ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

過去へのご招待13

[1201] 積雪計 [PC]  2014/02/09 06:45:47    [削除]


   昨日は全国的に荒れるという事で山友会の定例ハイキングは中止の連絡が早々と入っていた。朝、目を覚ますと一面モノトーンの世界。結果的に正しい判断だった。足さえ確保出来たら手近な所で雪山の雰囲気を楽しめるのだが……。アクティブロクといえども車の運転に自信がない。雪道は走らないと決めている。
 小鳥用の餌台に積った雪が、図らずも積雪計に早変わり。もっと積るかと思ったが気温の上昇と共に融けだしたので8cmまでしか測れなかった。全国的に雪が降り、ニュースでも都心の状況が伝えられていた。我々は久しぶりの雪に喜ぶが、雪国の方の苦労は窺い知ることが出来ないほど大変だろう。


「気持ちまで 春の大雪 左右して」


[1202] これでなくっちゃ! [PC]  2014/02/10 07:52:12    [削除]


   奈良を活動拠点にしているグループの観察会に参加させて頂き、平城京跡近くの水上池にオシドリを観に行きました。事前の案内では100羽ほどのオシドリが集まっているという事だったので、ワクワク・ドキドキして辿り着きました。遥か彼方に鴨の姿が確認出来ますが、手持ちの双眼鏡でオシドリを探すのが大変。セットして頂いたスコープでやっとオシドリ独特のイチョウ羽を確認出来るほどでした。
 一脚にデジカメをセットして行きましたが、とてもこれでは写しきれません。やはり野鳥写真を撮るにはこれ位の望遠でなければ。日がな一日カメラを据えてベストショットを待ち構えている、気の遠くなるような根気と寒さに耐えるカメラマンにロクはなれそうにありません。


「平城の 遥か彼方に 鴨探し」


[1203] 雪だるま [PC]  2014/02/11 07:00:22    [削除]


   偶にお邪魔する山のサークルで、行者山経由の六甲縦走路最終コースにあたる宝塚周辺の山を案内してもらいました。スタートは今津線の逆瀬川ですが、時間を読み違えて集合時間に10分遅れてしまいました。同じような方がおられて、更に10分遅れで来られた人と、地図を頼りに20分の遅れを取り戻すべく飛ばしました。結果的には行者山の頂上でやっと皆さんと合流できました。頂上で早めの昼食タイムになり、童心に帰って雪だるまを作る人、それを利用して集合写真用の台に利用する人様々です。
 先日の大雪で六甲縦走路は雪道になっており、踏み固められ滑りやすくなっていました。メンバーの何人かは尻もちを搗かれていました。アイゼンを持って行かなかったことを反省材料に、反省会がもたれた事は言うまでもありません。何は無くとも反省会なのですが……。


「山頂に 鎮座まします 雪達磨」


[1204] 花曜日 [PC]  2014/02/12 06:54:20    [削除]


   花曜日ハイキングの名前は50歩100歩と言います。以前にも紹介しましたがリーダーは妖怪の如く足腰が達者で、我々を置いて先を急ぐタイプです。どこが50歩100歩だと常々思っていました。ところが幸いにも彼女の脚が痛くなり、最近は弱音を吐いてコース選びも簡単なファミリー向け。昨日は阪急山本から満願寺を経由して、多田神社までのゆるゆるコースで、一昨日も歩いているロクの膝には丁度いいクールダウンのハイキングでした。
 コース途中の最明滝には幾つかの祠が在り、信者さんたちが灯明をあげに来られたり、清掃に来られています。この辺りを大陸の方々が聖地として崇めておられるようで、何処か日本の寺院と違う飾り付けが目立ちます。異国で生活される方々の心の拠り所になっているのでしょう。


「寒風の 飛沫を浴びし 仏在り」


[1205] ストラップ集合 [PC]  2014/02/13 07:18:47    [削除]


   昨日は我がグループのOP工作日。月一回の工作活動日では到底作り切れない物を作っています。OPですから工作好きが集まりテーマに基づいたものを作ります。今回のテーマはストラップで、木の実や小枝などを使ってオリジナルな作品を作り上げます。
 人気のあったのは胡桃の実やハンカチノキの硬い実をスライスしたものや、蘇鉄の実を使ったものなど多種多様です。シンプルで自然物の持つ造形が、世界に一つしかない作品に仕上がってくれます。


「種たちに 命吹き込み 旅立たせ」


[1206] ミステリーサークル!? [PC]  2014/02/14 06:42:21    [削除]


   ミステリーサークルというほどのものではないのですが、枯草の所々に丸いものが目立ちます。何時も散歩で歩いている土手道での発見です。土手には芝生が植えられ、その株の芽吹き準備だと思います。実際に芽吹いた頃に確認してみたいと思っています。
 春探しの散歩に足繁く歩いていますが、能勢では先日降った雪が残っているうえに、夜中に降ったのか窓から見下ろす田んぼは真っ白です。この時季写真俳句のネタ探しに困っています。雪の写真ばかりでもつまらないし……。


「土手道に 芝生のそっと 芽ぐみたり」


[1207] 姫立金花 [PC]  2014/02/15 06:29:38    [削除]


   石垣島で買ってきたコモチベンケイソウを霜で枯らしてしまい、気の毒に思った仲間から分けて頂きました。この冬は霜でやられないように室内に置くことにしましたが、室内気温でもマイナスになる我が家では、多肉質の葉が力無く垂れ下がり、風前のともしびです。その横から元気よくリュウキンカの葉が出てきました。小さな蕾が開き春を我が家に連れて来てくれました。外は雪です!
 リュウキンカと思っていましたが、ヒメリュウキンカです。花弁がキンポウゲ科独特に光っています。若い葉は食用になるという事ですが、毒性分を含んでいそうなのでまだ食したことがありません。何でも口にすると思われていますが、ピンポウゲ科の植物は敬遠しています。


「窓際に 雪の明りと 黄花在り」


[1208] 菜の花  (寒咲き花菜) [PC]  2014/02/16 18:24:43    [削除]


   自然観察会で琵琶湖を外輪船でクルーズしながら、長浜の盆梅を観に行く計画を立てました。結果的にミシシッピーは予約出来ませんでした。仕方なく鉄道利用になりましたが、ちゃんと下調べしてくれる仲間がいて、途中の守山で菜の花が咲いているとの情報。途中下車してバスで30分ほどの第一なぎさ公園まで足を伸ばしました。あいにくの雨で対岸の雪を頂いた山をバックに写真を撮ることが出来ませんでしたが、春を先撮り出来ました。
 長浜には当初予定よりかなり遅れての到着。盆梅展は夜間ライトアップするとの観光案内所での情報で、その時間までは粘ろうという皆さんの意向。帰りのバス時間が気になるロクは気が気ではありません。最終バスに何とか間に合いましたが、車中の宴会でどうして帰ったかうる覚えです。


