ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

観察会・望年会

                シジュウカラ

               ハシビロガモたち

          ボランティアガイドの説明を受ける

              冬将軍到来の能勢の朝


 昨年度は催行出来なかった望年会だったが、今回は先行き不安を抱えながらも、鬼の居ぬ間の洗濯とばかりに何とか実施することが出来た。
 いつものパターンだが、午前中は観察会をして、午後から望年昼食懇親会とした。今年は大阪城の野鳥観察がテーマである。でも午前中だけと云う時間の制約があり、ゆっくり双眼鏡で探すというゆとりはない。辛うじて人懐っこいシジュウカラを近くで観察出来ただけだった。あとは肉眼でも観察出来るお濠の水鳥でお茶を濁し、残り紅葉などを楽しみながら、JR環状線の2駅を歩いて望年会場に向かう。会場直行組4人と合流して17人で食事会を楽しんだ。珍しく男性が5人も参加してくれたので、何時もハーレム状態のロクは俄然嬉しくなり、男性群を独占すべくテーブルに固まってもらい旧交を温めた。
 団体として個室を用意して頂いたが、まだコロナ禍と云うことで「盛り上がり」だけは避けたい。自己紹介の際に何時もは一言をお願いするのだが、二言喋って頂くために、あらかじめ用意した飲物オーダー用紙に、川柳の下5文字を空欄にし、埋めた言葉を披露して頂いた。お題は新聞紹介された「円満の 秘訣解決 ○○○○○」。「愛のハグ」「酒を飲む」「出かけるよ」「ありがとう」etc……「妻を抱く」なんていう兵もいた。


「望年会 黙食などと 誰決めた」

納山会

               はやばや城跡に

                  虎口

                  土塁

                 フユイチゴ

            これに珈琲ケーキまで付いてくる


 妻の山グループで一番歩きの緩やかな「3木会」の納山会は、まさに我が家の裏山と云うのも憚られる里山である「片山城址」だった。この山は数年前に地元区内の方々を案内するために、登城道を前もって整備したことがある。今回も歩き難いかも知れないと鋸と剪定バサミを携えての登りとなる。本来なら露払いは先頭を歩かなければならないが、リーダーの妻の顔を立てて最後部から付いて行く。心配しているほどの荒れようでもないので、覆いかぶさる枝を払うぐらいの道整備で事足りた。
 何度も登ったコースだから間違うこと無く頂上をめざせる。虎マークのテープも色あせたりはがれかかっていたりする。400年以上も経過した山城跡なので落ち葉が降り積もり、城の作りも定かではない。辛うじて土橋とか土塁が確認出来る。確か戦国時代の城主は塩山某だったと伺った記憶が残っている。山裾には2基の古墳跡が残っているので、古くから豪族がいたり、御門屋敷跡などもある歴史的な集落である。そんな山にドコモのアンテナが我が物顔でのさばっているのも、時代の流れとして容認しなければならないのだろうか。
 納山会と云うことでお昼はカフェ&ギャラリーの『やまぼうし』さんを予約してあった。12月バージョンのおもてなし定食に8人が完食だったことでも、人気のほどが知れるお店である。たまにはビールなしの食事も良いか。


「湯豆腐で 良いよと妻に 深情け」

鷺草の着床整備

              赤玉土を敷きつめて

             ミズゴケは剥がして洗う

          ハエトリグサと杉苔は隅の方へ移植

           サギソウ芋根をまんべんなく散らす

             新しいミズゴケを水でもどす

              芋根を覆って完成


 午前中は救援会支部ニュース新年号の編集会議があったので箕面まで出掛けて来た。会議場所は箕面駅より一つ手前の「牧落」である。バス減便のあおりを受けて以前より早く出かけなければならない。車内では読書タイムと決めて終点まで乗り過ごすことにし、再び引き返してから下車するという対応策をとっている。せっかく箕面まで出掛けたのだからと、帰りは箕面駅まで歩き、バス時間を逆算しながら滝道散策をする。滝までは2.4キロだから往復でも1時間半もあれば戻って来られる適度な散歩コースである。でも昼抜きで歩くことが出来ないので途中で断念する。真っ赤なタマミズキに会いたかったのだが。
 朝こそ霜の降りる冷え込みだが、日中の陽射しは冬日和で暖かい。来年のサギソウ用に大きなプランターを購入してあったので、ミズゴケを移しかえる作業をすることにした。杉苔が拡がって来ているのでそれを大切にはがし、古いミズゴケは洗っておく。新しい赤玉土を敷きつめ、洗い終わったミズゴケを被せて行く。見付けた鷺草の芋根をまんべんなく散らし、新しく購入したミズゴケで芋根を覆い、少々の霜でも凍結しないようにした。来年はどれだけのサギが羽根を広げてくれるか楽しみである。


