昔あそび
ルール説明のあと実践する
教室に貼られた詩
今年も小学校での昔遊びを伝える授業に声が掛かる。能勢に小学校が6校あった頃は校庭での凧上げや、竹馬、羽根つきなど各種あったが、1校に統合されてからは室内での遊びが中心になってしまった。何となく形だけ繕っていると言う感がしてならない。それでも子どもたちは楽しそうであった。まりつき・コマ回し・おはじき・お手玉・けん玉・べったんの6種類を、6班に分かれた1年生が約10分余り毎に入れ替わり遊んで行く。
毎回コマ回しを担当していたが、今年はベったん(めんこ)を担当してみた。遊び方も色々あり、床にテープで区画を作り、そこに置かれたベったんを弾き出すという遊びだった。もちろん裏返したり、潜り込ませたりしてもゲット出来るというルールだ。少しばかりズルをする子がいたりするが、それも知恵の内だと眼を細める。
何よりも昨年11月に秋探しのハイキングに連れて行った児童たちなので、ロクさんやという声があちらこちらから上がり、遊びの最中にも擦り寄って来る。その子たちは初めての体験として詩を作り、その作品が教室の入り口に貼られている。学年主任の先生から是非見てやってくれと声が掛かる。山歩きの途中で伝えたことを覚えていてくれて、詩の中に喜びや驚き、疑問なども折り込まれている。
「真冬日も 児らの息吹に 追い出され」