「渚には 花菜と紅き 傘の花」


[1209] 盆梅展 [PC]  2014/02/17 07:04:51    [削除]


   随分と昔に長浜の盆梅展を観に行った記憶があり、今回は懐かしく観梅してきました。樹齢400年の古木もあるという事ですからただただ驚きです。長浜の盆梅展は歴史も古く、今年で63回目という事です。長浜に秀吉が築城したのが400年前ですから、梅の古木は400年間人々の営みを観てきたのでしょう。近くの大通寺には馬酔木の盆栽展も開催されていますが、こちらはまだ蕾硬し状態でした。
 盆栽は茶の文化と共に根付いてきたのでしょうか。ロク的には植物は自然に育ったものに惹かれますが、鉢植えの梅古木も捨てがたい魅力を持っています。最近では西洋人にも盆栽の愛好家が増えているようです。


「盆梅に 義母の齢を 重ね見て」


[1210] ツグミ [PC]  2014/02/18 06:36:19    [削除]


   コーラス練習の帰り道に小禽がじっとしているのに出くわしました。近付いても逃げる元気がなく寒空に震えています。野鳥に詳しくはないのですがツグミのようです。カラスに襲われたような外傷もなく、インフルに罹ったのかも知れません。如何してやったらいいのか判りません。病原菌も持っていたら大変なので手で温めてやることも出来ません。
 野生の動物の宿命だと心を鬼にしてその場を離れました。カルガモの子ども3羽が紛れ込んだ時には田んぼに放してやりました。子雀が屋根から落ちた時には、親雀が来るまでぼろ布に包んで置いてやりました。近くに動物園か獣医がいないと素人では助けてやることも出来ません。


「寒空に 小禽一羽 置き去りて」 


[1211] オシドリ観察会 [PC]  2014/02/19 08:01:10    [削除]


   午前中は京都植物園にスプリング・エフェメラルの草花を観に行き、午後からは宝ヶ池にオシドリを訪ねました。オシドリは木の陰などを好むのでそっと近づかなければ直ぐに逃げてしまいます。池の対岸にいるオシドリを双眼鏡で観察していましたが、誰か心無い人が対岸で脅かしたので、こちら側に来てくれました。手持ちのデジカメで何とか写せる範囲まで来てくれたので、オシドリを肉眼でしっかり観察することが出来ました。
 おしどり夫婦と例えられますが、毎年パートナーは変わるようで、胞卵や育雛も雄は協力しないようです。それにつけても繁殖期のオスは目を引きます。仲間の呼びかけでドングリを持って行きましたが、彼たちが食べてくれたのかどうか……。


「水尾引く 銀杏羽高き 鴛鴦の」


[1212] ミツデウラボシ [PC]  2014/02/20 07:05:32    [削除]


   今は亡き自然大学で講師をされていた方の「ネーチャーガイドシリーズ1」に掲載されていたミツデウラボシです。見つけたら葉を採取してポケットに入れておけば、帰り頃には好い香りがしてくると紹介されていたので、一度試してみたいと思っていましたが、最近はトンと見られなくなりました。絶滅危惧種に指定されたのかもしれません。カツラやタカノツメなども好い香りがします。それらはクマリン植物と呼ばれていて100種ほどあるようです。
 今年から地元の高代寺山の麓で展葉フェノロジーの活動を始めるという案内を頂きましたので、見学がてらに参加させて頂きました。その活動中に見つけたミツデウラボシです。大切に見守っていきたいと宝物発見気分のロクでした。


「野の草で 香先取り 桜餅」


[1213] 満作(万作) [PC]  2014/02/21 07:20:57    [削除]


   春一番に咲くマンサクがやっと咲き出しました。花弁が紐状で変わった花ですからよく目立ちます。“先んず咲く”からマンサクになったとか“豊年満作”からとかの説がありますが、何れにしても春をいち早く告げてくれる花木です。写真のマンサクは公園に植えられていたものですが、日本の特産種でマルバマンサク・アカバナマンサク・トキワマンサクなどがあります。学名もハマメリス・ジャポニカと言います。
 色んな薬効があるようですが、乾燥した葉を収斂(しゅうれん)と言い、煎じた液は化粧水としても良いようで、皮膚を引き締め張りのある肌になるらしいです。色んなパーツが下に下にという方にお勧めです。


「まんさくが リボン振り振り 人を呼び」


[1214] ヒマラヤ桜その後 [PC]  2014/02/22 07:25:06    [削除]


   先月アップしたヒマラヤ桜のその後がどうなっているか?気になり定点観察に行って来ました。まだ少し花が残っている木もありますが、ちゃんと実を付けていました。どんなサクランボになるかを観察してみたいと思っています。
 定点観察などと言っていますが、本心はどんな味か食べてみたいというのがロクの興味です。足繁く通わないと小鳥に先を越されてしまったら、元も子もなくなってしまいます。実のなる木は我が家の枇杷や柿が小鳥との争奪戦であるように……。


「青き実が 異国の春に 逞しく」


[1215] ピアノコンサート [PC]  2014/02/23 07:33:35    [削除]


   我がコーラス団先生のコンサートに行って来ました。前回はソロのコンサートでしたが、今回は若いピアニスト4人のジュオコンサート、それだけで華やかです。2台のピアノで4人の演奏(2台8手)は迫力があります。プログラムはスメタナのロンド/ソナタ、ラフマニノフの組曲2番作品17、サン=サーンスの動物の謝肉祭、ロッシーニのウイリアム・テル序曲とカーテンコールで2曲の披露。クラシック好きには垂涎の選曲です。
 撮影禁止だったので皆さんに華やかな雰囲気は伝えられませんが、演奏前の調律と素敵な演奏会場だけで想像して下さい。音痴のロクは馴染みの曲にはスイングを取りながらも、目は華やかな彼女たちに釘付け状態。耳の贅沢より目の保養をしてきました。


「連弾で 春が来たよと 告げられて」


[1216] 鹿の群れ [PC]  2014/02/24 07:36:25    [削除]


