ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

小紫陽花(コアジサイ)


 花壇で窮屈そうに行き場を失った形で生き残っているアマチャの花が色を帯びてきた。その様子で、世間ではアジサイの季節を迎えたよ!と知らせてくれる。観に行きたいところだが植物園はクローズされていることだろう。
 野の花派のロクは野生のアジサイに惹かれる。中でもお気に入りは装飾花を持たないコアジサイが良い。渓筋に目立たず咲いているのに出会すと、今日も汗をかいた甲斐があったと思い、一服の清涼感に浸れる。
 コアジサイは日本固有種で関東以西に分布する。愛用の山渓図鑑編纂の頃にはユキノシタ科だったが、最近の分類ではアジサイ科になり、かなり知れ渡るようになった。5㎝ほどの散房花序には4㎜の花をたくさん付けているのが全て両性花である。アジサイ仲間で中性花を持たないのはこの1種だけである。ルーペの世界だからまだしっかり観察していないが、当分咲いてくれるので、機会をみて花の造りを調べてみたい。
 昨日もこれで梅雨時なのと疑うぐらいの青空が、さあ出掛けようと誘ってくれた。近くにある龍河渓谷を散策するとテングチョウが乱舞し、白蝶がクマノミズキ周辺で舞っている。蝶たちの羽化に出くわせたのだろう。渓谷ではバス釣りたちがルアーを操っている。出掛けると色んな発見や風景に出合えるのが嬉しい。


「薄暗き 渓に一彩 小紫陽花」

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