笑み栗
果実が熟れて口を開くことを「笑う」と表現されるが、一番当てはまるのは栗だと思う。能勢は栗の産地で早生栗が道の駅に並べられている。ブランドになっている銀寄栗も間もなく出て来るはずだ。随分と前から、何時笑ってくれるかと待っていた。知り合いの農家の方が落ち栗を集めに来られていたので、笑み栗を写真に撮らせてもらった。木に付いているのが良いのだが少し高いところなので旨く撮れない。わざわざ落として貰ったものを写真に収めた。「笑い栗」というネーミングで、栗を食べ易くして商品化されている物まである。
「笑み」と「笑う」には基本的に違いがある様で「微笑む」などと表現されるように「笑み」というのは内面から出て来る発露をさし、「笑う」は外面的な刺激によって湧きおこるものをさすらしい。内面からも外面からも笑いある生活をしたいものだが、ニュースを聞いていても、将来に不安を抱える内容ばかりで心から笑えない。テレビは相変わらず低俗番組の洪水を流し続け、国民の白痴化を推進している。
「笑み栗を 連れて帰ろか 里の道」