ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

栗の花

                 クリの雄花

             雄花の根元にクリの雌花

             間もなく異臭を放つクリの花


 昨日はトンボのメガネ例会でシジミチョウの観察予定だった。週間天気予報でも金曜日に雨マークが入りやきもきしていた。通常の植物観察なら雨でも差し障りないのだが、高木樹冠を飛翔するシジミチョウを追っかけることはできない。前日まで天気の推移を見守っていたが、雨になるとのことで中止にした。今回は大阪府立大学の先生に蝶の研究をしている学生さんを紹介して貰った。彼は院生で就職活動中だが我々のためにレクチャーしてくれることになっていた。資料を準備して頂いたり、捕獲体験用の補蝶網まで用意して貰っていた。皆さんからの期待も大きく、中止連絡を残念がられた。
 あれだけ雨を降らしたのに近畿地方は梅雨入り宣言が出来なかった。毎年この季節になると独特の匂いでむせかえるようになる。能勢は栗の産地で山の斜面などに栽培されている。昨年は極端に収穫量が少なかったが、今年は天候異常さえなければたくさんの収穫が期待できる。住民としてはクリの花の異臭など我慢しなければならない。クリは縄文遺跡からも保存食として利用されてきた果樹である。クヌギなどのドングリも常食していたようだが、当時でもクリは他のドングリに比べて美味しかったので、貴重なものであったはずだ。
 観察会ではクヌギ、アベマキ、クリの葉の違いを確認し合う。それぞれに針状鋸歯を持っているが、葉緑素が鋸歯まで達しているかなどで判断する。別の判断方法ではクリの葉裏には線点があることで見分けたりする。火傷やウルシかぶれなど皮膚疾患に薬効があるので、昔から利用されてきた。イガには脱毛防止作用もあるらしい。


「このコース 今日は避けよう 栗の花」

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