桃源郷
ハクモクレンが最盛期
サンシュユやケイオウザクラ
各種の花木が野生状態に
ボランティア活動拠点
切り花に出来る啓翁桜(ケイオウザクラ)
奈良県生駒郡「平群」は、過っては花桃を栽培されていたので、まさに桃源郷というべき別天地だった。ところが桃の花の需要も減り、花桃だけで1年間食べていける状態ではなくなった。最近では年中需要の絶えない菊栽培にシフトされている。
花木栽培の農家も減り放置林が増えて来たので、過っての景観を再び蘇らそうとボランティアさんたちが頑張っている。下草を刈ったり、ツルを取り除いたりして、広い山林内を一歩ずつ整備されておられる。我がトンボメンバーがそこで活動されておられるので、昨年に続き案内をお願いした。彼からも逐一情報が入り今が最盛期だと知らせてくれる。後は天気の心配だけである。
晴れ予報のなか近鉄生駒線「平群」駅前に総勢21人が集まった。コミュニティーバスは定員が24人である。基本的には地域住民の足になっているので、元気なものが歩けば良いとバス停に並んだ。運よく住民や他のグループもいなかったので、全員が乗車でき幸先の良いスタートになった。
バスの窓からはアオモジの花が散見でき、参加者からあれは何?これは何?と聞かれる。現地に到着するまでに既に気分が高揚している。現地の様子は説明するより写真で紹介したい。ただ地元で頑張っておられる仲間の案内だから、一般の人では見付けられないスポットに案内して頂ける。半数近くが昨年も参加され満足されたが、その人たちが今年の方がもっと良かったと言って下さったのが何よりだった。
「深呼吸 守り守られ 桃源郷」