大輪田泊り(おおわだのとまり)
清盛くんと清盛塚(十三重塔)
経ヶ島堤の石椋(いわくら)
大輪田橋から見た運河
一遍上人墓所
須磨寺の五猿
兵庫観光のメインであったはずの「清盛関連の史跡巡り」が触れられていないよ!と妻から指摘があった。歴史音痴のロクには史実に基づいて語ることなど出来ない話なのだ。ボランティアガイドでも付いてくれれば話は別だが。大河ドラマの清盛はあまり人気もなかったので観なかった所為もある。『平家物語』の冒頭に出てくる「祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり」それに繋がる「驕る平家はひさしからず」と言う戒めの言葉が、平家に対しての負のイメージを増幅させる。ところが神戸人は今でも清盛びいきの方が多いらしい。現在の神戸港を開いた礎として大輪田泊りの開削が寄与したからである。800年を過ぎた今に当時の面影は残っていないが、港湾都市として引き継がれているのを確認できる。
そんな兵庫の町には福原京を巡るコースと、清盛塚が含まれる大輪田泊リコースがあるので、必然的に後者を歩くことにした。清盛が作った経ヶ島の石で積まれた堤である石椋(いわくら)と清盛塚とされる十三重塔は見ておきたい。清盛像は昭和43年に立てられたと言うから付け足しのような感が拭えない。それよりも漫画チックな清盛くんが可愛い。
兵庫大仏アップの時に俳句を間違って入力していた。「秋の秋」ではなく「旅の秋」だった。禅問答として読まれた方もおられたかも。次回訪れる機会があるならば福原遷都コースを訪ねてみたい。遊郭の雰囲気がまだ残っているかも。
「儚世に 兵どもも 秋を知り」