   経済効率優先の前大阪府知事に潰された府民牧場が鹿の餌場になっています。毎朝10数頭のファミリーで芽吹き出した牧草を食べに来ています。跡地には小中一校の建設が予定されていますが、それまでは鹿が誰にも邪魔されずに朝の食事を採ることが出来ます。
 鹿牧場を作れば好いのにというのがロクの提案です。ニュージーランドではヒツジに替えて鹿を飼う牧場が増えています。柵を高くしたりして大変だと思うのですが、鹿害で悩まされている農家としては、害獣が観光資源になるし、ヘルシーな高級食材としての鹿肉を供給出来るようになるので一石二鳥だと思います。ただ問題点は猟師がいないという事です。


「若草に 鹿の集まり 朝餉摂り」


[1217] 関西蒲公英 [PC]  2014/02/25 06:39:52    [削除]


   陽気につられて春探しの散歩に出掛けました。オオイヌフグリやホトケノザも群生し、春近しを告げています。セイヨウタンポポもすでに咲き始めているので、これも西洋かなと確認したところ、総苞片が反り返っていないカンサイタンポポでした。やっと本物の春に巡り合った気がしました。別名の「鼓草」からたん・ぽん・たん・ぽんと春の音が聞こえてきそうです。民俗学者の柳田国男著にタンポポの命名由来が出てくるそうです。
 食べられる野草で一番なじみの蒲公英ですが、滋養強壮・健胃・外熱などの薬効の他に、全草が食毒を消し、さらに抗がん作用も薬理実験で証明されているようです。セイヨウタンポポも同じ薬効なので、どんどん食べたいものです。まだ根を乾燥させて作ったタンポポコーヒーは飲んだ事がないので、今年はチャレンジしてみようかな。


「蒲公英を 見付けて上着 脱ぎ歩き」


[1218] ポカポカ陽気! [PC]  2014/02/26 07:29:44    [削除]


   昨日の花曜日ハイキングはポカポカ陽気に誘われて観梅の梯子をしてきた。阪急岡本から保久良梅林を経由し、金鳥山から六甲打越山に回り、岡本梅林に戻るコース設定。山の中腹にある保久良梅林はまだ殆どが蕾で、僅かに紅梅が開きかけている状態。今までの山歩きではウインドブレーカーが欠かせなかったが、昨日は気温の上昇に合わせて軽やかな出で立ちでの闊歩。
 北側斜面には雪が残り所々凍結していたが、アイゼンを付けるほどではなかった。最近山を甘く観て、装備が完全でないことに気づく。例えば軽アイゼン・雨具・ヘッドライトなどに加えて、非常食・救急セットなどの不携帯が目立つ。無謀な高齢者登山と言われないように反省しなければ!


「山道で 交わす言葉も 春めきて」


[1219] 鉄腕アトム! [PC]  2014/02/27 08:19:59    [削除]


   どうしても紹介したかった冬芽を登場させます。過去にもアジサイやホウノキの冬芽をアップしたことがありますが、今回はムシカリ(オオカメノキ)です。なんとも可愛い冬芽ではありませんか。向き合った葉芽の間に花芽があります。葉芽はアジサイと同じように裸芽です。今にも展葉出来るぞ!と春に向かっている姿がいじらしいです。
 手塚治虫はムシカリの冬芽から、イメージを膨らませて、鉄腕アトムに辿り着いたのかなと思ってしまいます。沖縄以南の亜熱帯に自生しているサキシマスオウノキの実(種)からウルトラマンが生まれたように。


「木々たちも 春へ春へと 枝伸ばし」


[1220]頭隠して(*^_^*) [PC]  2014/02/28 07:14:41    [削除]


   冬の間藻や泥の中に潜っていた魚たちが元気に活動し出しました。まだ田んぼに水を張る時期ではないので、川は澄んでいます。外敵の姿を見たら直ぐに隠れる習性をもっていますが、本人は隠れたつもりなのでしょうか?あまり驚かさないようにそっと観ていました。
 鶯の初鳴きを聞いたという便りも届いています。早春賦の歌がぴったりの季節で、つい鼻歌も飛び出します。家でじっとしていられない季節の到来で、ロクの外出度合いも増えそうです。


「水温む 流れにさっと かくれんぼ」 


[1221] 展葉フェノロジー [PC]  2014/03/01 06:56:50    [削除]


   先日参加させて頂いた展葉調査活動が3月から本格的にスタートすることになり、準備期間のデータや活動計画の日程表などが送られてきました。今までの観察と違った目で追っかける定点観察です。各樹木(十数種類)毎に10本ほど選び、生育場所の違いでの展葉度合いを、5ランクに分け記録して行く活動です。
 展葉フェノロジーという聞き慣れない研究です。動植物の時間的変化(例えば展葉)を気候(気象)との関連で捉えて行く学問です。何が解るかというと、温暖化で植物たちがどう変移して行き、将来の森林形成が予測できる基礎資料になるという事です。


「山道の 芽立ち探しに 綻んで」  


[1222] アカバナマンサク [PC]  2014/03/02 07:14:07    [削除]


   ここ数日は暖かい日が続いているので春の写真を求めて歩きますが、能勢にはそんなに早く春が訪れてくれません。スプリング・エフェメラルの花たちの自生地に足繁く通っていますが、まだまだその気配さえありません。ミヤマカタバミの葉が枯葉の中で春待ち顔に閉じているだけです。
 写真は庭木用として出荷するために植えられているアカバナマンサクです。トキワマンサクが紅いと思っていましたが、常盤というのは常緑という意味らしいです。


「一日の 計は何処へ 春探し」


[1223] カンゾウ新芽 [PC]  2014/03/03 07:26:52    [削除]


   散歩途中で目を凝らすと枯葉の中からカンゾウの新芽が出てきました。お馴染みのニッコウキスゲやユウスゲの仲間です。この段階ではヤブカンゾウかノカンゾウかの区別がつきませんが、散歩道で毎年確認しているヤブカンゾウだと確信できます。中国原産ですが日本には有史以前に渡来してきたようです。風邪、不眠症、利尿などの薬効があるとのことです。
 一旦芽を出すと成長が早く、山菜として採取する期間は限られています。新芽や若葉、花の蕾などは癖がなく美味しい山菜です。採取後茹でて乾燥させておくと保存食になるようです。また変わった味わいかも知れません。


「土手道に 春を撮らむと 跪き」


[1224] 雛人形 [PC]  2014/03/04 07:13:21    [削除]


