ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

奈良の庭園巡り(おまけ付き)

              氷室神社お渡り神事


 サークル「トンボのメガネ」例会は久し振りの活動再開ということで、比較的参加しやすい奈良の庭園巡りとした。年間計画では御所市の「葛城の道」コースを彩るヒガンバナを訪ねるつもりだった。ところが今年はいずこもお彼岸を待たずに咲き出したので、急遽行き先変更になってしまった。もちろんコロナの感染状況も念頭に置いた上での判断である。再開を待ちわびた17人で奈良公園を楽しんできた。
 下見の時にはひっそりしていた「吉城園」では、既に団体さんが入っていると受付で伝えられた。1時間あまり庭園を楽しんでいる間にも、シニアの団体が来られるなど、皆さん穴場を熟知されておられる。我々のサークルは植物観察をかねているので、ところどころでかたまりが出来る。それぞれが先生になりレクチャーを受ける。苔生した緑の辺りでは「色盲」の話が披露され、人類の進化と色を感じる環境の変化、白黒しか判断できないだろう生き物や、可視光線の違いなど興味深い話まで披露される。結論的には「色盲」なんていないという話に落ち着く。
 物議を醸し出した奈良の高級ホテル建設だが、それに目隠しする如く併設された「旧山口氏南都別邸庭園=ゆう伽山園地」にも寄り道してきた。
 おまけは氷室神社の「お渡り」神事に出合えたことである。昨年10月1日に氷室神社の氏子たちによって58年振りに再開された神事である。今年もコロナ禍のさなか、引き続き人数制限をした上で開催された。氷室神社から興福寺南大門跡の御旅所の間を350kgもの御鳳輦(ごほうれん)を10人の担ぎ手で往復するらしい。まだ認知度が低いのかカメラマンの殺到も無く、我々のために練り歩いてくれたような気がする、間の抜けたような太鼓のドンが、辺りにこだまする長閑な神事だった。


「古の 奈良にスリップ 秋祭り」

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