梅林と霜柱
霜柱を手の上に
中山観音奥ノ院
楽ちんコース
緩やかコースを歩く「3木会」行き先は何度も訪れている中山コースである。今回は早咲き梅を観賞しようと境内にある梅林に寄り道した。大阪城当りの梅林では既に見頃を迎えているというが、さすが宝塚近くまで北上するとまだ蕾堅しと言う状況で、全体的には咲き始め(1部咲き)という状況だった。ここの梅林は、早咲きから遅咲きまで植栽されているので、永らく梅を愉しめるようになっている。
タイトルに「梅林と霜柱」としたが「春と冬」にした方が良かったのかも知れない。それも隣り合わせではなく「同居」状態である。能勢町内の温度表示電光掲示板では-6℃になっていたらしい。帰り道で確認しても4℃という真冬日だった。
一昨日に経験した強風も収まり、陽射しのある山道ではぽかぽか陽気で、防寒着なしで歩くことが出来た。ところが地面は凍結状態で霜柱も溶け出す気配がない。4センチぐらいの霜柱があちらこちらで茸の集団のように伸びている。長いのでは7センチぐらいあっただろうか。地中の水分が毛細管現象で地上に細い氷の柱として出てくる「霜柱」は世界に類を見ない日本の特異現象らしい。あと何年続いてくれることやら。
妻は踏み潰してサクサクした音と感触を楽しんでいたようだが、ロクとしては自然が作り出したアート作品だとばかりに、霜柱を避けながら山道を歩いた。春と冬同居の山歩きで気分もすっきり!
「ぽかぽかと サクサク同居 春隣」