山茱萸
早春に咲き出すミズキ科のサンシュユが綺麗です。稗撞節に出て来る♪庭のさんしゅうの木~♪だとずっと思っていました。民謡で歌われているのはミカン科の山椒の事だと後で知りました。サンシュユは中国・朝鮮半島原産で日本には薬用として江戸中期に渡ってきました。漢字表記に茱萸を充てていますがこれはグミのことで、秋に成る実はグミそっくりです。黄金色に咲いている様子を植物学者 牧野富太郎氏がハルコガネバナと名付けました。秋の別名は秋珊瑚です。
実を食べてみましたが渋くって美味しいものではありません。ところがこの実は1800年前から薬として使われてきたようで、八味地黄丸の主成分だそうです。特に中年過ぎからの男性には願ってもない薬効があるようです。滋養強壮・頻尿・夜尿症・インポテンツ・めまいなどに効くようです。山茱萸酒にして毎日盃一杯飲めばみるみる元気にだって!そろそろロクもお世話になろうかな。
「聴くだけで 元気もりもり 春黄金」