   3月3日(昨日)友人から手作りの雛人形が送られてきた。毎年この時季になると自然工作で作るのだが、今年は作らなかったので嬉しい贈り物だ。ご夫婦で工作など作られているので、何時もアイデアなど頂いている。竹で作った干支の「午」も彼たちに教えてもらったので、地域の活動に使わせて頂いた。昨夜は白酒ならず濁り酒を買ってきて戴いた事は言うまでもない。何かにつけて酒を飲む口実を見付け出している。
 我が家の雛人形は何処に隠れているのだろうか。飾らなくなって久しい。雛飾りの歴史を調べてみると、平安時代に雛遊びとして登場したが、全国的に拡がったのは江戸時代になってかららしい。季節的には旧暦の方が桃の花も咲き出すので好いと思うのだが。


「贈られし 手作り雛の 誇らしく」


「雛人形 サイドボードの 主役席」


[1225] 福寿草 [PC]  2014/03/05 07:17:32    [削除]


   福寿草(幸福と長寿)とめでたい名前が付いています。旧暦の正月ぐらいに咲くので朔(ついたち)草などとも呼ばれています。新暦の正月に鉢植えで売られているものは促成栽培したものです。自生種は東日本に多く、西日本ではあまり見られないので、わざわざ福寿草を訪ねて行くことになります。光に敏感で蔭ると直ぐに花弁を閉じてしまいます。パラボラで集めた熱を逃がさないためだそうです。
 我が能勢には一ヶ所沢山咲いてくれるところがあり、多年草だから毎年ご機嫌伺に訪れます。心無い人に盗掘されるので、何所かという事をあまり宣伝しないことにしています。以前にも押し花アートをする女性が花を摘んでいるので、ダメでしょうと注意したことがあり、一日中嫌な気分で過ごしたことがあります。


「年毎に 家族を増やす 福寿草」


[1226] 白木蓮の蕾 [PC]  2014/03/06 07:03:04    [削除]


   まるで帽子を被ったような白木蓮の蕾です。冬の間硬い殻を纏っていましたが、そろそろコートを脱いで開花準備に入っています。でもあいにくの冬型気圧配置に逆戻りで、コートを脱いでみたものの寒くって震えているようです。能勢は雪の朝になりました。
 木蓮は地球上で最古の花木と言われています。1億年以上前から今の姿だったとのことです。欧米では椿、躑躅と並んで3大花木に選ばれ愛さてています。仲間のコブシは花が全開するのに対して、ハクモクレンは花弁を全開させません。歴史とおくゆかしさを併せ持つ白木蓮は大好きな花木です。


「木蓮に 紆余曲折の 開花まで」


[1227] 蟹届く [PC]  2014/03/07 06:43:40    [削除]


   毎年伊根町へカニを食べに行くが、この冬は友達との日程調整が出来ずにまだ行けていない。お馴染みの民宿では「どうしたの?」と待っておられることだろう。11月半ばから3月半ばまでの漁期、間もなく禁漁期間に入ってしまう。雪道運転で難儀した経験があるので、雪の降る期間は運転しないことに決めている。年1度の贅沢カニ三昧がまだ出来ていない。とほほっ!
 捨てる神あらば拾う神あり。カニを食べに行っていた娘から、見事なカニと干魚が届いた。漁船の名札まで付いている品質保証済みの、謂わばブランド松葉カニ。大きな魚は大味になるが、カニは大きいほど食べ応えがあり食べ易い(*^_^*)甲羅酒が最高!


「どう捌く 俎上に在りし 松葉蟹」


[1228] 自然工作 (花活け) [PC]  2014/03/08 07:05:28    [削除]


   嫌われ者のセイタカアワダチソウを使った工作です。基本形として仲間が円柱型と角柱型を見本に作り、それを参考にアイデアを駆使して個性豊かなペン立てを皆さんは作りました。アイデアとしては老眼鏡入れや花活けにも使えます。自然工作というのは材料が均一でないので、同じように作っても違った作品になります。世界に一つしかない工作と言われる所以です。
 かぼちゃの種をデコレーションとして貼り付け、音符のイメージに仕上げました♪シロフォンから音が聞こえてくるような作品に仕上がり満足しています。またこれを貰った人は迷惑がるだろうなぁ~うっしっし(*^_^*)


「野辺の道 アップダウンの 早春賦」


[1229] 観音岩 [PC]  2014/03/09 07:38:45    [削除]


   山友会の例会で、生駒山北端の交野山から私市のくろんど園地にハイキングして来ました。学研都市線の津田駅から交野山の頂上にある観音岩を目指し、くろんど池を経由して下山するコースです。この地域は歴史も古く、いたるところに神社など信仰対象の建造物などが見られます。大陸渡来人の「機(はた)」を冠した神社などあり、一気に縄文時代に誘ってくれるようです。
 頂上の巨岩は観音岩と言われ、古代からの岩座の一つだそうです。事前学習していればもっと楽しめたのにと後の祭りです。時折小雪が舞いましたが、360度のパノラマで関西の山を一望に見渡せました。夜景が最高と言われますが、ちょっと距離と若さに遠すぎます。


「遠望に ベール被せし 名残雪」


[1230] 御所桜堀川夜討 [PC]  2014/03/10 07:16:27    [削除]


   能勢の伝統文化として200年の歴史を誇り、国選択文化財「能勢の浄瑠璃」後継者たちの大会が開かれました。能勢の浄瑠璃は竹本「文太夫派・井筒太夫派・中美太夫派・東寿太夫派」の四派があり、それぞれの派の太夫は何人もの弟子を持っています。実際に教えるのは「糸」と言われる三味線を弾く方です。太夫はお金を出すだけです。田んぼ1枚手放すぐらいの出費になるようです。
 今回は新人たちの初舞台です。知り合いが出られるというので、祝儀というほどではありませんが、仲間とお花を持って聞きに行きました。やはり知り合いが出ると、他の語りと比べて一番上手いなどと自分のことのように嬉しくなるものです。


「素浄瑠璃 絡ませ上手 春の糸」


[1231] 太閤道 [PC]  2014/03/11 07:40:36    [削除]


   月2回の花曜日ハイキングは火曜日に設定されています。だから花(火)曜日ともじっています。ところが打ち上げ場所に使いたいお店の定休日が火曜日なので何時も使えません。そうした理由で今回は月曜日に変更しました。山歩きより終わってからの反省会に重きを置く、という熟年山ガールグループに混じって肩身の狭い思いをしているロクです。
 阪急高槻市駅から歩いて磐田橋の登山口まで出て、金龍寺後から若山(351m)を越え若山神社まで降り、阪急水無瀬駅までのコースで太閤道と呼ばれています。昼前から雪がちらつき出し、見る間に山道は真っ白になってしまいました。思わぬプレゼントにリーダーははしゃいでいました。


