穴場探し
二度わらしの爺婆
町内歩きの行き先在庫もだんだん底をついてきた。さりとて公共交通機関を利用して遠出はしたくない。ましてや世は連休の狭間である。どこか人の来ない穴場が無いかいな?と思案を巡らす。知り合いからの情報で「るり渓温泉」のコバノミツバツツジが満開だから良かったらどうぞ!と教えて貰った。
るり渓温泉は車で20分ほどの京都府南丹町に位置し、能勢町天王区からは5分ほどの隣町である。他府県には移動しないでと言われているが、能勢町は何処へ出るにも他府県をまたがないと行けない陸の孤島になっている。幸い「るり渓温泉」は昔から京や浪速の奥座敷になっていたので文人墨客が遊んだ処であり、周りに集落も無い山中に位置する。
駐車場が混んでいたら引き返す位の気持ちで行くことにした。温泉利用客も少なく、公園にも殆ど人通りが無い。ラッキーとばかりに咲き乱れるコバノミツバツツジを満喫してきた。植栽されたのか自生なのか判断できないが、山の斜面に見事な景観を作っている。先日天王歩きをした時にも山にたくさんのコバノミツバツツジが咲いていたので、この辺りの環境が生育に適しているのかも知れない。西宮広田神社も有名だが、此処のは一目千本で一望できる。
「はいポーズ 躑躅に浮かれ 二度童子」