江戸彼岸
エドヒガンの幼木が控えめに咲き出した
幹に咲くソメイヨシノ☛「クローンだから幹ではなく枝」という説
近畿でもソメイヨシノが開花して来ました。今週末が見ごろとなるはずですが、あいにくの雨予報になっています。まだ3分咲きぐらいですから花散らしの雨にならないだろう、と勝手に思っています。昨日はソメイヨシノの片親であるエドヒガンを訪ねました。兵庫県川西市では野生状態での群落が3ヶ所で確認され、一昨年、市の天然記念物に指定されました。猪名川沿いの水明台では「渓のサクラを守る会」が保護活動をされていて、毎年1週間ほど一般公開されておられ、昨日が最終日でした。別のサークルでお世話になっている方に案内してもらい、春の草花なども観察して回りました。
折角のエドヒガン訪問ですが、今年は開花が遅れて最終日だというのに、渓を薄紅色に染めるまでに至っていませんでした。クローンで育つソメイヨシノの寿命は60年位と云われていますが、野生桜のエドヒガンなどは環境が良ければ1000年以上の天然記念物級が確認されています。日を改めて他のエドヒガンも訪ねたいと計画中です。
「咲き様が 何処か控えめ 江戸彼岸」