ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

梅と地衣(ちい)類

            梅の幹にはびっしりと地衣が

               雨上がり後の流れ

               今朝は雪が舞っている


 梅の木でよく幹や枝に付着している苔状のものを見かける。苔の仲間と思われているかも知れないが「地衣(ちい)」と呼ばれる別の生き物だ。苔と区別されるのは植物ではなく、菌類として分類されている。世界には2万種ほどあり、日本でも1600~1800種ほどが確認されている。梅に着いているのはその1種というわけである。ブナなどの樹皮の模様を形成しているもの地衣の1種である。高山の岩や墓石などにも付着している。
 地衣類は、菌類が藻類と共生することで、お互いに助け合い生活している。菌類が住処と水分を与え、藻類が光合成で作った炭水化物を与えている。両者は共生関係にあるが、独立した生物と同じような繁殖形態を持ち遺伝していく。
 大気汚染や環境の変化に弱いので、地衣類がある処はまだ汚染されていないと判断できる
環境指標生物としての役割もある。梅の木やブナの木なども住処としているが、そこに寄生しているわけではない。幹や枝を伝わる雨露ぐらいを拝借している程度だから、大目に見てやって欲しい。梅の古木に付着している地衣は日本画のアクセントにもなっている。
 週間予報で真冬日に戻ると予想されていたが、朝から雪になってしまった。冬から春に進む頃には三寒四温を繰り返すので覚悟していたが、最近は一気に陽春になり、かと思えば真冬日に逆戻り、再び4月の陽春になるという。ついて行けない!今日は救援会の会議があるので箕面まで出掛けなければならない。よりによって(x_x)


「咲いたとて 油断めさるな 冬戻り」

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