6san-activelifeのブログ

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

大狐の剃刀

             オオキツネノカミソリ蕾

            花弁の外まで飛び出す雄しべ


 昨年の開花情報をもとにオオキツネノカミソリの観察会が計画され、地元という事で案内役を仰せつかった。気になるのは最近の天気である。梅雨末期という事で局地的に豪雨を降らせている。ピンポイント天気予報では昼頃に少し降るかもしれないという事だった。自生地は初谷渓谷といわれる渓筋である。渓の入口あたりからオオキツネノカミソリが散見でき、期待を膨らませてくれる。群生地まで辿り着きしっかり観察して貰ったが、空模様がだんだん怪しくなり、河原でピクニックをとシートを拡げた段階で、雨が降り出して来た。木蔭に陣取ったつもりだが雨脚が強くなり、食事もそこそこに撤収を余儀なくされた。上流域で雨が降れば、下流で水嵩が増すだろうと判断するのは常識である。結局半日だけの観察会になってしまった。
 最近は鹿の害でキツネノカミソリが激減している。基本的に全草毒だといわれているが、特に根茎が毒性分を多く含んでいる。鹿は少しぐらいの毒なら食べ尽くしてしまう。ここでは辛うじてオオキツネノカミソリが残っている。花が少し大きく雄しべが飛び出しているのが特徴である。キツネノカミソリは日本原産とされていて、平塚市上ノ入遺跡から炭化球根が発見され、縄文時代には食用として利用されていたと推測されている。


「変幻と 狐の松明 林床に」