早咲き桜
河津桜
花びらを落とし始めたオカメ桜
寒緋桜
十月桜
八重なのに実を付ける子福桜
大寒桜
雨が降れば植物園という不文律があるので、早咲き桜と珍種椿を訪ねて長居植物園に行って来た。ここは植物園に至る公園内にたくさんのサクラが植栽されている。雨が降っていても傘をさして鑑賞できるのが良い。写真に撮るためには青空が欲しいが贅沢は言えない。特に早咲きの桜が各種植栽されているので永らく花を楽しむことが出来る。
少し盛りを過ぎた河津桜がひときわ目を引く。オカメザクラは花びらを落とした雄しべが雨に打たれ、終末期を迎えた雰囲気を出している。二度咲きの十月桜も春にはたくさんの花を付けるが、他の桜に主役の座を明け渡している。寒緋桜は独特の色合いで頭を垂れている。それらの桜を観ながらヤマザクラ系だとかオオシマザクラ系だとか言って親探しをしている。
ここの公園ではメジロが人慣れしているのか、近寄ってもあまり驚かない。桜の下に潜り込んで見上げると忙しなく吸蜜している。花ごと落としているのを見かけるのでニュウナイスズメでも来ているかと探すが、普通のスズメしか見当たらない。間近で小鳥たちとも遊べる公園でもある。
園内ではソメイヨシノの開花に合わせて「桜まつり」でも開催されるのか、ぼんぼりが張り巡らされている。込み合う前の早咲き桜観察がお勧めである。
「散り時を 知っているやら 早桜」