ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

野薊(ノアザミ)

         日本固有種のノアザミと貴重な白花ノアザミ

          如何にも痛そうなアメリカオニアザミ


 散歩道でノアザミが咲き出して久しい。5月の初旬から咲いていたと思う。基本的にアザミ類は秋の花であり、ノアザミ一種だけがこの時期から咲き出す。最近は外来種が渡来して来ているので一概には言えなくなってきた。日本特産種のアザミは100種位あるらしい。もちろんノアザミも日本の固有種である。ノアザミの白花種が山野草愛好家の庭先に咲いていたので、話を聞かせて頂き種まで貰って帰った。かなりの貴重種なので盗掘が絶えないらしい。自生で咲いているのに巡り合いたいものだ。
 アザミ類は殆どが食用になり、薬効も優れている。利尿・止血・滋養強壮・神経痛・整腸作用もあるようだ。棘が気になるが若葉や新芽の時には苦にならずに食べられる。山牛蒡として土産で売られているのはアザミの根っこである。確かに野菜のゴボウはアザミそっくりの花を付けているので、同じ仲間だと言うのがよく判る。紛らわしいのにヤマゴボウ、マルミノヤマゴボウ、ヨウシュヤマゴボウというのがあるが、何れもシカも食べない毒草なので間違わないようにして欲しい。
 最近よく目に付く外来アザミにアメリカオニアザミがある。如何にも痛そうな棘で人や動物たちを近寄せない雰囲気を持っている。アメリカを冠しているがヨーロッパ原産らしい。タンポポと同じように綿毛で勢力を拡げている。駆逐すべきか否か。


「野薊を 風に揺らそか 手折ろうか」

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