「淡雪が 手品の如く 華咲かせ」


[1232] 蕗の薹 [PC]  2014/03/12 07:01:52    [削除]


   待ち焦がれていた蕗の薹がやっと落葉を掻き分けて出てきました。毎年福寿草が咲き出す頃に、一足遅れで顔を出します。蕗の薹は云わずと知れた花の蕾です。本体の茎と葉は後から出てきます。根茎でつながっているのです。雄花と雌花がありますが開くまでは区別がつきません。雄花は花粉を付けているので黄色っぽい花になり、雌花は白っぽい花になります。
 田んぼの畦に出ていたのを失敬して、天ぷらにして頂きました。蕗の薹を食べないと春が来たのを実感出来ません。あのほろ苦さが春の味なのです。沢山採れる頃にはロク自慢の蕗味噌が食卓に。


「四季彩を 一品夕餉に 蕗の薹」


[1233] 烏野豌豆 (カラスノエンドウ) [PC]  2014/03/13 07:07:34    [削除]


   漢字表記するとよく判りますが「烏の豌豆」ではなく烏「野豌豆」の事です。仲間の雀野豌豆も同じ。野生の豌豆という意味です。烏のように黒い実から烏野豌豆になったという説もあります。黒く熟した実はフジの花と同じように、さやがねじれて遠くまで豆(種)を飛ばします。耳を澄まして聴いているとパンパンと音が聞こえてくるそうです。
 雑草扱いされていますが、マメ科の特徴的な蝶型花で可愛い花です。若芽の天ぷらも美味しいという事です。黒く実った豆と葉を一緒に焙じてお茶にした記憶があります。カラスノエンドウなどが野に出て来ると春ももうそこまで来ています。


「羽ばたいて まさに飛び立つ 野豌豆」


[1234] 籠抜け植物 [PC]  2014/03/14 07:04:17    [削除]


   本来の「籠抜け」は籠やケージの中で飼われていた家禽や家畜や逃げ出して野生化したものをさす言葉だったが、最近では園芸植物にも使われるようになってきた。園芸種を思われる植物が結構野生化して拡がっている。最たるものは蔓性のツルニチニチソウだ。環境に強いアサガオ仲間ホシアサガオなどの野生化も目立っている。
 在来種や外来種など生態系を深く考えなくてもいいのなら、ムスカリなどは可愛い花だから野原に咲いていると嬉しくなる。偶々オランダミミナグサをアップして頂いたので、外来種や籠抜けに想いが傾いた。


「抜け出して みたれど強し 春一番」


[1235] ゴイサギ [PC]  2014/03/15 07:31:26    [削除]


   服部緑地の池で見かけたゴイサギです。以前ゴイサギの幼鳥をアップしたことがあります。幼鳥は星のような斑点があるのでホシゴイと呼ばれています。成鳥になるとブルーがかったグレーの羽根に変わり、繁殖期になると2本の冠毛が目立つようになり精悍な感じがします。夜行性で烏に似た声で鳴くためにヨガラスとも呼ばれています。
 「おしどり夫婦」に代表されるカモ類は交尾を済ませると、胞卵や育雛はすべて雌の仕事です。来年には別のカップルを作ります。それも強い子孫を残す戦略かもしれませんが、こちらのゴイサギは雌雄で抱卵して、育雛も雌雄共同でするので、そろそろ「おしどり夫婦」を返上して、「ゴイサギ夫婦」にしたら如何かなとロクの独り言です。


「水温み 枝に五位鷺 羽根休め」


[1236] 招霊木  (オガタマノキ) [PC]  2014/03/16 07:42:30    [削除]


   漢字表記からも連想されるように、古来から神事に利用されてきました。神様の霊を招く木という事です。他に神木の榊などは玉串に使われていますが、榊の無い地方ではオガタマノキを玉串に使ってきたとのことです。天の岩戸の前で踊った時、手に持っていたのが「招霊の木」と云い伝えられています。
 日本原産で長崎県諫早市小長井には樹齢1000年以上のオガタマノキが国指定天然記念物に制定されています。近くでは京都市上京区の白峯神社に在る樹齢800年のものが京都市指定の天然記念物だそうです。芳香があるとのことなので、匂いを嗅いでみましたが、服部緑地にあるオガタマノキは殆ど香りませんでした。


「春風に 乗せた香の 何処やら」


[1237] 長春花  (冬知らず) [PC]  2014/03/17 07:15:37    [削除]


   昨年の秋、プランターに種をまき、冬場の霜や雪にも負けずに苗が育っていました。何時咲いてくれるのだろうと期待して待っていましたが、暦が春になりやっと黄色い頭花が少しずつ咲き出してきました。毎月一日の花と言われるぐらい花期の永い花で、カレンジュラというのはカレンダーの語源とのことです。オレンジ色のキンセンカと同じキク科の仲間です。
 ヨーロッパではハーブとして食用や虫さされの薬として利用しているようです。サフランの代わりとしても利用されるので、南房総では沢山栽培しているとのことです。我が家でも来年には増えて来ると思われるので、味見はしてみたいと思っています。


「ベランダに 季節を告げし 長春花」


[1238] 乗馬センター [PC]  2014/03/18 07:38:37    [削除]


   あまり立ち寄ることが無いが、何時も活動拠点にしている服部緑地にはご覧の様な乗馬センターがある。会員数は府下で一番を誇っているらしい。今年は午年という事で紹介してみた。女性会員が多いという事だが、確かに乗馬はステータスな雰囲気を持ち、かっこいいスポーツに見えるし、姿勢も良くなるようだ。ホームページを開いてみると、年齢制限があり70歳までだって。ロクは失格!
 何でもやってみたいアクティブロクも乗馬経験はない。観光地で馬に乗せてくれるところがあったが、それにも乗った事がない。随分と昔、箕面の観光馬車に乗ったことがトラウマになっているのかも知れない。あの坂道を沢山の客を乗せ、糞を垂れながら辛そうに登って行く馬車馬の姿が目に焼き付いて離れない。


「馬場駈ける 駒の足取り 春めきて」


[1239] 蕗の薹収穫 [PC]  2014/03/19 06:47:52    [削除]


