             立派に出来上った完成品

                28日早朝に飾った


 地域にお住まいの方に注連縄作りを教えて貰ったのが何年前だったのか?思い出せないぐらいの年月が経過してしまった。今なお彼のお世話になっている。数年前から「ひとくらクラブ」に出向いて貰って指導を受けている。年一度しか本格的な注連縄を作らないので、直ぐに要領を忘れてしまう。そんな技量しかないのに小学校に出向いて「しめ縄作り」のお手伝いをしているのだから、教えられる子どもたちも気の毒なものだ。
 自分で材料を調達出来ないというのも、何時までもお世話になる要因だ。稲穂(餅米藁)・裏白(うらじろ)・ゆずり葉・橙(だいだい)・紅白水引・紙垂(しで)などが必要だ。稲穂は道の駅で調達出来るが、個人で束を購入しても後の使い道がない。ウラジロ、ユズリハは山で調達できるが、橙や水引などは別途購入しなければならない。
 さて注連飾りの風習だが、門松と同様に歳神さまを迎えるもので、起源は天岩戸伝説に遡る。そんな神話に準えて「家に入ってきた神様が外へ出て行かないように」というのがしめ縄の役割と言われている。
 我が家での役割は二度と再びコロナに来て欲しくない!と言う結界の役目だろうか。


「ご近所に どうやと自慢の 注連飾る」