蕗の薹(フキノトウ)
たぶん雌花だろう
春の雪
冴え渡る今朝の月
今朝の外気温-3℃
2月の末にフキノトウが出だしたので写真に収めたのだが、本格的に採取出来る頃に撮れば良いかと待っていた。変な気候続きとコロナ騒ぎですっかり忘れていた。昨日は寒の戻りで終日雪が舞う1日だったが、足止めついでに晴れ間を狙ってフキノトウ採取に出かけた。今朝も放射冷却で外気温は-3℃の真冬日になっている。今年は既に届けられたフキノトウで蕗味噌を造ったのが好評だったので、今日も主夫業に甘んじるつもりで作ってみようと覚悟している。
フキは雌雄異株で早春に花茎を葉に先駆けて顔を出す。その姿がなんとも言えない可愛さなので、スケッチして文集の表紙に使ったことを想い出す。雄花は花粉を付けるので黄色くなり、雌花は白色と区別している。苦味健胃薬として胃のもたれや胃痛に用いられてきた。咳を止め痰を取り去る効果もあるようだ。
春は苦味と言われるがその代表格がフキノトウだろう。少量なら汁の浮かしにしてもよし、天ぷらにしても風味が逃げない。ある程度まとまった量なら、フキ味噌にしておけば常備菜としても重宝する。熱いご飯にも合うし、酒の肴にもなる。
「蕗の薹 早いの遅いの そこかしこ」