ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

門被り(山芋)

             まだ成長過程の「山芋門被り」


 農家や戸建てで見かけるのは門被りの松や槇だが、我が家はちょっと変わっている。毎年ヤマイモを竹に巻きつけさせて「門被り山芋」に仕立てている。掘ったことは無いが地中の芋はかなり大きく育っているはずだ。ヤマイモのツル先はまるで目を持っているかのごとく、方向確認をしながら右往左往し絡みつく先を探している。そんな観察をしていると植物の逞しさを感じられる。花を咲かす頃になると蝶や蛾が集まり卵を産み付ける。数センチもある大きな幼虫などが棲み付く。小さなビオトープでもある。
 秋になるとたくさんのムカゴを付けてくれる。ムカゴ飯にしたり、塩ゆでしてビールのお供にする。かなりの量になるので仲間にお裾分けしたりもする。ムカゴが植え込みに幾つも落ちる。翌年には新たな芽を出すので適当に間引いてやらないと、植え込みのツゲが窮屈だと不満を告げる。ご近所からは変わった家だなと思われていることだろう。
 昔は専用の道具を作りヤマイモ掘りに出掛けた事もあったのを思い出す。先人たちはヤマイモのツルが枯れる前に、目印用として麦の種を植えておいたらしい。麦が冬場に青い芽を出す頃に掘りに行くらしい。我々素人はまだツルが残っている時に掘りに行くので、掘り出すのにかなり苦労する。平らなところでは労力を費やすので、山の斜面でなければ掘り出せない。そしていざ掘り出しても、芋に小石を巻き込んだ状態のもので、後の掃除が大変だった。そんな意味でムカゴは簡単にヤマイモ味を楽しめる。


「もてなしは 暫く待ってと 缶ビール」

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