ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

革靴で宮島弥山へ周回登山

                9割が外国人観光客

               干潮時間までに下山


 妻の誕生日に娘からギフトセットの贈物が送られてきた。その中に宿泊プランも含まれている。何ヶ所も行きたいところが掲載されているが、遠方は敬遠して安芸の宮島に宿を取ることにした。ついでだからと広島市内の宿もゲットして2泊3日の旅に出た。
 世界遺産に指定され、日本三景の一つと称される厳島だ。おまけに広島は牡蛎と穴子の名産地である。山旅とは違った観光旅行の出で立ちで出発する。足元は街歩き用に昨年ゲットしたお気に入りの革靴で、少しお洒落なお爺さんスタイルである。
 宮島口にはホテルの送迎用バスが迎えに来てくれる。さすがにギフト用宿だけのことはある。宮島に渡る船便もホテルからの直行便まで利用できるようになっている。時間の制約もあるので、JRの船便を利用して早く渡ることにした。あいにくの雨風である。
 厳島神社を観光してからの予定は、ロープウェイで弥山535mの頂上まで上がり、1時間あまりを山頂周遊に当てる予定だった。弥山の麓まで辿り着けば、強風のために運行を見合わせているとのこと。こんな時に諦めるという選択肢を持たない爺婆だ。それでは歩いて登るしかないと、頂いた概略マップを参考に歩き始める。雨も上がり薄日もさしかけてきた。若い二人ずれの女性が諦めて降り掛けておられる。爺婆が頂上まで歩くと聞いて、連れて行って下さいと懇願される。富山から来られた福祉関係のお仕事をしている同僚らしい。
 海面から正味の登りなので標高イコール比高になる。弥山という名前からして信仰の山で修行の山の趣に満ちあふれている。登りも下りも膝に堪えるぐらいの厳しい歩きだった。厳島の鳥居が歩いて渡れる14時半過ぎには下山出来て、富山から来られた二人へのボランティア案内も無事に果たせた。


「春雨に 煙る弥山を 上り下り」

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