「越冬に 耐えて羽ばたく 鷺草の」

鍋材料調達に~!

                鍋が刺身に


 先月来の干支工作提供が功を奏したのか、区内の顔馴染から「売り物にならないからどうぞ」との口実を付けて大根と白菜が届けられた。素人農園で作られた大根とは比べ物にならない立派な野菜である。ご丁寧に今夜の鍋の足しにしてくれとのことだった。この冬一番の冷え込みになったので、献立は鍋かおでんだろう!と思っていた矢先だったので、見透かされたようなタイミングで届けられた。
 ところが大根と白菜だけではお鍋にならない。冷蔵庫の肉類も乏しくなっているし、魚類からも遠ざかっている。久し振りに鮮魚を求めてスーパーまで車を走らせた。目玉商品はアジだったので取りあえずゲットしておく。鍋にはタラが合うとばかりに籠に放り込む。鮭の切り身も鍋に合いそうだ。活け魚エリアを覗くと、〆られたウマズラが眼に入る。咄嗟に献立変更になる。河豚までは手が届かないが、カワハギの薄造りも日本酒に合う。釣って帰ったハゲなら肝も刺身醤油に溶かすのだが、大事を取って吸い物に使う。刺身献立に変えたのでヒラマサの短冊も調達する。目玉のアジとタラは元の場所に返す。サワラとサーモンは後日の献立として購入しておくことにした。
 妻の仲間からは立派な葉ボタンが届けられた。師走も半ばになり歳末の雰囲気が色濃くなっていく。街に出れば歳末商戦で賑やなことだろうな~と大阪のてっぺん能勢から夢想している田舎サンタ爺さんである。


「葉牡丹の 芯は何時でも 希望色」

主夫業

              種なし柚子をポン酢に

           猪の剛毛と鹿の毛を使ったナイフの鞘


 宿題も終え手持無沙汰になると、待ってましたとばかりに妻から用事を言いつけられる。家事は出来るだけ応援しようという気があるので否はない。年末を控えて気になっている大掃除も、妻から催促されるまでに済ましてしまいたいという気持ちになっている。ところがあいにくの天気で冬型の気圧配置になってしまった。換気扇と窓掃除がロクの担当である。
 野菜類も処分してと知り合いから届けられる。出来の悪い大根が玄関などでごろごろしている。葉物の掃除は苦手だから端から手を付けない。土にまみれた菊芋などはシンクを使えないので、外での作業になる。遅ればせながらも柚子なども届けられる。
 種の無い柚子があるのを知らなかった。こんな柚子なら大歓迎である。たくさんの果汁が絞れる。新たにポン酢を作るほどの量ではなかったので、昨年作ったポン酢の増量用としてみりん、醤油と共に継ぎ足した。カツオや昆布まで入れなかったので味が幾分落ちるかもしれない。手作りポン酢や柿酢に頼りだしてからは、市販品を使ったことがない。鍋や餃子のタレに使っているが、ヘタな料理を一流料亭の味にまで高めてくれる。自画自賛!
 ひとくらクラブメンバーに発明家がおられるというのは以前紹介したことがあるが、工作にも長けておられて、過去に作られた工作類を例会時に持って来られる。あみだくじで頂いたり、オークション形式で寄付して下さったりする。もちろん売り上げはクラブの財政を潤すことになる。鹿角をあしらった花活けやモウソウチクで作った巣箱など、手を出したいところだが、自分で作れるという自負があるので、手を上げられないというジレンマを抱えている。写真を撮らせて頂くだけで諦める。


「中華かな 鍋にすべきか 柚子ポン酢」