ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

甦った「鬼平」

                 カラスウリ

             熟れると白くなるスズメウリ


 秋の夜長、興味外の本を退屈そうに読んでいる僕をおもんばかって、妻が図書室から鬼平犯科帳を借りて来てくれた。池波正太郎のものは殆ど読んでいるので「んッ?」と思って表紙に眼をやると「蘇える鬼平犯科帳」となっている。長谷川平蔵をテーマに7人の作家が一話ずつ分担して書いている。池波をトレースした様な作品もあったり、平蔵の実物像に迫るものだったり、内容が多岐にわたり楽しませて貰った。何でも手当たり次第に読んでしまう読書傾向を把握されているので、適当に見繕って選んで来てくれるのはありがたい。僕が図書室に行けば、好みの作家の棚に直行するので、今回の様な本には多分出合わないだろう。
 池波をトレースした様な作品もそれはそれで楽しいのだが、人物設定や必ず登場させる料理など脇役に無理があり、池波フアンには物足りない。カラスウリとスズメウリの違いを感じる。カラスウリは根から天然無添加の安全天瓜粉がとれたり、種子や果実からの薬効もたくさんある。スズメウリは垂れ下がる実が可愛いだけである。


「朱を残す 烏瓜には ほど遠く」

×

非ログインユーザーとして返信する