今年のサクラ
公園のソメイヨシノ若木
エドヒガンが紅白で
ヤマザクラとエドヒガン
今年は散るのを忘れたのかと言いたいぐらいにサクラが残っている。本来ならエドヒガンが終わり、ソメイヨシノが咲き出すのだが、どちらも今なお見頃を保っている。コロナで自粛ムードが拡がり、花見が禁止されているので、サクラが観て見て!と言って頑張ってくれているのかな。どうやら開花期間の長さ記録が出そうだ。コロナ菌の世界的蔓延と並んで、地球の異変をサクラにも見る感じがする。
誰も遊んでくれなくなったので、近場でサクラの追っかけをする羽目になっている。北国の春を連想するような一気咲きが目を楽しませてくれるが、喜んでばかりおられない昨今の事情である。図書室がクローズされているので本も読めない。古本屋あさりをしたいが都会まで足を運ばなければならない。仕方なく与謝野源氏の文庫本を引っ張り出したりしたが、字が小さく紙が黄ばみ、さあ読もうと言う気持ちにならない。田辺聖子源氏を読みたいが手元にない。青春時代には素通りしてきた太宰治などに目を向け直している。今読み出したのは「津軽」という旅行記だが、新たな日本発見の糸口にはなりそうだ。
ロクを文学老人にしてどうするのだ。あくまでもアクティブライフが信条である。自由に動き回りたい!「ロクマグロ」が失速してしまっている。ブログ仲間のみよんさんが「自由だった頃」と題した回顧記事を連載されておられるが、そうならないように願いたいものである。
「青空に 散るを忘れし 桜花」