満月と金星・右下は木星か？

　2019年になってから一度も行けていない山歩きに出かけるので、早寝早起きを心掛けた。と言っても通常より1時間前倒ししただけである。予定通り5時に目を覚まし空を見上げると煌々と月が輝いている、東に目を転じると明けの明星が木星か火星を従えて上がって来ている。こんな時の空に「宙」を感じる。元来、ロクは天体が好きなので夜空に煌めく星たちの天体ショーは、事あるごとに観るようにして来たが、夜中に防寒着を着込んで出掛けることもなくなってきた。天体望遠鏡も何処へ行ったのかも定かでない位「宙」から遠ざかった。
　春になると空気が霞んでくるが、厳寒の今は空の青さが何とも言えない。冬の青空にトンビが輪を描いていると、何時までも観ていたいのどかな田園風景である。上昇気流を旨く捉えそ省エネ飛行で天高く舞い上がるのに何時も感心する。それに付けてもカラスの何と飛ぶのが下手なことか。ところがトンビよりカラスの方が強いのを何度も目撃した。
　昨日は妻の誕生日だったので、何か欲しいものや要望が無いか尋ねた。今まではお座敷天ぷらを食卓で揚げたりしていたが、後片付けが大変だと断れれた。それではと温泉施設に行くことにした。プール歩きが出来るので山歩きの足慣らしにもなる。今年は手抜きの誕生祝いで一石二鳥だった。僕がカラスで妻がトンビだ。

「ピーヒョロロ　冬空高く　鳶の舞い」