ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

寒波の贈り物

             青空でこそ映えるタマミズキ

             氷の結晶が宝石を散りばめて

             仲間が一行寺楓の説明中


 何人かのメンバーから、今日は寒いのでお休みしますとのメールやLINEが届く。前日にコロナの蔓延と大寒波襲来の二重苦が押し寄せているので、決して無理をしないようにとの連絡を流しておいた。多分2~3人の参加者だろうと思っていたので、弁当も持たず箕面駅に向かった。ところが予想を超えて7人の強者たちが結集してくれた。えらいこっちゃとばかりに駅前コンビニでカップ麺を購入する。熱湯だけはテルモスに用意して置いた。
 気温こそ終日2度を上回らなかったが、風もなく快晴で歩く分には苦にならなかった。寒さ対策としてオーバーズボンまで穿いて行ったが途中で脱ぐほどだった。
 今回のテーマはタマミズキ観察と昆虫館の特別展「日本の蝶展」鑑賞である。
 まだ関西では松の内ということなので阪急宝塚沿線「七福神巡り」の訪問先にもなっている西光寺と龍安寺にも寄り道して、一両から万両までの縁起物植物探しや、紅葉の天ぷら材料になる一行寺楓なども見て頂いた。境内では氷柱が垂れ下がり、その水滴が落下して宝石を散りばめているのに巡り会えた。まさに寒波が作り出した自然からの贈り物である。
 タマミズキも凛と冴え渡った青空に見事な実を披露してくれた。モチノキ科は殆どが常緑樹だが、タマミズキは数少ない落葉樹である。滝道にはクロガネモチなども赤い実を付けているが葉っぱがあるので目立たない。葉を落としたタマミズキだけがこの季節スポットライトを浴びるという構図になっている。小鳥たちに啄んでもらい子孫を増やしたいところだが、条件が揃わないのかあまり見かけることの出来ない樹種である。


「キンキンと 音を伴い 寺冴える」

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