ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

冬山椒(フユザンショウ)

         翼のついた葉と鋭い棘を持つフユザンショウ

             ノイバラも芽吹いてきた

           ギリシャを彷彿させる青空と白い館


 暖かさも昨日までとの予報だったので、春恒例の野草料理の場所探しに歩いてみた。昨年は「アベを呼ばない桜を観る会」としてコロナ禍の中で野草料理を屋外で楽しんだ。今年は二番煎じも出来ないので「新緑を愛でながらの野草料理」というパターンになるだろう。桜の開花が殊の外早くなりそうな気配だからである。まだ当分はキャンプ場などクローズされているはずだから、渓谷沿いの広場を候補地として目を付けておいた。ただ、施設ではないのでトイレもないし、水など持ち込まなければならないのが難点である。追々考えることにしよう。
 歩いた渓谷沿いにフユザンショウを見付けた。ミカン科サンショウ属は概ね落葉樹だが、冬にも葉を残すところからフユザンショウと名付けられている。観察会で出会ったら必ずと言っていいほど「山椒4兄弟」の話をする。サンショウとイヌザンショウ、カラスザンショウまでは比較的知られている。フユザンショウになるとあまりお目に掛かれない。羽状複葉の葉軸に翼が着いているのを確認して貰う。実を味見したことがあるが、普通の山椒より刺激があり、何時までも舌や唇にしびれ感が残った。食用には適さないが薬用にはなるらしい。日本には雌株しかないというもの不思議な現象だ。
 山椒4兄弟と紹介しているが、本当はイヌザンショウとカラスザンショウの交雑種かも知れないと推察されているコカラスザンショウや、沖縄、小笠原父島でしか観られないイワザンショウと言う種類もある。6兄弟と紹介した方が良いのかも知れない。


「青と白 浅葱溶け込む 芽吹き時」

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