出て来たものの

　　　　　　　　　　　　　　　　　カワウ♂♀かな

　今朝は一番の冷え込みになるということだったので、昨夜から覚悟していた。実際の気温を確認するべく階下に降りてみた。室内で0度を少し下回り、室外では氷点下3度ぐらいになっている。不思議と霜が降りていない。この寒さは放射冷却ではなく、寒気団がもたらした本格的なものだろう。数日の陽気に誘われて越冬していたアシナガバチが出て来たものの、昨日の冷え込みで震え上がっている。
　一昨日はまだ土手道を歩ける平均的な2月の気温だった。そのコースでは何時もカワセミに出合えるかなと期待して散歩している。最近はカルガモに混じってコガモまで来てくれるのでより楽しみが膨らむ。
　この川にはカワウが住み着き、竹藪に小さなコロニーを作っている。排泄物で竹の葉が白くなっているのが目障りだ。カラスとヒヨドリまではロクの交友録に加えているが、カワウ被害など聞くにつけ、害鳥とのイメージが抜けきれず、お友達になりたくない野鳥である。琵琶湖の竹生島や、伊丹昆陽池では駆除作戦を展開しているが、成果のほどはいかがなものか。1960年代頃は全国で2000羽ぐらいしか確認されていなかったのに、青森以南で数を増やし、想像も出来ないぐらいに繁殖している。ウミウは鵜飼として風物詩だが、カワウの有効利用は考えられないのだろうか。

「狩りよりも　川鵜ほっこり　日向ぼこ」