ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

冬の花蕨

         花の様な胞子を付ける

       日本に2本しかないという銀杏

         樹齢1500年のカヤの木
 
 信貴山境内の山道にフユノハナワラビ群生地がある。案内してくれた彼はどうしても見せたくって、あまり人通りの無いコースへといざなってくれた。先ず一般の観光客は通らないような荒れた山道である。メンバーのほとんどが自然好きなので、わざわざ連れて行ってくれた。
 手持ち図鑑で調べようとしたが掲載されていない。シダ植物ばかりを独立させた図鑑があるが、そこまでは手を広げられないと決めている。ただ食べられるシダ類があるので、それだけは押さえておきないと勝手な選択肢で選んでいる。ネットで調べるとハナヤスリ科とある。今年春にアップした鵜殿のヨシ原に貴重種のハナヤスリがあり、食べられることを紹介した。フユノハナワラビが同じ科と言う事から、こちらも食用になるのではとひらめいた。調べてみると8月頃に芽を出す若芽は食用になるらしい。一度試してみたいがよほどの群生でないと採取出来ない。
 秋から冬にかけて胞子葉が直立した状態で出て来る。胞子嚢で茎に2列並んで付いている。花の様に見えるところからフユノハナワラビと言われている。春には枯れるが、多年性なので夏になると栄養葉が出て来る。


「落葉敷く 山の細道 あれ花か」

信貴山

           竹と椿の実などを使った自然工作


 所属するサークル「じねんクラブ」10月例会は信貴山である。ここへは何度か訪れたが、神仏にあまり興味のないロクには、あいにく虎の印象しか残っていない。今回も地元の仲間が案内してくれたので、初めて訪れる個所が目新しく楽しかった。大門池には文化庁登録有形文化財に指定されている開運橋に、バンジージャンプがあり商魂の逞しさに驚いたり、とっくり池に架かるつり橋を渡ったり、本堂での暗闇戒壇めぐりや国宝の信貴山縁起絵巻も拝観してきた。もちろん貴重種の大イチョウや樹齢1500年のカヤの木なども見逃さない。
 信貴山は毘沙門天を祀るお寺で、聖徳太子が寅年・寅日・寅の刻に朝敵物部守屋を討伐したとされている。そんな話は物語として記憶に留めておけばいいのだが、最近は聖徳太子人気も陰りが出たのか、参拝客も少なくひっそりとしていた。阪神タイガースが最下位になったというのも影響しているのだろうか。寅の威を借りる猫になったからかも知れない。参道では猫ちゃんの片耳が少しだけ切られているのが目に付く。切り跡が桜の花びらに似るので、桜猫と呼ばれると教えて貰った。雌猫で不妊手術を受けた猫のことらしい。
 打ち上げは王子駅前で、リーズナブルなのにお洒落な料理が提供された。昨年亡くなられた仲間の奥さんが信貴山に行くからと、遺品の虎工作を持って来て披露して下さった。工作上手の彼の作品に感心して、大トラにならない内に引き上げたのはいうまでもない。


「プロ野球 今年も終わり 虎談義」

現の証拠

            ゲンノショウコ白花(参考画像)


 “煎じて飲めばぴたりと効く!” 縁日でのガマの油売りの口上の様なゲンノショウコの花がまだ咲いている。昨年も紹介したが、花が綺麗に撮れているので捨て難く残しておいた。どちらかと言うと夏の花のイメージだが、10月までは咲いている花期の長い花である。東日本は白花で西日本は赤花が多い。
 副作用のない三大民間薬として古来から薬草として利用されてきた。後はセンブリ・ドクダミである。ゲンノショウコは、葉っぱだけの時期にはキンポウゲ科の植物と間違ったりするので、土用の丑の頃、花を咲かせたものを採取するのが良いと言われている。煎じ薬として優れた健胃整腸剤である。お茶代わりにしたり、更年期障害などには浴剤としても薬効があるようだ。別名でも古名ではタチマチグサと言われ、今のゲンノショウコに通じる名前で呼ばれていた。イシャイラズなどとも言われている。
 一方ミコシグサと呼ばれるのは、花後の実が弾けた跡が神輿の屋根に似ているからである。フウロソウ科の特徴でもある。愛読書「種たちの知恵」多田多恵子著にもその戦略が紹介されている。手作り紙芝居「遠くへ行きたいー種たちの旅物語-」のネタ本としても利用させて頂いた。


「ブレーキが 効かぬ食欲 秋怖し」

喜怒家哀楽

               熱演中の『時うどん』

          サイン入りのお裾分けチキンラーメン


 地域の文化発信基地になっている喫茶・ギャラリー『やまぼうし』で寄席があるというので、落語好きのロクは期待ワクワクで参加してきた。何でも今回で7回目と言う。ロクはもっぱら居酒屋派であるから、珈琲提供の喫茶店はあまり利用しなかった。自分で自然観察サークルを主宰するようになり、参加者が女性ばかりの時には、やむなくスイ―ツのお店などに行くようになってきた。僕にとっては革命的な変化である。
 さてその『やまぼうし寄席』に来られる落語家だが、芸名を喜怒家哀楽と名乗るアマチュアである。大学では落研を作り初代部長に就くなど落語一筋の実力派で、茨木市の某中学校の現役校長先生である。しかも昨年「社会人落語日本一決定戦」で第9回目のチャンピオンになられた。学校では生徒たちから校長先生と呼ばれるより「師匠!」と声が掛かるとか。
 天満繁昌亭の前座に出て来る落語家よりも上手いと思った。彼が披露できるのは古典と新作を併せて34演目らしい。「やまぼうし」では既に12演目をこなしてこられ、今回は『犬の目』と『時ソバ』の上方バージョン『時うどん』で、おまけとして新作『金平糖』の原稿を朗読するスタイルの出し物があった。何よりも声が良い。よく判る!来年からは常連になりたい思いで楽しませて頂いた。
 チャンピオンになった時に50万円の賞金と副賞としてチキンラーメン1年分が送られて来たとのこと。そのラーメンを抽選で皆さんにお裾分けとして頂いた。くじ運があまり良くないロクにも福運が回って来た。


「爽やかで 良いのに更に 笑みの増え」

薬師草


 ヤクシソウなどと言うと如何にも薬草の様な名前だが、花を乾燥させたものが腫れ物に効くぐらいで他の薬効は無いようである。山間部の崖などに群生を観る事が出来る。花期は8月からと言うがやはりこれも秋の草花のイメージが強い。葉っぱが薬師如来の光背に似ているからという説がある。他にミガミグサやチチグサとかウマゴヤシなどと言われ、そちらの方が植物の特徴を表し納得出来る。何時も名前の由来を調べる時には、山渓の名前図鑑「野草の名前」全3巻に頼っている。
 花の形はロクが好きなアキノノゲシに似ているが、ヤクシソウはキク科オニタビラコ属で属が異なる。花期が終わると花を垂れるという特徴を持っている。2年草だから春の根生葉の時期に採取して食用にする。茹でて辛子マヨネーズで食べたり、タンポポと同じように生葉をサラダにしたりして春の苦味を楽しむ。苦いところから薬師草になったという説もある。


「薬師草 時を告げそな 十二枚」