今年2度目のサークル例会先は服部緑地に行ってきた。テーマは足元で観察出来る水鳥たちである。事前にアオバト情報をいただいていたが、コースから離れているので断念してハス池に集まる水鳥たちを15人の目で観察した。
メンバーの殆どが図鑑無しでも同定できる馴染みの水鳥たちばかりである。ハス池には陽光が降り注いでいるので、水鳥たちの美しい姿を間近で観察出来る。パン屑などを与える地元の人たちがいるのか、人の姿を見付けると遠くからも集まってくる。
ハス池で観察出来た水鳥はカモ目カモ科ではオナガガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモのペアーと、クイナ科のバンとオオバンだけで、期待していたヨシガモなどの姿を探し出せなかった。近くで観察出来るのでカモ科とクイナ科の違いを、水かきがあるのかどうかで比べたり、鳴き声で比較したり出来た。
午後からは別の池に場所を移動して、カワセミが来ているかを確認しに向かった。池に到着すると、少し離れた茂みの近くで白いカモの群れが目に入る。もしかしたらミコアイサかも知れないと、皆さん双眼鏡で確認される。パンダガモと言われる目と頬が黒いミコアイサだと判りに感動される。昼寝中か姿を隠さず数羽がたゆたっている。小魚を追うミコアイサが絶えず潜水する場面も観察出来る。近くにはメスもいたはずだが、離れているので特徴までは捉えられなかった。ハシビロガモかなと思っていた個体がメスだったようだ。スコープでもあればしっかり観察して貰えたのに。
今回の例会で特筆すべきは、カマキリとハリガネムシの関係、第4弾のレクチャーを仲間が提供してくれた。因みに①はハリガネムシがカマキリを水辺に誘う戦略、②はアスファルトの反射を水面と勘違いするハリガネムシ、③はハリガネムシを食べたという驚くべき人の話、そして昨日は様々な研究の到達点で総仕上げのレクチャーになった。
「パンダ鴨 冬の陽光 独り占め」