スカイラインGT-R
スカイラインGT-R
車道楽のたまり場にあるスポーツカー
<キューバで出会ったクラシックカーたち>
野暮用があったので、色んな事でお世話になっている知人に連絡を入れると、近くまで来ているので、15分後には伺えるとの連絡を頂いた。しばらく待つとドオ~ンドオ~ンと重低音が玄関前に鳴り響いた。ピンポ~ンがなる前に出てみると、まるでクラシックカーのような年代物のスカイラインが横付けされている。憧れのGT-Rである。年代までは聞かなかったが、日産がプリンスと合併後に出したと思われる愛好家憧れの名車である。トヨタ2000GTは今では億単位の値で取引されているらしいが、スカイラインGT-Rも1千万円から数千万円で回っているようだ。
我が家も娘のお下がりで貰ったスカイラインで通勤していたことがある。GT-R後のスカイラインだから、まだプリンス色が残る垢抜けたデザインだった。ところが外国旅行に行く回数が増えるに従って、マイカーへのステータス気分が薄らいでいった。車は移動手段でしかない、走れば良いのだと思うようになり、車を磨くなんて事はしなくなり、傷が付いても気にすることもなくなった。車検の時に掃除をして貰うだけで、馴染みの車屋さん泣かせが今も続いている。
と言ってもクラシックカーなどを見るのは好きだ。キューバ旅行の目的は「老人と海」のヘミングウェイの世界に浸りたかったのと、アメ車のクラシックカーが化粧直しをして街中を走っているのを見たかった。それって男の遊び心をくすぐってくれる。
「炎帝を 貴族になって 奔りたし」