ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

蝶の産卵

           ウマノスズクサに産み付けられた卵

          有り余るほどのタケノコは冷凍保存に


 勝手にワイルド花壇と名付けているが、体の良い放置花壇のことである。と言っても蝶を呼び寄せたいので、ウマノスズクサとフジバカマだけは意識的に植栽することにした。どちらも野草の類いだから手入れする必要がない。
 ウマノスズクサはジャコウアゲハの食草で、アルカロイド系の毒物質を体内に蓄積させるために、ジャコウアゲハのメスが卵を産み付けに来る。そこで孵化した幼虫がウマノスズクサを食べ続け、毒を貯えた状態でサナギになり、その後、成虫へと羽化する。ジャコウアゲハが鳥などの捕食者から食べられないための防御策である。
 フジバカマも知人から譲りうけて1昨年には花を咲かせたが、旅途中のアサギマダラの目には止まらなかったようで、姿を見ることが出来なかった。昨年は途中で枯れてしまったので、水不足だったのかなと反省していたのだが、枯れた茎を引き抜くと根が腐っていた。どうやらウマノスズクサが忌避物質を出し、土壌から排除しようとしたのかも知れない。
 今年もウマノスズクサがツル状の新芽を伸ばして、支柱などに助けられて勢いよく成長している。匂いで吸い寄せられるのかジャコウアゲハのメスたちが産卵のために訪れる。彼女たちは他のアゲハチョウよりも優雅に飛ぶので、手を差し出せば指先に止まってくれそうなぐらいひらひらと舞っている。かなりの個体が産卵に訪れるので、食草ウマノスズクサが孵化する幼虫に足りるだろうかと心配している。
 我が家には4度目のタケノコが届いた。蝶は食べないので冷凍保存しておく。


「揚羽蝶 せっせせっせと 産卵に」

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