山の神たち

　　　　　　　　　　　　　　　　眼下に渡月橋も

　　　　　　　　　　　　　位置関係がよく判る概略図

　　　　　　　　　　　忘れたストックを届けてくれたバス

　50歩100歩のリーダーは雨女なので月2回の例外がよく流れる。昨日は何とか打ち上げ会場までは雨に遭わずに済んだ。初めてのコース「嵐山」を案内してくれた。ジュークエイセスの「女ひとり」にも登場する「嵐山（らんざん）」は誰でも知っている観光地である。しかしマウント「嵐山」には登ったことが無かった、と言うより在ることも知らなかった。松尾大社で下車し鈴虫寺を横目に、静かな雰囲気の西芳寺（苔寺）脇を超え登山道に入る。京都トレイルの西山コースに入っているので、案内はしっかりしている。「嵐山」まではトレイルから離れたコースをとるが、判り易い概略図も所々に掛けられている。迷う事もなく嵐山～烏ヶ岳～松尾山を経由して観光地嵐山に下山することが出来た。位置的には保津川下流（大堰川・桂川）右岸で、サルの餌付けで有名な「いわた山」を見下ろすところにあり、渡月橋も開けたところからは観ることも出来る。
　嵐山駅前まで雨に遭わずに下山できたことを感謝し、駅前喫茶店で打上げしている時に雨が降り出した。もう大丈夫と安心してビールを戴いたのが災いしたのか、帰りのバスで眠ってしまった。慌てて飛び降り自宅に辿り着く前にストックを忘れたのに気付いた。早速バス会社に連絡し忘れ物届けを済ませる。暫くしてから連絡が入り、折り返しのバスが下車した停留所まで届けてくれると言う嬉しい電話。バス会社の素早い機転と運転手に感謝して、飲まなくても十分なのに豊かな気分になりまた乾杯。

「近畿では　下山嬉しい　梅雨忘れ」