   予定されていたハイキングが雨のため中止になり、日がな一日をパソコンに向かっていました。これじゃロクでないと思い立ち、雨の上がったのを見極めて、気になっていたフキノトウを探しに行って来ました。道路脇の堤防に遠目からもそれと判る萌黄色が見えます。この時季、早春色をしているフキノトウとヤブカンゾウ若芽はよく目立ちます。
 沢山収穫できたので、毎年作っている蕗味噌にしようかなと思っています。熱いご飯によし日本酒にも合います。フキノトウやワラビの多食はガン予防のために控えなければなりません。


「当分は 熱きご飯に 蕗の薹」 


[1240] 姫踊子草 [PC]  2014/03/20 07:44:16    [削除]


   山小屋のよっさんが珍しい花をアップされました。イズモコバイモだそうです。所謂スプリング・エフェメラルなんですね。国や島根県の絶滅危惧種に指定されているとのことです。妻の出身地なので機会があれば一度観てみたい花です。「観てみたい花一覧」に登録しておきます。写真で観るとチゴユリかアマナのように見えます。
 こちらはヨーロッパ原産で明治26年に東京で確認されて、見ている間に日本全土に野生化した帰化植物のヒメオドリコソウです。ホトケノザと並んでいたるところに繁茂しています。雑草扱いされていますが、花をルーペで観ると可愛いものです。「雑草という植物は無い!」(昭和天皇)


「国会の 答弁虚し 土手青む」


[1241] 春は苦味から [PC]  2014/03/21 06:10:51    [削除]


   今日は春分です。春分寒波で寒い一日との予報も出ていますが、桜開花の便りも届き、いよいよ春本番を迎えます。暑さ寒さも彼岸までと言われていますが、明日あたりからは徐々に暖かくなりそうです。コートを脱いで早く野外で活動したい!と手ぐすね引いて待っています。
 春の訪れは野草・山菜からも伝わります。先日採ったフキノトウの一部を蕗味噌にしました。苦味が春を感じさせてくれます。天ぷらと蕗味噌が春一番の定番料理になっています。地方や家庭によってレシピも変わりますが、ロクが作る蕗味噌は白味噌仕立ての甘くほろ苦いものです。


「春分は 日差し欲しいと 空仰ぎ」


[1242] 春いっぱい [PC]  2014/03/22 07:45:43    [削除]


   春分だというのに京都植物園は時折雪の舞う寒い一日でした。傘を差しながら園内観察しましたが、陽射しが絶対条件のスプリング・エフェメラルたちは頭を垂れたままで、我々の期待にはこたえてくれませんでした。日本一を誇る観覧温室の熱帯・亜熱帯植物たちは花盛りだったり、実を付けたりしていて、ここだけは別世界です。
 一方「早春の草花展」のビニールハウス内には春が一杯に満ち溢れていました。よくも揃えたりというぐらいの園芸植物や、鉢植えの山野草が爛漫と咲き誇っていました。


「横文字の 花の香満ちて プリムラも」


[1243] 富貴草  (フッキソウ) [PC]  2014/03/23 06:16:38    [削除]


   フッキソウの別名を吉字草と言ってどちらも縁起のよい名前が充てられている。常緑の葉が茂る様子から、繁栄を例えて名付けられたらしい。別の図鑑によると宝石のような実を貴金属と見立ててという説もある。常緑の低木だと思うから樹木図鑑を調べたが載っていなくって、なぜか草本の方に掲載されていた。
 庭などに植えられているのでよく目につくが、今までこの欄にアップしていない事に気付いた。この時季は早春の草花がスポットライトを浴びるので出番がなかったと言える。秋に可愛い角のある白い実が出来るらしいが、まだお目にかかったことはない。それ位まれにしか結実しないらしい。


「4月から 何処が栄える 富貴草」


[1244] 野草料理の会 [PC]  2014/03/24 07:27:07    [削除]


   あるサークルで野草料理の会があるという事で参加させて頂きました。サークルリーダーのお宅に27人もの参加者が集いました。駅から2キロほどの道のりを観察し、汗をかきながら彼の家に辿り着きました。辿って来た道を俯瞰出来る高台にあるお家は、昔話に出て来るような日本の原風景でした。
 少し早い企画なので材料は限られています。山菜といわれる樹木の新芽には早過ぎたので、もっぱら野草だけの料理でした。「野草料理の会」と銘打っているので看板に偽りなしです。やはり定番は天ぷらで、そこいらに生えている野草を揚げてもらいました。今回初めて食べたのはスイバの天ぷらでした。


「土筆和え 一品添えて 土の香を」


[1245] 深山カタバミ [PC]  2014/03/25 07:17:06    [削除]


   暖かくなったので、そろそろ二輪草も咲き出したかなと偵察に出掛けました。やっと葉が出てきた段階です。本当にトリカブトと似た葉なので誤食する人が絶えません。ロクはまだニリンソウを食べた事がないのです。毎年花が咲くのを確認しているので間違いはありません、が花を鑑賞したいので食べる気になりません。他にコース途中の一ヶ所に深山カタバミがかたまって咲いていました。
 ここは散歩コースの1つで二輪草コースと名付けています。他に福寿草コースやキツネノカミソリコース、土手道はウマノスズクサコースと呼んでいます。季節によっては彼岸花コースと名前が変更したりします。冬場はカルガモ・カワセミコースになります。


「草花も 三寒四温に 戸惑いし」


[1246] 50歩100歩 [PC]  2014/03/26 07:43:28    [削除]


   月2回の花曜日ハイキングで道場の大岩ヶ岳に行って来ました。岳なんて付くのでどれほど高い山かというと384mの低山です。しかしコースの不確かな始めての渓筋など歩き、5時間ほどかかり25000歩の長い歩きになりました。会の名前を「50歩100歩」と言いますが、最近はメンバーも少なくお邪魔虫のロクを入れて4人で歩いています。
 メンバーだった「華のMさん」が難病に罹り、参加出来なくなってしまい、何時も反省会で寂しい思いをしています。彼女が参加していた頃は反省会の楽しかったこと。オーダーから会計まで手際よく手配して下さり、我々は財布の許す範囲で飲み放題・食べ放題・話し放題!また彼女を交えて飲みたいなあ~と思う今日この頃です。


「頂上に 吹く風温し 雨近し」


[1247] 座禅草 [PC]  2014/03/27 06:49:54    [削除]


