ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

赤(白)花夕化粧(アカバナユウゲショウ)

       シロバナユウゲショウ?アカバナユウゲショウの白花種?

                トチノキも花盛り


 アカバナ科のアカバナユウゲショウは殊の外印象深い花として脳裏から離れない。山案内をしているときに脳梗塞で倒れて、運び込まれた天理の病院近くに咲いていた。歩けるまでに快復し、散歩途中に手折って帰り、病室に注しておいた可愛い花だった。看護婦長が山好きで、言葉を失った僕の筆談に付き合ってくれたことまで思い出す。
 快復とともに散歩時間が長くなり、あまりにも帰りが遅いので、散歩コースを地図に書きなさいと言われた。「それは病人の散歩ではなく、まるでハイキングじゃないですか!」とお灸を据えられてしまった。元気すぎる僕は20日間の入院で退院させられた。その時に主治医には聞かず、看護婦長さんに「お酒を飲んでも良いですか?」と伺った。彼女曰く「多少なら」とのお墨付きを頂いた。僕は「多少」の「少」を無視して「多」だけを採り入れて現在に至っている。そんな僕だが年間183日の休肝を心がけている。
 さて、アカバナユウゲショウだが、明治の頃に観賞用として輸入されたが、瞬く間に野生化し関東以西での帰化植物になっている。夕方に開花して翌日には萎んでしまう一日花ということも知らずに、病室に持ち帰った苦い思い出がよみがえる。多年草だから次から次へと咲いてくれるので、散歩途中の楽しみにしている。
 そこにわずかだが白花が混ざって咲いている。シロバナユウゲショウと名付けて良いのだろうか?いずれにしても嬉しい出会いである。


「赤でなく 白でも仲間の 月見草」

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