ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

毒溜・毒痛(ドクダミ)

             蕾も可愛いドクダミの花


 日陰に咲くドクダミの花が初夏を演出させてくれる。葉に触れると独特の臭いがするが、その臭いにも長年の付き合いで苦にならなくなってきた。何回もこのブログで紹介しているので、目新しいことは思いつかないのだが、やはり登場させたいお気に入り植物である。
 と言うのは三大民間薬の座を今なお堅持しているからである。過去には化粧水として利用していたが、その化粧水も妻の老化に追いつかなくなってきたので、最近は健康茶として活用させてもらっている。いつも愛飲している万能茶の増量材として混ぜている。十薬との別名を持つぐらいだから身体に良いと信じて疑わない。ドクダミとゲンノショウコ、センブリの3種は安心して服用できるところから「三大民間薬」として君臨できている。
 黄色い花穂の下で白い十字形が開いているが、ドクダミは花弁も萼片も持たない植物で、花弁に見えるのは「苞」と呼ばれるものだ。観察して頂くとよく判るが、大・中・小の4枚で構成され、花穂を包み込んでいた証である。一番大きい苞が最初に開き、左右の苞が開いたあと、最後に小さな苞が開いて十字になる。
 今年も知人からたくさんのドクダミが届けられたので、陰干ししたあと健康茶として愛飲する予定だ。浴材としての薬効もあるので活用したい。


「十薬の クルスが憂さを 忘れさせ」

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