   湿地に育つザゼンソウは水芭蕉と並んで春の花です。雪が溶けだす頃の湿地に出て来る植物で、あまり自生で見かけないので、わざわざ彼等を求めてツアーを組んだりします。その点植物園は労少なくして珍しい植物に出遭える貴重な施設です。
 馬も食べないというぐらい悪臭を放つようですが、奥飛騨の方では救荒植物だったとのことです。葉柄を湯掻き乾燥させてから利用したようです。また虫刺されや皮膚の痒み取りに薬効があり、葉をすり潰して塗布すればいいとのことです。


「ぽつねんと 胡座かきたる 達磨草」


[1248] 鶯神楽  (ウグイスカグラ) [PC]  2014/03/28 06:40:44    [削除]


   近くの林に生えているウグイスカグラです。名前の由来は鶯が鳴き出す頃に花をつけるからと言われています。スイカズラに花の形がよく似ています。同じ科のスイカズラの蜜は吸ったことがありますが、ウグイスカグラの蜜は吸ったことがありません。というのも初夏に出来る実を採りたいがためです。
 汗ばむ山道でウグイスカグラの実を見付けると、立ち止まって2~3粒失敬します。何故か実を沢山付けている木に行き当たったことがありません。先に小鳥たちに啄まれているのかもしれません。ここではロクたちが侵入者なのです。


「曇天に 鶯だけが 恋の歌」


[1249] 日向水木 [PC]  2014/03/29 07:41:43    [削除]


   何時もどっちだったかなと迷う花です。花の数が1~3と少ないのがヒュウミズキで、7~8の花序が垂れ下がっている方がトサミズキです。日向(宮崎県)に多く植栽されているというのが名前の由来になっていますが、明智日向守光秀の所領だった丹波地方にも多く植栽されていたとのことです。一方のトサミズキは高知県に自生していたところから名付けられました。
 どちらもマンサク科で春一番に咲き出すので庭木として人気があります。ミズキとなっていますが、ハナミズキやクマノミズキなどはミズキ科で別種です。同じようにウツギなども白花系はユキノシタ科で紅花系はスイカズラ科で別種です。植物の名前はややこしいですね。


「透き通る 花弁を垂らし 春うらら」


[1250] 土佐水木 [PC]  2014/03/30 07:15:53    [削除]


   昨日アップの日向水木と比較して下さい。こちらは穂状に花序が垂れ下がっています。他にも違いがあり雄しべが茶色くなっています。マンサク科の○○ミズキというのは産地名を冠しているものが他にもあり、日本固有種で4種が自生しています。蛇紋岩地や石灰岩地を好むようです。
 昨日の観察会は春爛漫で沢山写真に収めてきました。桜も開花発表から一気に咲き出しました。野の草花も各種咲き出し、どれをアップしようか悩むところです。出来るだけ過去にアップしていないものと思っているのですが……。あれほど春探しをしていた頃と違い、嬉しい悲鳴です。


「花盛り 浮気な虫の 忙しく」


[1251] 四手辛夷 [PC]  2014/03/31 07:10:22    [削除]


   モクレンは中国から入ってきましたが、コブシの仲間は殆ど日本固有種です。シデコブシは玉串の四手に似るところから名付けられました。田植えの頃に花を咲かせるので「田打ち桜」という別名もあります。東海の伊勢湾周辺に自生して、シデコブシの純林を作っているらしいです。特に花色が濃いピンクのベニコブシは貴重種です。
 シデコブシは公園に植わっていても目を引きますが、群生している自生地に行ってみたいものです。ベニコブシをぜひ観てみたい!この欄をアップしながら、前もってネットで調べておけばよかったと後悔しています。後で調べますが青春18キップで行けるかな?


「はらはらと 巫女の居そうな 四手辛夷」


[1252] 胡蝶花(シャガ) [PC]  2014/04/01 07:19:37    [削除]


   漢字ではシャガを射干と表記されているが、本来はヒオウギに充てられた漢名である。花の美しさから胡蝶花とも表記されるので、ロク的はこちらを採用したい。古くに中国から帰化してきた植物で、お寺などでよく見かける。山道でもコース途中で必ずと言っていいほどシャガの群落に出合う。三倍体植物という事で結実しないようだ。どうして山道に拡がっているのか疑問だ。多分古人が植えたものが、根茎で拡がって行ったんだろうなと思う。
 アヤメ科の植物は「単面葉」と言われているので、始めての人には葉の裏表を聞き「実はシャガの葉っぱは全部裏なのですよ!」と鼻をひくひくさせながら得意げに喋っているロクを想像して下さい。


「著莪の花 季節間違え フライング」


[1253] 踊子草 [PC]  2014/04/02 07:38:27    [削除]


   八幡市の三川合流地点までオドリコソウを求めて行って来ました。ここは「背割の桜」で有名な場所で、平日にも係わらず沢山の花見客とカメラマンたちが見事な桜を愛でています。僕たちの主目的はオドリコソウなので、堤の桜並木もそこそこに先を急ぎました。少し早かったようですが、白や薄ピンクのオドリコソウが僕たちを迎えてくれました。
 オドリコソウは山菜にもなり、全草を薬用としても利用出来ます。最近はあまり見かけなくなったので、摘んで帰りたい気持ちを抑えて、写真だけで我慢しました。本当はあまり採って欲しくはないのですが、腰痛持ちの方は乾燥させたものを薬湯料にすると良いらしいです。


「春の野に 匂い芳し 踊り子の」


[1254] 江戸彼岸 [PC]  2014/04/03 07:04:51    [削除]


   桜の季節を迎えました。ソメイヨシノはここ数日の暖かさで既に満開だと報道されています。箕面・川西・能勢・豊能辺りには野生種のエドヒガンが見頃です。ソメイヨシノより一足早く咲き、彼岸の頃から咲き出すという事で江戸彼岸と命名されています。山桜と並んで長寿の桜です。樹齢2000年の神代桜、1500年の淡墨桜、1000年の樽見の桜などが有名です。花を沢山付けることから園芸品種の母種になっています。ソメイヨシノの片親だという事は皆さんご存知です。
 3日間続けて桜の追っかけをしてきました。昨日は川西市でエドヒガンの保護活動をされているグループ「渓のサクラを守る会」の方の案内で、猪名川べりのエドヒガンと早春の草花、保護活動などを垣間見てきました。素晴らしい活動を地域で運営されています。


「東屋で 流れ聞きつつ 桜餅」


[1255] ウワミズザクラ [PC]  2014/04/04 06:48:14    [削除]


