ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

里山の脇役たち

            ノアザミ・クワの実・トンボ


 能勢に限らず何処の里山でも目にするのはノアザミであろう。タンポポが終わり、最近勢力拡大中のブタナ(タンポポ擬き)の黄色と、紫色のアザミが咲き乱れる風景は里山ならではの情緒を醸し出してくれる。
 この季節に咲いているアザミの殆どはノアザミだが、日本特産種だけでも100種を超えると言われている。最近は里山でもヨーロッパ原産のアメリカオニアザミという厄介な外来種が目に付くようなった。何とか駆逐したいのだが棘が鋭いので、引き抜くことも出来ない。アザミの棘は動物たちに食べられないようにとの戦略である。日本特産アザミは山菜として全草利用できると言われても、なかなか手を出せずに山菜メニューから外している。ところがアザミには様々な薬効があり、滋養強壮などと聴くと試してみたいが、棘が邪魔して触手が動かない。根っ子のキンピラなどは美味しいと思うのだが。
 脇役で欠かせないのがクワの実だろう。これなど子ども時代の郷愁まで感じさせてくれる。今年はキイチゴ類が豊作で各種口に運んだが、クワの実には追いつかないと勝手に思っている。野原にはノアザミが咲き、畑の脇に植えられたクワの実が熟れ出し、蝶やトンボが飛んでいるとそれだけで絵になる。そんな絵を週刊誌の表紙で見たような気がする。今朝も昭和のノスタルジーに浸っているロクである。ワクチン2回目接種日だから静かな一日を過ごすつもりだ。


「野薊が 早苗に紫 投げて咲き」(春夏季重かな?)

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