   花見桜とは違い、穂状の花が咲くウワミズザクラです。仲間にイヌザクラがあり、花穂の下に葉が付いているかどうかで見分けます。兄貴分のウワミズザクラの方には葉が数枚付いています。花の時にアップすればいいのですが、青い蕾の今が薬用酒の採取時期なのです。あまり目立ちませんが、すでに花を咲かす準備をしています。
 西遊記の三蔵法師は不老長寿のウワミズザクラの種を求めて旅に出たと言われています。蕾や種、熟れた実などで作る薬酒は不老長寿に効果があるようです。熟れた実の生食も美味しいものです。


「目立たぬも 戸籍辿れば 桜なり」


[1256] 瘡王   (クサノオウ) [PC]  2014/04/05 07:37:06    [削除]


   瘡(かさ・くさ)と漢字表記されるように、昔は皮膚病を治す薬草の王様という事でクサノオウと名付けられました。地方名ではイボクサとかタムシグサとかヒゼングサ(皮癬草)など皮膚病に関する名前で呼ばれています。鎮痛作用もあるので、尾崎紅葉が胃癌の痛み止めに使ったとも言われています。
 春遅くに咲き出し、時たま秋口まで観ることが出来ます。日当たりの良い所では綺麗な黄色い花を既に咲かせています。ケシ科の毒草ですが、虫たちには大丈夫なようですね。茎を切ると白い液が出て来て、見る間に黄色く変色します。観察会では皆さんに観て頂きます。民間療法では危険なので使用しないように戒めています。


「芥子の花 毒隠し持ち 虫誘う」


[1257] 一輪草 [PC]  2014/04/06 06:50:56    [削除]


   一輪草と二輪草との区別は葉っぱぐらいの違いか?同じ仲間のキンポウゲ科イチリンソウ属に属している。厄介なことにニリンソウは一輪から三輪まであるので、一輪の花だけだと間違ってしまう。イチリンソウの方が兄貴分になっているが、名前はニリンソウと同時に付けられたのかなとロクの勝手な想像だ。
 近くの散歩道二輪草コースには葉が出てきた時に訪れただけで、今頃は花を咲かせているだろうなと思いながら、まだ会いに行っていないご無沙汰を詫びている。明日にでも寄り道してみるか。


「林床に 孤高の人か 一輪草」


[1258] 男声合唱団「昴」 [PC]  2014/04/07 07:05:00    [削除]


   クレオ大阪中央大ホールは立錐の余地もないほどの観客で埋まりました。男声合唱団「昴」第9回のコンサート会場です。日本のうたごえ祭典コンクールで過去何回も上位入賞をしてきた折り紙つきの合唱団です。2時間あまりの演奏は外の寒さを吹き飛ばしてくれる熱気あふれたコンサートでした。
 団員に知り合いが数人いるので、自分のことのように嬉しくなっていました。我が地域の合唱団は混声となっていますが、男性が少ないので何時も肩身の狭い思いで練習に励んでいます。ということで羨ましくもありました。引き抜きしたい気持ちです。


「ゆらゆらと 春を奏でし コンサート」


[1259] 唐橘・枳殻 [PC]  2014/04/08 07:18:19    [削除]


   からたちの花~♪というと故人になられた島倉千代子さんを思い出すが、北原白秋作詩・山田耕筰作曲で「からたちの花」という歌曲が歌い継がれている。我がコーラス団の今年の練習曲になっていて、昨日も練習してきたばかりだ。ロクのパートはバスだが、何時もバスに乗り遅れて皆さんに迷惑をかけている。4声がそれぞれ主役で引っ張る個所があるので、ちゃんと歌わないと目立ってしまう。口パクの手抜きが出来ない。
 カラタチは漢字表記でも判るように中国原産だが、日本には古来から持ち込まれている。全草が薬用になり、入浴剤に使うと爽やかな芳香があり、血行を促進したり、化粧水としても効果があるようだ。ミカンやキンカンの接木台としても使われているとのこと。


「枳殻の 花は引き寄せ 棘痛し」


[1260] 花曜日メンバー [PC]  2014/04/09 07:39:17    [削除]


   断りもなしに花曜日メンバーを紹介します。普通はプライバシーとか肖像権などあるので、個人を特定できる写真は極力載せないようにしてきました。何回も花曜日で行って来たとアップしているので、他の方からどんなグループなのと聞かれます。「三美女」という事でお許しを頂いた事にしてアップしました。実はメンバー紹介より、ロクの楽しそうな姿をアップしたかったのです。
 六甲最高峰に行く時は有馬に降りて、温泉に入って帰るというのが普通ですが、今回は有馬から最高峰に登り魚屋道から風吹岩に出て、会下山(えげのやま)遺跡へ寄り道して芦屋川に下山しました。会下山遺跡は弥生時代の標高200mの高地性集落跡です。始めてのコースで楽しかった!


「頂きに 立ちて春昼 笑顔満つ」


[1261] ポストのある駅舎 [PC]  2014/04/10 07:09:46    [削除]


   自然観察会の下見に妙見口まで行って来ました。駅舎はレトロな雰囲気に作りかえられています。能勢電の終点で創業100年を記念してリニューアルされたようです。寅さんが待合室から出てきそうな雰囲気です。このタイプの郵便ポストもとんと見かけなくなりました。若かった頃ラブレターらしきものを投函しに行って、出そうか出すまいかと郵便ポストの前を行ったり来たりした記憶が甦ってきます。
 都市部の桜は散り始めていますが、能勢辺りでは今が盛りです。エドヒガンが自生していますので、遠目にも山中での桜の主張が目立ちます。ソメイヨシノより早く咲き出し、遅くまで残ってくれるのが嬉しいです。


「しゃぼん玉 飛ばしてみたき 赤ポスト」


[1500] 山里の春 [PC]  2014/04/11 06:42:31    [削除]


   農家の方々が春の訪れとともに畑仕事に精を出す季節になりました。太陽が燦々と降り注ぎ、山にはタムシバ・コバノミツバツツジ・ザクラなどが咲き、間もなく木々の芽吹きも始まります。休む間もなく次から次へと仕事があると思うのですが、傍観者には春の長閑な営みに見えます。
 我が家の窓から見下ろす田んぼにも農機具が入り耕しが始まりました。その後をお婆さんが何時ものように丁寧に観て回っています。腰を屈めて草を引き抜いたり、小石を取り除いたり。今年も元気でいらっしゃったんだ!


「萌え色を 消して土色 トラクター」

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